映画「キネマの神様」志村けんさんの代役は沢田研二
2020.05.16 05:00
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俳優の菅田将暉とW主演を務める予定だった映画「キネマの神様」(2021年月公開)の志村けんさんの代役を沢田研二が務めることがわかった。
今作は、3月1日にクランクインし撮影を進めていた。物語は過去パートと現在パートにわかれており、3月末に過去パートは撮影終了し、4月から現在パートの撮影に入ろうとしていた矢先、新型コロナウイルスによる肺炎が悪化し、W主演の1人である志村さんが逝去された。松竹株式会社は「突然の訃報に、山田(洋次)監督をはじめとするキャストスタッフは動揺を隠すことができませんでした。程なくして日本政府による緊急事態宣言が発出し、撮影は長期中断を余儀なくされました」とコメント。
さらに、「この作品の撮影を無事に終わらせ、作品を完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、このコロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを行いました」と説明した。
志村さんの遺志を継ぎ出演する沢田は「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と意気込みを語った。
なお、引き続き撮影再開については調整中とのこと。公開に関しては当初予定の2020年12月を見送り、2021年で調整をしている。
また、山田組一同が、志村さんへの思いを胸に、前を向いていく思いを込めたメッセージビジュアルを作成した。(modelpress編集部)
兼ねてから志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの想いを抱きしめ、取り組んでいただけると思います。
かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」と仰っております。
周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います。
時代を越えて繰り広げられる、愛と友情の物語。若き日のゴウが信じ続けた“映画の神様”が、時を越えてひとつの家族に奇跡をもたらす――。
さらに、「この作品の撮影を無事に終わらせ、作品を完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、このコロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを行いました」と説明した。
沢田研二「やり遂げる覚悟」
かつては同じ事務所の先輩後輩関係で非常に仲が良く、「8時だョ!全員集合」「ドリフ大爆笑」などの番組、共同のラジオ番組「ジュリけん」やコントなどで志村さんと多く共演していた沢田が、志村さんの遺志を継ぎ、14年振りに映画出演。山田監督作品への参加は1982年の『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』以来38年振りとなる。志村さんの遺志を継ぎ出演する沢田は「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と意気込みを語った。
「キネマの神様」2021年公開へ
さらに、松竹は「志村さんから沢田さんにバトンが渡り再始動する本作。映画を映画館で安心して見ることができる日を願い、キャスト・スタッフが改めて一致団結し、作品の完成を目指します」とコメントした。なお、引き続き撮影再開については調整中とのこと。公開に関しては当初予定の2020年12月を見送り、2021年で調整をしている。
また、山田組一同が、志村さんへの思いを胸に、前を向いていく思いを込めたメッセージビジュアルを作成した。(modelpress編集部)
株式会社イザワオフィス 代表取締役社長・井澤健コメント
長年親交のあった沢田研二さんがご出演されると聞き、志村けんも大変喜んでいると思います。作品の完成を心待ちにしております。房俊介プロデューサーコメント
人生のおかしさや哀しみ、夢や挫折を背負い、繊細な狂気をまとった主人公のゴウ。志村さんは、この役を演じる事をとても楽しみにしておられました。残念でなりません。心からご冥福をお祈り致します。兼ねてから志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの想いを抱きしめ、取り組んでいただけると思います。
かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」と仰っております。
周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います。
ストーリー
無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は、妻・淑子(宮本信子)や家族に見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは【映画】――。行きつけの名画座の館主・テラシンとゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)たちは、時代を代表する名監督やスター俳優に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。しかしゴウとテラシンがともに食堂の娘(永野芽郁)へ恋心を抱き、運命の歯車は狂い始める…。時代を越えて繰り広げられる、愛と友情の物語。若き日のゴウが信じ続けた“映画の神様”が、時を越えてひとつの家族に奇跡をもたらす――。
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