岡田将生、バースデーサプライズに気づかず驚き 西島秀俊が絶賛「岡田君の演技は突出してすごい」＜ドライブ・マイ・カー＞

西島秀俊が絶賛「岡田君の演技は突出してすごい」

同作は、計り知れない喪失と仄かな希望を綴った村上春樹氏の短編小説の映画化作品。2年前に妻（霧島）が突然、秘密を残してこの世からいなくなってしまった家福（かふく／西島）は、寡黙な専属ドライバーのみさき（三浦）と出会い、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。

日本での公開を前に、第74回カンヌ国際映画祭にて、日本映画としては初の快挙となった脚本賞をはじめ4冠を達成した。

濱口監督ら関係者がカンヌから帰国してから初のイベントとなったこの日。岡田は「嬉しいですよ。本当に嬉しくて、西島さんに初めて連絡しました」と明かした。西島は「そうね（笑）メールはお互い教えていて、『メール、来ないな』と思っていたのですけど、『よかったね』というメールをやり取りしました」と振り返った。

同作では、西島と岡田が車の中で長回しで撮影したシーンがあるそう。岡田は、「心が豊かになればなるほど怖くなっていく自分がいて、それをすべて見つめてくれている西島さんがいて成立していました。今まで撮影をしてきた中でも、本当に忘れられない撮影で、いまだにずっと、…死ぬまで頭の中に残っていくシーンなのだろうなと思っています」と言葉に。

西島は「僕も、僕が今まで出てきた映画の中で、岡田君のあの演技はベストの演技のひとつだと思っています。すさまじい演技を目の前で見ていました。この映画の中では、岡田君の演技は突出してすごいと思います。毎回、観るたびに、すごいものを観ているなと感じます」と岡田の演技を絶賛した。

岡田将生、バースデーサプライズに気づかず驚き

イベントでは、8月15日に32歳の誕生日を迎える岡田を祝福するために、サプライズで特製フラワーケーキが運ばれる演出があった。場内に「ハッピーバースデートゥユー」のメロディーが流れたが、岡田は気が付かず、両手を前で組んだまま澄まし顔。

MCから8月15日が岡田の誕生日であることが告げられると、ようやくサプライズが自分のためであることに気がつき、驚きとも、気恥ずかしさとも受け取れる表情を浮かべながら、手のひらで顔を覆った岡田は「そっか、俺、誕生日だ」と声に出し、フラワーケーキを覗き込んで、「よく見るやつだ」などと言葉にした。

西島は同作における岡田の演技を絶賛し、「でも、岡田君はこれからもっと、もっと、本当にすごい俳優さんになっていくと思うので、これを超える演技をどんどんやって、それを僕はスクリーンとかテレビとかで観ていきたいと思います。イチファンとして、本当に応援しています。おめでとうございます」と祝福。

岡田は「僕も、『すごいことが起きているんだな』と自分自身で感じながら撮影をしていました。そのシーンを超えるお芝居を、この1年…、最後まで…、死ぬまで、西島さんに見せようと思います」と意気込みを語り、「本当にありがとうございます」と感謝した。（modelpress編集部）