上白石萌音、神木隆之介は「歯を食いしばって悔しがる」森七菜と新海誠最新作出演に闘志燃やす
2021.12.15 19:09
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女優の上白石萌音と森七菜、アニメーション監督の新海誠が15日、都内で行われた新海監督の最新作「すずめの戸締まり」(2022年秋公開)の制作発表会見に登壇した。
上白石萌音、神木隆之介は「歯を食いしばって悔しがる」
以前新海作品の「君の名は。」(2016年)でヒロイン・宮水三葉役を担当した上白石と、「天気の子」(2019年)ヒロイン・天野陽菜役の森。今回の登壇で上白石は、「今日は最新作の制作発表という晴れの舞台に来ることができてとても光栄です。マイクを持つと6年前の制作発表で、手が震えるくらい緊張して、その時、隣では新海監督大ファンという神木さんが饒舌に喋っていて…。ここからなにかすごいことが始まるのかなって思っていました。そして、今日は会場に取材の方も多くいらっしゃって、まぎれもなく、新海監督の最新作なのだと実感しています」と会場を見渡し挨拶。
そして今回神木の登壇がなかったことについて「神木さんはおそらく歯を食いしばって悔しがると思いますが、今日は新海ファミリーの一員として楽しみたいと思います」と冗談交じりに笑顔で話した。
森は「監督とお会いするのが久しぶりで、緊張しています。3年前、上京してきたんですが、何も知らない私をよく新海さんは選んでくれたなぁと思って。今日はできるだけ魅力を伝えられるように頑張ります」と緊張の面持ちを浮かべながらも、会見への意気込みを語った。
上白石萌音&森七菜、最新作オーディションに闘志燃やす
新作のヒロインについての話になり、森は「ヒロインに監督の夢や理想が乗っていると思うんです。今回のすずめにはどういった女の子であってほしいっていうのはあったんですか?」と新海監督に質問。新海監督は「戦う女の子なので、現代が舞台ではあるのですが、もっとすずめのことを知らないと…。最終的にはわかると思うのですが。上白石さんや森さんのような、教えてくれる人と出会いたいですね」と回答した。これを聞いた2人は「さっき、オーディション受けない?って話してたんだよね!」と、最新作のオーディションへ前のめりの気持ちであることを告白すると、新海監督は「神木君も受けたいとおっしゃってて(笑)。でも2人はオーディション強そうじゃないですか」と笑いながら伝えた。
それでもオーディションへの意欲の高まる2人は「でも気になるよね、どっちが監督に選ばれるか」「無礼講だよね」「オーディションではフェアなので」と掛け合い、楽しそうに闘志を燃やした。
また、上白石は「そういう意味では右も左もわからないような私たちに“かけ”をして、選んでくれたということで、なんて懐が大きい方なんだろうって」と改めて前回のオーディションで選ばれたことを回顧し、しみじみ。それには新海監督も「オーディションでこの人なんだってわかるから。“かけ”という感覚はなかったです」と答え、2人の太鼓判を押した。
上白石萌音&森七菜、最新作の感想明かす「一生のお守りみたいな作品になると思います」
さらに、今回の上白石と森の登壇は、新海監督直々の依頼だったと明かされると、上白石は「嬉しいです」、森は「私たちのこと好きなんだなって思いました」とニッコリ。新海監督の作品が2年ぶりとなることについて上白石は「早いですよね。監督寝られてるかな?ってすごくいろんなことを思いながら、まさか発表の場に来られるとは思いませんでした」と語り、森は「3年後に来るんじゃないかって予想していたので、一足はやい公開で計算がちょっと狂いましたし(笑)、さらに楽しみになりました」と答えた。
しかし作品公開前のため、内容について詳しく言えないことに「言えないことが多いんですよね…」と上白石。作品作成途中の鉛筆書きで描かれた“Vコンテ”を見た2人は「新海さんの声が吹き込まれている、その骨組みだけでも一瞬でした、圧倒されましたし、ストーリーにも引き込まれて、新海イズムはありつつ、新しい扉を開いたような感じがしました」とコメント。
森は「びっくりして、このゾクゾクとか、迫りくる鳥肌とかいい意味で気持ち悪くて、自分でもわからないもので気持ちが動かされている感じでした。新海さんが公開された年は、その年の1年が変わるという感覚があります。新海さんの言葉や作品をみると、鳥肌が立つんです。鳥になっちゃうよ~って思いました(笑)」とお茶目に明かした。
最後に、改めて作品を見た感想を上白石から「常に不安があって、どんな幸せな時も明日はどうなるかわからない世の中です。でもこの作品は前から引っ張られるような前向きな終わり方で、勇気をもらいました。だからこれに新海さんの色彩が乗るとより。例えば、なんでもない道路がすごくきれいになるような、壮大なんですけど、身近で、自分の物語になると思います。そして、一生のお守りみたいな作品になると思います」とコメント。
森は「年を取るたびに悩み事が増えていて、悩みごとの解決の仕方を閉じ込めておくことはできるけど、扉を開けて、揺るがす事態が起きてもちゃんとぶつかり合っていけば、どうにか自分の納得いく結末が待ってるような、扉の開け方を教えてくれた作品です。そこの勇気を一番押してくれた。教えてもらうことが多い作品だと思います」と伝え、最新作公開へ期待を膨らませた。(modelpress編集部)
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