蒼井優、高橋一生を「一生君」呼び　19年ぶり本格共演で「14歳のときの無礼さを未だに…」＜ロマンスドール＞

同作は、1人のラブドール職人と、彼が一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いた同タイトルの小説を、原作者であるタナダユキ自身が脚本・監督を手掛けて映画化した大人のラブストーリー。高橋は、美大卒業後にフリーター生活をしていたところ、ひょんなことからラブドール制作工場で働き始め、次第にその魅力にのめり込んでいく主人公・北村哲雄を演じる。蒼井は、哲雄の妻・園子役。

高橋一生、蒼井優との19年前の初共演時を振り返る

「リリイ・シュシュのすべて」（2001年）以来、19年ぶりの本格共演になったという高橋と蒼井。高橋は「蒼井さんとはご一緒したいなとずっと思っていました。まさか“夫婦”になってご一緒できると思わず」と感慨深げ。

「『リリイ・シュシュ』で一番最初にご一緒したのですが、そのときは、蒼井さんは14歳とかで、僕はもう20歳を過ぎていて、現場で遊ぶとかいっても遊び方が違うのです」と当時を振り返った。「お芝居をガッツリというわけではないのですが、ご一緒した作品もあるので何度かお会いはしているのですが、すんなりと」と今回の現場での共演にスムーズに入ることができたと告げ、「嬉しかったです」と声を弾ませた。

蒼井優、高橋一生を「一生君」呼び

一方の蒼井は「（自身にとって）初めての現場で、何も知らない状態を一生さんは見ているので」と告げ、「私にとっては『リリイ・シュシュのすべて』という作品でご一緒した方は、地元の知り合いみたいな感覚になってしまって、親近感を持ってしまっているのですね。普段、『一生君』と呼ばせて頂いているのですけど、途中でハッと気づいて、『すごい先輩だ』と思って（笑）でも、今更『高橋さん』と呼んでも何だしなと」と述懐。「14歳のときの無礼さをいまだに持ちつつ、恐る恐る『一生君』と呼ばせて頂きつつ」などと現場の様子を紹介。高橋は「嬉しかったですよ。ほんとに、地元の感じで。“地元の覇気のないお兄ちゃん”みたいな感じでいたので」と軽快なトークを披露し、会場を沸かせた。

高橋の役者としての印象について、蒼井は「心でお芝居をされることと、技術で持っていくという両方を…、“両刀の方”というのですか、『無敵』と思いました。瞬発力で行くところは行くし、持続力も技術の裏打ちとしてあるので。ご自身の状態がどうであっても、たぶん理想とされているところに確実にたどり着かれるので。私はもう、一生さんのセリフを素直に聞いて素直に返すことだけをしていました」と絶賛した。（modelpress編集部）