森山未來・北村匠海・勝地涼が映画共演 ボクシングに挑戦<アンダードッグ>
2020.01.31 10:00
俳優の森山未來を主演、北村匠海、勝地涼を共演に迎え、映画「アンダードッグ」(2020年冬公開、AbemaTVにて配信予定)が製作されることがわかった。
森山未來、初のボクサー役
“アンダードッグ”とは、ボクシング界では“咬ませ犬”を意味する言葉。スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で“咬ませ犬”として、踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちのプロボクサー・末永晃を森山が演じる。ボクサー役が初となる森山は、撮影が始まる半年以上前から本格的なボクシング練習を開始。現在では武正晴監督が「もはやプロボクサーにしか見えない」と語るほど、動き、肉体共に鍛え上げている。
同作について森山は「意識はあるのに動けない。満たされない心だけがふらふらとさまよう。それでもいつかは立ち上がらなければならない。負けを自覚して、そこから前に進む道もあるのだと思います。お楽しみに」とアピールした。
北村匠海「自分への挑戦状」
また共演する北村は児童養護施設で育った経歴を持つ成長著しい若手ボクサー・大村龍太を担当し、勝地はテレビ番組の企画でボクシングに挑戦する鳴かず飛ばずの芸人ボクサー・宮木瞬に扮する。北村は「出演が決まった時は確実に自分への挑戦状だと思い、そのリングに上がらない訳がないと気持ちが熱くなりました」、勝地は「台本を読ませて頂いた時、登場人物の男達のそれぞれの生き様に惹かれるものを感じました」とそれぞれコメント。
そして北村、勝地ともに森山とリングで対決する役どころ。2人もまた森山に負けじとボクシング練習を重ねてきた。三者三様の生き様を抱えた男たちが、互いのプライドを賭けて拳を交える。
「百円の恋」製作チームが再集結
そしてメガホンを取る武監督は、「百円の恋」(2014年)以来、再びボクシングを題材にした作品に挑戦。足立紳がオリジナル脚本を手掛ける。その他、プロデューサー、音楽、撮影、照明、美術など「百円の恋」の製作チームが再集結する。すでに1月初旬より撮影を開始。2月にはボクシングの聖地・後楽園ホールなどでクライマックスの試合シーンなどの撮影が行われる予定で、大人数のエキストラ出演者も募集中だ。(modelpress編集部)
森山未來コメント
リングに倒れたまま、そこを降りることも立ち向かうこともできず、身動きのとれない男。意識はあるのに動けない。満たされない心だけがふらふらとさまよう。それでもいつかは立ち上がらなければならない。負けを自覚して、そこから前に進む道もあるのだと思います。お楽しみに。北村匠海コメント
出演が決まった時は確実に自分への挑戦状だと思い、そのリングに上がらない訳がないと気持ちが熱くなりました。龍太は何かを背負い、抱えているけど誰かの為に強い拳を前に突き出せる男。共にぶつかり共に立ち上がり共に成長できたらいいなと思います。武監督のもと素晴らしいキャストの皆様と同じ時間を過ごせることがとても楽しみです。勝地涼コメント
台本を読ませて頂いた時、登場人物の男達のそれぞれの生き様に惹かれるものを感じました。決してクリーンでもなく、良い人でもない男達が描かれているのですが、その泥臭さ、人間臭い生き方が格好いいと思えました。挫折を味わいながら、人はどんな人生を選択していくのか?作品を通して、色々なメッセージを受け取ってもらえるはずです。自分が演じる宮木については、“何者かになりたい”という想いを捨てきれずにいる男という印象です。芸人として才能がないことを分かっている男が、ボクシングと出会い、芸人としてどう輝くのかという所を大事に演じていきたいです。どんな作品になるのか、楽しみにしていてください。
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