「翔んで埼玉PartⅡ(仮題)」ビジュアル(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会

GACKT、1年の休止期間経て完全復活「翔んで埼玉PartⅡ(仮題)」撮影再開で2023年公開へ

2022.10.01 23:15

アーティストのGACKTが体調不良から1年の休止期間経て完全復活し、2023年公開の映画『翔んで埼玉PartⅡ(仮題)』の撮影が再開したことが発表された。

  

GACKT、1年の休止期間経て完全復活

2019年、魔夜峰央原作の『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社/累計発行部数72万部)が二階堂ふみ・GACKTをW主演に迎え、まさかの実写映画化。埼玉を徹底的にディスるという衝撃的な内容で話題となった映画『翔んで埼玉』は、興行収入37.6億円を記録。第43回日本アカデミー賞では最優秀監督賞を含む12部門を受賞、さらに海外でも数々の映画賞を受賞するなど、日本映画史にその名を轟かせると共に、映画界を翔び越えた史上空前の“埼玉ブーム”を巻き起こし、社会現象にまで発展。埼玉県民の心にもその郷土愛を深く刻んだ作品となった。

1日の「土曜プレミアム」(フジテレビ系)にて放送された『翔んで埼玉』の中で、麻実麗役のGACKTから続編の撮影再開が発表された。2021年夏、『翔んで埼玉PartⅡ(仮題)』制作を発表し撮影が進められていたものの、GACKTの体調不良による無期限活動休止を受け、一時撮影は延期となった。そして、約1年の休止期間を経て、ついにGACKTが完全復活。全埼玉県民待望の『翔んで埼玉PartⅡ(仮題)』の撮影が再開することになった。さらに、2022年から公開時期を変更して、2023年の劇場公開も決定。GACKTと二階堂の続投は変わらず、前作を超える壮大なスケールでお届けする、日本最高峰の茶番劇がいよいよ再始動する。

GACKT、完全復活を報告「元気な姿で帰ってくる事が出来ました」

GACKTは、「体調不良で活動を休止していましたが、おかげさまで元気な姿で帰ってくる事が出来ました。見ての通りの“復活”です。今日はこれから、ボク・GACKTの出演作『翔んで埼玉』を観て頂くわけですが、その前にお知らせがあります。続編の撮影がついに再開致します。是非次回作も楽しみに待っていて下さい」とコメントした。

「翔んで埼玉」とは

「パタリロ」等で一世を風靡した漫画家・魔夜峰央が1982年に発表した作品が、2015年に『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』として30年ぶりに復刊されると、「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言っているだけで口が埼玉になるわ!」といった強烈なセリフや、“埼玉県”を徹底的にディスる内容が多数のメディアで取り上げられ、SNSを中心に大きな反響を呼び、遂に実写映画化までされるに至った。

メガホンを執るのはドラマ『電車男』(05)、『のだめカンタービレ』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズ、『ルパンの娘』シリーズ等、数々のテレビドラマ・映画をヒットへ導いてきた武内英樹。脚本には、『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ルパンの娘』シリーズを手掛ける徳永友一。2人のタッグにより、原作の魅力でもある強烈な“埼玉ディス”や自虐ネタは勿論、架空の東京を頂点とした関東一帯の壮大な下剋上の物語として、更にスケールアップ。主人公の麻実麗、壇ノ浦百美が、埼玉県人の自由を求めて戦う「愛」と「革命」の物語として、未完成であった原作の“その先”を見事に紡いだ。

そして、主演を務めたGACKT・二階堂をはじめ個性が強過ぎる実力派豪華キャストが集結。単なる“埼玉ディス映画”ではなく、日本映画史上最大のエンターテインメント作品として’19年に全国で公開されると、ご当地・埼玉県を中心に全国各地にその独特な魅力を放つ世界観に惹きこまれる中毒者が発生した。中には、100回以上も劇場で見たという強者が現れるなど、多くの人を虜に。興行収入は37.6億円を記録する一大ムーブメントを創り上げた。

埼玉から世界へ 全世界を魅了した「翔んで埼玉」

公開直後から、多数のメディアやSNSを中心として同作は爆発的な話題を呼び、公開1週目には週末興行ランキングで堂々の1位を記録。更に、公開翌週の週末興行収入は前週比108.3%、3週目に突入しても初週対比104.4%と驚異の伸び率を記録。動員ランキングでは11週連続ランクインし、最終興行収入37.6億円を記録しヒット作品になった。

そのムーブメントを牽引し続けたのは、やはり“埼玉県”。県別の興行収入シェアは23%を超え、全国の興行を支えただけでなくファンの間でまことしやかに“聖地”と称されたMOVIXさいたまでは39週連続上映が行われるなど、県を挙げて地元愛が炸裂。

その勢いは国内にとどまらず、第21回ウディネ・ファーイースト映画祭観客賞をはじめとし、海外の映画祭でも数々の賞を受賞。どの国・地域にも存在する「愛郷心」が多くの人達の感動と賞賛を呼び、高い評価を受けた。そして遂に、2020年に開催された「第43回日本アカデミー賞」では、最優秀賞を受賞した監督賞・脚本賞・編集賞をはじめ、その年最多となる12部門を席巻。

更に、地上波で初めて放送されると、平均視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、2020年に地上波で放送された映画では並居る人気作品を抑え堂々の1位となった。放送時のTwitter国内トレンドの1位~20位を独占、世界トレンドでも1位にランクインするなど、「埼玉」という名を世界各地に轟かせた。(modelpress編集部)
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