EXILE小林直己、ハリウッドデビュー作に自信 役作りにこだわり<アースクエイクバード>
2019.10.29 14:52
EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの小林直己が29日、都内で行われたNetflix映画「アースクエイクバード」(11月15日全世界同時配信予定)の記者会見に、主演のアリシア・ヴィキャンデル、メガホンをとったウォッシュ・ウェストモアランド監督とともに出席した。
Netflix映画「アースクエイクバード」
本作は、日本在住経験のあるイギリス人作家スザンヌ・ジョーンズによる同名ミステリー小説の映画化で、英国推理作家協会賞の最優秀新人賞(2001)を受賞した作品。東京を舞台に、日本に住む外国人女性リリーが行方不明になり死体となって発見され、その友人であったルーシー(アリシア)に容疑がかけられる。そして2人の女性の間にはミステリアスな日本人カメラマン禎司(小林)の存在が…というストーリーとなっている。
小林直己、ハリウッドデビュー作「アースクエイクバード」を語る
完成した本作を見た感想と、日本での撮影を振り返っての感想を尋ねられると、小林は「自分が生まれた国である日本を題材とした素晴らしい映画、そして日本に対して尊重する気持ちを持ってくれている監督、キャスト、クルーの皆さんと仕事ができたことを嬉しく思っています」と感謝。「自分にとって初めて英語中心で喋る役が『アースクエイクバード』という作品で、皆さんとともに作れたことが光栄ですし、この作品は日本で生まれ育った方、日本語を使う方、また日本に興味を持ってくれている方が興味をそそる内容になっていますので、ぜひ多くの方に見ていただきたいなと思います」とアピールした。
また、ハリウッドデビューを果たした本作と、これまで出演した作品との違いや、意識した点について小林は「日本に生まれ育って日本語を使って育ったので、母国語ではない分、トレーニングは必要だったので、しっかり準備をして挑みました」と回顧。
続けて「禎司という役には、同じ日本に生まれ育った人間として共感する部分、内に秘めている価値観だったり大切なものということではリンクする部分があったので、そこから探していった中で、カルチャーや価値観、精神性に関してはウォッシュとたくさん話をして、役作りをさせてもらいました。アリシアとはお互いの役、また役を超えて役者同士で信頼関係を築くことができたし、皆さんにはサポートしてもらいました」と語った。
小林直己、役作りについて明かす
カメラマン役を演じた感想を求められると、「普段は撮られることが多いんですけど、撮るって考えたときに禎司にとってカメラはどんな存在かと考えた結果、僕にとってダンスみたいなものかな、自分の心のうちを表現するときに1番フィットしている」と自身の考えを告白。ダンスと同様にカメラと向き合う時間が欲しいと考えた小林は「撮影が始まる5ヶ月くらい前から同じ1980年代のカメラを買って東京の街を撮り始めて、当時はフィルムカメラですので、自分で現像してプリントして、自分は何を撮りたいのか、禎司は何を撮りたいのかということを探っていくことで、禎司という人間と自分をリンクさせました」と役作りを明かした。
ディスコでダンスを踊るシーンもあるが「僕も大好きなシーンで、僕のダンスを好きでいてくれている方も喜んでくれるシーンだと思います。とても大事なシーンで、監督からリファレンスがありました。黒澤明監督の『酔いどれ天使』という作品の中に参考になるシーンがありまして、そこから衣装や踊りのスタイルなどインスパイアを受けて、監督と僕とライリー(キーオ)とリハーサルを重ねました」と打ち明けた。
さらにウォッシュ監督は、禎司役がなかなか決まらない中で小林に会い、「彼だ!」と決めたという。「彼の中には非常に激しい部分、闇の部分、また複雑な部分などいろんな要素がある。本読みを重ねた上で、これが禎司だと感じました。そして『彼にはスターパワーがある』と申し上げました」と絶賛。これに小林は「光栄です」と恐縮していた。(modelpress編集部)
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