桜田通、ストーカー気質のヤバメ男子を好演「わたし達はおとな」本編映像解禁
2022.05.26 12:00
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俳優の桜田通が出演する映画『わたし達はおとな』(6月10日公開)から、桜田にスポットを当てた本編映像が解禁された。
映画「わたし達はおとな」
監督は、『平成物語』(2018年/フジテレビ系)、『俺のスカート、どこ行った?』(2019年/日本テレビ系)など話題のテレビドラマの脚本を手掛けるだけでなく、「きれいのくに」(2021年/NHK)では、第10回市川森一脚本賞を受賞。さらに、自身が主宰する「劇団た組」で感性鋭い作品を発表し続けている演出家・脚本家の加藤拓也。今作がオリジナル脚本による監督デビュー作となる。制作は、『勝手にふるえてろ』(2017年/大九明子監督)、『寝ても覚めても』(2018年/濱口竜介監督)、『愛がなんだ』(2019年/今泉力哉監督)、『本気のしるし』(2020年/深田晃司監督)を手掛けてきたメ~テレと、制作会社ダブ。新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの第1弾公開作品として制作された。
主演を務めるのは、瀨々敬久監督の『菊とギロチン』(2018年)で映画初主演を果たし、同年の『鈴木家の嘘』(野尻克己監督)でもヒロインに抜擢され、第40回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など、その年の多くの映画賞を受賞し、その後、映画、テレビ、舞台、CMなど幅広い分野で活躍している女優・木竜麻生。
そして近年、映画『his』(2020年/今泉力哉監督)や『佐々木、イン、マイマイン』(2020年/内山拓也監督)などに出演し、2021年には、『くれなずめ』(松居大悟監督)、『明日の食卓』(瀬々敬久監督)、『のさりの島』(山本起也監督)、『空白』(田恵輔監督)など4本の長編映画に出演し、唯一無二の存在感と比類なき演技力が評価され、第13回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞した藤原季節が木竜演じる優実の恋人役・直哉をつとめる。
さらに桜田のほか、菅野莉央、清水くるみ、森田想、山崎紘菜ら、加藤監督が信頼する若手俳優陣が集い、次世代の日本映画界を担う若き才能が集結した。
桜田通、ピュアすぎるがゆえの“ストーカー気質”ヤバメ男子に
今回解禁となったのは、2006年にミュージカル『テニスの王子様』の主人公・越前リョーマ役に抜てきされ注目を集めて以降、映画『orange-オレンジ-』(2015年)や『君の膵臓をたべたい』(2017年)、ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(2019年、TBS系)、『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(2020年、読売テレビ・日本テレビ系)などの話題作に立て続けに出演し、Netflix『今際の国のアリス』や『全裸監督2』でも人気を博した桜田の存在感が際立つ1シーンだ。桜田は今作で、主人公の優実(木竜)の元カレで今だに想いを寄せる同級生・将人役として出演。優しい表情に柔らかい仕草、常に笑顔で優実に話しかけ、理想の彼氏といっても過言ではない爽やかな好青年を体現しており、ファンはもちろん、ファンならずともときめく魅力を振りまいている。
しかし、解禁された映像では優実は若干困惑気味。それもそのはず、将人は純粋がすぎるがあまり、優実の後をつけていたかのようにカフェに先回りしていたかと思うと、半ば強引に同席。付き合ってもいないのに誕生日が近いからと“ハートのネックレス”をプレゼントする、ピュアすぎるがゆえにちょっと思い込みの激しいヤバメ男子だったのだ。さらに、プレゼントの中身は2つあり、もう一方はなんと、付き合っていた頃の2人を描いたという手作り絵本。まさかのプレゼントに優実は困り顔だが、桜田演じる将人は照れくさそうに笑う空気の読めなさ加減。
一歩間違えばヤバい、際どい役どころだが、桜田は持ち前のスタイルと瑞々しさすら漂う柔和な雰囲気で「こんな人、近くにいたかも」と思わせる絶妙な役柄に作り上げた。
今作では、主演の木竜演じる優実、藤原演じる直哉はもちろん、桜田演じる将人をはじめ、菅野、清水、森田、山崎らの若手実力派の俳優陣が、思わず「いるいる!」と唸ってしまうキャラクターを見事に演じきっており、彼らの演技と相まって、リアルさを追求した加藤監督こだわりのカメラアングルにより、まるでリアルな生活を覗き見しているような不思議な感覚を味わえる。妙な緊張感と切迫感で観るものを引き込み、圧倒的な牽引力で物語に巻き込まれていく新感覚な内容となる。(modelpress編集部)
あらすじ
大学でデザインの勉強をしている優実(木竜麻生)には、演劇サークルに所属する直哉(藤原季節)という恋人がいるが、ある日、自分が妊娠していることに気付く。悩みながらも優実は直哉に妊娠とある事実を告白する。直哉は将来自分の劇団を持ちたいと願っていた。現実を受け入れようとすればするほどふたりの想いや考えはがすれ違っていく…。
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