磯村勇斗、役作りでロケ弁も食べず「食欲という欲望を捨てて」<ビリーバーズ>
2022.06.06 20:34
俳優の磯村勇斗が映画初主演を務める「ビリーバーズ」(7月8日公開予定)の完成披露上映会が6日、都内で行われ、磯村のほか、女優の北村優衣、俳優の宇野祥平、メガホンを取った城定秀夫監督が登壇。過酷な撮影現場を振り返った。
磯村勇斗主演「ビリーバーズ」
常に先鋭的な作品を世に問い続けカリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹が「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作「ビリーバーズ」を実写化した本作。磯村は、宗教的な団体の中で、食欲・性欲などいかなる欲も捨て去り浄化を目指し、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動く主人公のオペレーターを演じる。
磯村勇斗、役作りで意識したこととは?
撮影を振り返り、磯村は役作りで意識したことについて「無人島で暮らしているので、そこは説得力を持たせたいと思い…ご飯を我慢をしていたりとか食欲という欲望を捨てて撮影に臨んでいた」と告白。「現場ではロケ弁も出ていたんですけど、みんなで『食べちゃダメだよ』って言いながら一生懸命耐えてきたので、本当に修行をしているような」と話し、3人で励まし合っていたと明かした。また、北村は「どうしてもご飯が食べたくなったら、磯村さんが『ナッツなら良いよ』ってナッツを差し入れしてもらって」とコメント。また、劇中で土に埋まるシーンについて「土に埋まるのは大変でした。こんなに土って足を動かなくさせるんだって」と撮影時の苦労を語った。
同じく土に埋まるシーンを撮影したと言う磯村は「俳優をやっていて土に埋まるというのはなかなか無いので、とても良い経験ができたな」と前向きなコメント。一方で「雨で土が固まってしまったので、かけられるとどんどん重くなってきて」と明かした。
このシーンを経験した北村が「絶対に土に埋まって死にたくない」と呟くと、磯村も「それはすごく思いました」と共感していた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】