綾瀬はるか(C)モデルプレス

綾瀬はるか、9割プール撮影で「部活みたいな感じ」長谷川博己から労いも<はい、泳げません>

2022.05.25 16:03

俳優の長谷川博己、女優の綾瀬はるかが25日、都内で開催された映画『はい、泳げません』公開直前イベントに出席。綾瀬が、プールでの撮影エピソードを語った。

  

長谷川博己&綾瀬はるか「はい、泳げません」

(左から)綾瀬はるか、長谷川博己、渡辺謙作(C)モデルプレス
本作は、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司(長谷川)と、小鳥遊に水泳を教えるコーチ・薄原静香(綾瀬)が織りなす希望と再生の物語。この日はメガホンをとった渡辺謙作監督も出席した。

長谷川博己、9年ぶりの共演となる綾瀬はるかの印象明かす

長谷川博己(C)モデルプレス
「映画のこういうイベントが4~5年ぶりぐらいなのかな?」という長谷川は、かつてNHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦役を務め、映画では初共演となった綾瀬について「華々しさも素晴らしいですし、頼れる共演者です。9年ぶりにお芝居するってなると少しあれなのかなと思ったんですけど、すっと僕は入っていった感じがして。全然違和感なくやらせていただきました。本当に楽しかった」とコメント。

綾瀬はるか(C)モデルプレス
一方の綾瀬は「その(『八重の桜』の)あとも割と仲良くさせてもらっているっていうのもあって、自然に。あと台本を読んだときに、この役がピッタリだなって。長谷川さんが、小鳥遊先生と思っていたので。すごく一緒にやっていても楽しく」と笑顔を見せた。

綾瀬はるか、長谷川博己(C)モデルプレス
長谷川のどんな面が小鳥遊にぴったりだと思ったのか聞かれると「思考がぶわーっと行く感じが。突き詰めていくっていうか。ばーってこだわり抜くみたいな。なんだけど、精神的にもがいている感じを、みんなが支えるみたいな(笑)。あ、いい意味ですよ(笑)」と明かし、これに長谷川は「この物語自体も、いろんな女性に支えられていく話というか。そういう感じがあるので、間違ってないと思います」と笑っていた。

綾瀬はるか、9割プール撮影で「部活みたいな感じ」

綾瀬はるか、長谷川博己(C)モデルプレス
プールでの撮影に関して、長谷川は「監督が結構プールの中での撮影を求めるので、なるべく沈んでなきゃいけないんですよ。沈むためには、息を抜かなきゃいけないんですよ。その状態でずっと何かやらなきゃいけないので、すごく苦しくて(笑)。それはありましたね」と振り返り「僕は基本的に泳ぐのがずっと好きだったものですから。その意味では、どうしたら泳げない人の役を演じられるかなっていうのは、なかなか悩ましいところで」とも明かした。

長谷川博己(C)モデルプレス
さらに「綾瀬さんのコーチが現場でついてたんですけど、そのコーチさんが綾瀬さんに教えているのはきれいな泳ぎなんですけど、それと全く逆のことを僕はしようと思って。そういうことをしたりとかしていましたね」と述懐。「あと、水恐怖症という役だったので、水を嫌いになるっていう感覚を自分で作っていかなきゃいけないっていうのは、結構難しくてですね。でも実際、これが終わって、今までずっとプールが好きだったんですけど、ちょっとプールに入るのが嫌になってきて。もしかしてちゃんとした役作りができたのかな(笑)」と話していた。

綾瀬はるか(C)モデルプレス
綾瀬は「なかなか水の中の撮影ってないので。私は9割くらいプールの撮影だったので。スタッフさんみんな、水着とキャップを被って。監督もそうなんですけど。全員水中でやっていたので、ちょっと部活みたいな感じがしていました。なので、部活の延長で映画が出来上がっていくみたいな(笑)。楽しかったです」と発言。

綾瀬はるか(C)モデルプレス
「学生以来、あまり水泳をやっていなかった」という綾瀬は「コーチに、一か月ちょっと前から週2ペースくらいで、クロールだけでいいって言われたので。クロールの、いかに先生っぽく、かっこよく、プロっぽく(見えるか)っていう訓練をしたんですけど、撮影をしていたら監督が『エンドロールで4種目撮りたくなったから、4種目やって』って急に言い出して(笑)。それでバタフライとか撮影終わりに練習したんですけど…特に使われてもなかった(笑)」と暴露。これに長谷川は「すごく撮影が大変なのに、そのあとに一人残って、コーチと一緒にずっと泳ぎの練習していて。すごいなあと思っていたんです」と労っていた。

長谷川博己、綾瀬はるかのコーチぶりを評価「先生っぽかった」

長谷川博己(C)モデルプレス
そんな綾瀬のコーチぶりについて長谷川は「先生っぽかったんですけど、今回のこの役、少し超人的なと言ったらいいのか、そういうところの部分もあるというか。それがちょうど彼女の持っている無邪気さと言いますか、ちょっと天使的な雰囲気というか、それとすごくマッチしていて、完璧な感じでしたね」と絶賛。また「ちょっと、たまに叱られたいなって」と白い歯を見せていた。

長谷川博己&綾瀬はるか、自身が“できないこと”を告白

綾瀬はるか、長谷川博己(C)モデルプレス
その後、自身が「できないこと」に話が及ぶと、長谷川は「服を捨てられません」と告白。「洋服を買ったりするのがすごく好きで。あまり着ないのにもかかわらず、なんとなくとりあえず買っちゃおうって言って買っちゃうんですよ。結局着ないままずっと取ってあるというか、どんどんクローゼットが埋まっていって。断捨離とかしなきゃいけないのかなっていう風に思ったりするんですけど、いつか衣装なんかで使える可能性もあるなって、そう思ってずっと取ってあって、部屋が服だらけになっているっていう状況です(笑)」と語り、靴を本作で使用したことも紹介した。

長谷川博己(C)モデルプレス
一方の綾瀬は、かわいらしいカマキリのイラストとともに「触れません」と返答。長谷川に「絵うまいね」と褒められ「本当ですか?」と喜んだ綾瀬は「特にカマキリが苦手で」と虫に触れないことを説明した。長谷川は「痛い感じですか?」と尋ね、綾瀬は「パリッとしてそうで」と独特な表現で苦手な理由を説明し「子供のころからです。よく学校帰りに道端にカマキリがいたんですよ。座った横に、ここにいたとか」とも。

綾瀬はるか(C)モデルプレス
そんな綾瀬に「触れる?」と聞かれると、長谷川は「結構触れる。昔よく決闘させたんだよ。カマキリ同士(笑)」と回顧。克服方法を聞かれた長谷川は「逆に、敢えて思いっきり触ってみるとか。水に入れないっていうのも、意外と逆療法というか。押されてばーんって入ってみたら大丈夫みたいなのと同じで。一回、カマキリに挟まれてみる。痛え!って思いながらも愛着がわくかもしれない」と提案し、これに綾瀬は「なるほど。じゃあもし次にカマキリに出会ったら手を出してみます(笑)」と返していた。(modelpress編集部)

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