吉本実憂・奥平大兼ら、新人女優賞・男優賞を受賞<第30回日本映画批評家大賞>
2021.05.31 22:53
女優の吉本実憂と俳優の奥平大兼が第30回日本映画批評家大賞新人女優賞(小森和子賞)、新人男優賞(南俊子賞)を受賞し、31日に都内で開催された授賞式に出席し、心境を語った。
吉本実憂・奥平大兼ら、新人女優賞・男優賞を受賞
吉本は、映画「瞽女GOZE」にて、実在した人物である盲目の女旅芸人・瞽女(ゴゼ)の小林ハルの成人期を演じた。ブラックのドレス姿で登壇した吉本は、「小林ハルさんの壮絶な人生の一部を演じさせて頂き、私は、精神的にすごく強くさせてもらいました。役を生きる時間は自分の中で本当に大切な時間で、もちろんこれからも大切にしていきたい時間です。その中で今回のような、役と共に弱ったり、強くなったり、幸せな気持ちを感じたり、ということをこれからもしていきたいなと思います」と心境を語った。
母親と息子の関係を息子の幼少期から青年期を通して描いた映画「MOTHER マザー」にて鮮烈なデビューを飾った奥平。7月で同作の公開から1年が経つといい、「この1年間で、色んな人に出会って、色んな作品に出会ったのですが、やはりまだ、自分の中で自信がなかったりということがあります」と続けた。そんな中で、撮影現場のスタッフなどから「今のシーン、よかったよ」と声を掛けられたり、賞を受賞したりすることで自信が持てるようになったことを告げた。「この1年間は自分が勇気をもらう側だったのですが、次の1年間は、今度は自分が何らかの形で誰かに何かを与えるような役者になりたいなと思います」と意気込みを言葉にした。
吉本のほか服部樹咲と佳山明が新人女優賞(小森和子賞)を、奥平のほか宮沢氷魚が新人男優賞(南俊子賞)を受賞。
宮沢は映画「his」にて主演を務めた。舞台公演中のため中継での参加となった宮沢は、「『his』は僕の初主演映画で、とても思い出深い作品になっています」と告げ、「公開されて1年以上経っていますが、多くの人に影響を与える作品だと思っていますので、これからも私と『his』をよろしくお願いします」とメッセージを送った。(modelpress編集部)
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