内野聖陽、西島秀俊 (C)モデルプレス

西島秀俊「きのう何食べた?」続編に意欲 内野聖陽の紫綬褒章受賞も祝福

2021.11.03 15:47

映画「きのう何食べた?」の初日舞台挨拶3日、都内の劇場で行われ、W主演を務めた西島秀俊内野聖陽、出演の山本耕史、磯村勇斗、メガホンをとった中江和仁監督、舞台挨拶の進行としてお笑いコンビ・Wエンジンのチャンカワイが登壇した。

  
よしながふみ氏による人気マンガを西島と内野のW主演で実写ドラマ化した「きのう何食べた?」。2019年4月期に深夜ドラマが放送され、異例のヒットを記録。ドラマ最終回は“何食べロス”に陥る人が続出した。ドラマの続編であり、劇場版の制作はファン待望となる。

内野聖陽、万全の日焼け対策も…

磯村勇斗、内野聖陽 (C)モデルプレス
舞台挨拶では西島・内野ペア、山本・磯村ペアに「自分だけが知っているエピソード」を発表するコーナーが設けられた。西島は「(内野演じる)ケンジは細くて(肌が)白くないとうけなかった。内野さんは日焼けしないように完全防備で、サンバイザーみたいなやつをして歩いてて、東宝でめちゃくちゃ有名になった」と話すと、チャンカワイも「1度だけスタジオで会ったけど派手は強盗が入ってきたと思った」とその異様さを物語った。内野は「俺は日に焼けやすい。マスクしてサングラスして、おでこにターバンを巻いて絶対に日焼けしないようにしたし、もちろんUVクリームも塗った。それで日傘を指して歩いていた。けど、対策をしてもこの程度」と笑っていた。

一方、内野は西島の「自他ともに認めるスイーツ好き」のエピソードを披露。「さっき、『紫綬褒章おめでとう』ってプレゼントをくれたんですよ。でも口の周りに何かついているんですね。『ドーナッツ食べたでしょ?』って」と西島のお茶目な一面を暴露した。

西島秀俊、山本耕史 (C)モデルプレス

山本耕史の胸筋は「雪見だいふくみたい」

「山本さんと言えば筋トレ」という磯村は「何食べの現場でたまたま着替えているところを見た。裸がすごかったんですよ、胸筋が(笑)。みたことない胸筋だった。雪見だいふくだった。雪見だいふくみたいに白くて、柔らかいけどしっかり鍛えられていてちょうどいい状態だった」とその肉体美に圧倒されたという。西島も山本の胸筋を「僕も舞台で見た」といい、「雪見だいふくが大きかった。この人忙しいのにトレーニングの資格も取ったからね」と明かした。

山本は、「磯村くんはA型で足のサイズは26.5。今年の9月11日で29歳になった。これくらいは調べれば出てくる。でも僕は生まれた時間も知っています。9月11日の朝6時17分です」とドヤ顔。西島が「なんで知ってるの?親御さんと連絡取っているの?」と目を丸くすると、山本「いや、さっき聞きました(笑)」と種明かしした。

(左から)チャンカワイ、磯村勇斗、内野聖陽、西島秀俊、山本耕史、中江和仁監督 (C)モデルプレス

「きのう何食べた?」ジーズン2に意欲

この日観客を前にした登壇となり、西島は「ようやく完成してお届けできて、みなさんにお会いできてうれしい」と喜び、「質問があったら答えたいくらい。怒られるかな?質問いいですよ」と台本にはない進行を提案して、ファンを喜ばせた。内野も「深夜の30分でひっそりやっているつもりだったのに、こんな場所で大きなスクリーンになった。鬱陶しく思わないでくださいね」と呼びかけた。

西島が「そりゃシーズン2やりたいですよ」と続編に意欲をみせると、ファンから大きな拍手が沸き起こり、隣に立つ内野も満面の笑み。「ドラマが終わって2人はどこかで幸せに喧嘩しながら生きていると思っていた。そこに映画の話が来て、台本を読んで2人がちゃんと生きていて変わっていないのがすごくうれしかった。感動したのを覚えている。撮影は色々あって大変だったけど、全然そんなこと関係なく撮影が楽しくて幸せ」と“何食べ”に対する熱い思いを打ち明けた。

磯村勇斗、内野聖陽、西島秀俊、山本耕史 (C)モデルプレス

内野聖陽「紫綬褒章」受賞に驚き

また、この日は内野の「紫綬褒章」受賞についての話題に触れた。内野は「この賞をいただけてすごくびっくり。エイプリルフールなのかってくらい。僕は1つの役を徹底的に掘り下げていくのが変態的に好きな人間。(受賞理由に)“力強い役から繊細な役まで”と書かれていたんですが、繊細な役はまさにこのこと(何食べ)なんじゃないか」と心境を語ると、西島は「恋人役としてすごくうれしい。ドラマのシーズン1が終わったときに『もっと深くやれるよね』って確認していたんですよね。俳優としての理想を求め続けているんだと改めて思いました」と自分のことのように大喜びだった。

舞台挨拶が終了しキャスト陣が退場するタイミングで内野と西島はお互いの肩を組み、2人で大きく手を振った。その姿にファンは大興奮で、惜しみない拍手で見送っていた。(modelpress編集部)

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