横浜流星「流浪の月」影響でインスタフォロワー減少も前向き「役者冥利に尽きる」
2022.07.04 22:54
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俳優の横浜流星が4日、都内で開催された映画『流浪の月(るろうのつき)』ティーチインに出席。同作の影響の大きさを語った。
横浜流星「流浪の月」出演後の変化
凪良ゆうによる傑作小説を実写化した本作は、10歳の時に誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(広瀬すず)、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文(松坂桃李)、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮(横浜)、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみ(多部未華子)らが織りなす人間ドラマを描く。この日は李相日監督も出席していた。李監督から、本作への参加後の変化を聞かれた横浜は「今までも作品と役に自分の中で全力を注いできていたつもりなんですけど、『流浪』前はまだまだ、今もですけど駆け出しなので。作品を並行してやることが多かったので、十分な準備期間がなかったりして。『これで大丈夫なのかな?』っていう不安がありながらやっていたんです」と回想。
「『流浪』で準備期間が自分の中ではすごくたくさんいただけて。すごく幸せな環境を監督が用意してくださったおかげでっていうのもそうだし、監督の現場の姿を見て、これからより魂を込めて命をかけて作品・役に熱く向き合わなければいけないなっていうのは、『流浪』後に感じて。だからその後の作品は全てそういう思いでやっています」と明かした。
そのスタンスで疲れないかを李監督に尋ねられると、横浜は「疲れます」と笑い「無我夢中に走ってきたけど、今は自分の中でも作品が終わったらちょっと休みをもらえたりしているので。それは事務所と話し合いながら今はできているので、いいバランスでできているかな」とも話していた。
横浜流星「流浪の月」きっかけにフォロワー減少
観客に対して嫌悪感を残さなければならない役柄に恐怖心があったか質問されると、横浜は「なかったです」と答え「本当にたくさんの方に知ってもらったのが『初めて恋をした日に読む話』っていうドラマなんですけど、その前からいたし、なのにそこでたくさんの方に知ってもらって、ちょっと自分の中でうわってなってしまったんです」とブレイク当時を述懐。「移り変わりが激しいっていうのは、自分の中でそこで感じたので。十分。ずっと人気があるなんて保証できないしってなった時に、自分の代わりなんていくらでもいるからこそ『本物にならないといけない』って」とも。
そんな横浜は「もちろん嫌悪感を抱かれるような役だし、現に僕はInstagramをやっているんですけど、277万くらいのフォロワーがいたんですけど今は274万に減っているんです(笑)。でもそれは自分にとっては役者冥利に尽きるなっていう風にも思っています。もちろん悲しいことはあるんですけど」とフォロワー減少も前向きに捉えている様子だった。
さらに「これからも絶対、そういう役とか作品とかに出るじゃないですか。たぶんきっと出るけど、それでも自分のことを『いい』と、『応援しよう』って思ってくれる人を大事にしたいなって」とファンへの思いを語ると、会場からは温かい拍手が送られた。
横浜流星、広瀬すず&李相日監督に感謝
広瀬との共演に関して、どんなプロセスを経て距離が縮まったのか質問された横浜は「会うことが多かったので、僕はぐっと近づいたっていうよりかは徐々にって感じでしたね。とにかく撮影前の期間までにその関係性を作れるように、たくさん会おうということで会ったりとか。あとはいろんなところでも言っていますけど、(広瀬の写真をスマートフォンの)待ち受けにすることによってずっと目に付くので待ち受けにしたり。とにかく更紗のことをずっと考えることによって、自分の中で気持ちがどんどんどんどん芽生えていったっていう感じです」とコメント。また観客から、本作を通じて李監督や広瀬から引き出されたものを聞かれた横浜は「つまらない答えですみませんが、全てです(笑)。本当にそうなんですよね。相手がすずちゃんじゃなかったら、そして李さんじゃなかったら、こうなってなかっただろうし」と返答。
そして「本当に、周囲とかで今までで1番『観たよ』っていう言葉をいただくんです」と報告し「それこそこの間、(ほかの)映画の初号(試写)があった時に、そこの初号の感想とともに全員から“『流浪の月』も観ました。今までの流星くんじゃなくて”っていう有難いお言葉をいたいたんですけど、それは全部全部本当に自分の力じゃなくて、お二人の力なので本当に感謝です。ありがとうございます」と話していた。(modelpress編集部)
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