有村架純/菅田将暉(C)ヤン・ブース(whiteSTOUT)

有村架純&菅田将暉“現代版”東京ラブストーリーで初W主演<花束みたいな恋をした>

2019.10.30 05:00

女優の有村架純と俳優の菅田将暉が、来冬公開の映画『花束みたいな恋をした』で初のW主演を務めることがわかった。

  

有村架純&菅田将暉、初W主演でラブストーリ―に挑戦

同作は、ドラマ『東京ラブストーリー』(1991年)など、各時代において連続ドラマの金字塔を手掛けてきた脚本家・坂元裕二氏が書き下ろした、現代の「東京」を舞台にした恋愛映画。坂元氏が映画でラブストーリーの脚本を手掛けるのは『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004年)以来であり、オリジナル作品としては今回が初となる。

有村と菅田は、執筆段階から坂元氏が主役に想定していたといい、東京・井の頭線の明大前駅で終電を逃したことから偶然出会う男女を演じる。2人は、時代・時間・場所、全ての偶然が運命のようにシンクロしていくひとつの恋の5年間の行方を、子供でも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく男女のリアルな姿とともに表現する。

また、同作の監督を担うのは土井裕泰氏。土井氏と坂元氏は、ドラマ『カルテット』(2017年)以来のタッグとなる。なお、撮影は2020年に開始される。

有村架純、出演に喜び「とても光栄です」

有村架純(提供画像)
ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)以来の坂元氏のオリジナル脚本に起用されたことに関し、有村は「率直に言いますと、とても光栄です。坂元さんが描くあの空気や言葉たちをまた、自分の中に落とし込めると思うと」と喜びを明かす。

菅田との共演については「これまで感じてきたこと、互いにあると思います」とし、「そんな瞬間に再び菅田さんとお芝居させていただくことは意味があるのではと感じています」とコメント。「濃い日々になりすぎて胸焼けすることを期待して、皆さんと同じ方向を目指して頑張ります」と語った。

菅田将暉、脚本への熱い思い明かす

菅田将暉(C)ヤン・ブース(whiteSTOUT)
また、菅田は「数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に想いをぶつけた事がありました」と、以前坂元氏に要望を送っていたことを告白。

「待って、待って、待ち焦がれた本。自分の大事にしてきたものや好きなものを共有できた時の心の喘ぎ。そこから始まる繊細すぎるというと肥大し過ぎですが、現代人のナイーブな部分がリアルに描かれていて、すごく好きな脚本です」と熱い思いを明かし、「浮かれず1つ1つ丁寧に作っていけたらと思います」と意気込んだ。(modelpress編集部)

有村架純コメント

― 坂元裕二オリジナル脚本による映画の主演に起用されたことに関して

率直に言いますと、とても光栄です。坂元さんが描くあの空気や言葉たちをまた、自分の中に落とし込めると思うと。別次元で存在しているかのようなファンタジー性も感じながら、どう呼吸出来るのかとにかくやり尽くすのみです。

― 菅田将暉さんとの共演に関して

これまで感じてきたこと、互いにあると思います。そんな瞬間に再び菅田さんとお芝居させていただくことは意味があるのではと感じています。敬意を持ちながら思うものを提示していくことが出来ればと思います。とても楽しみです。

― 撮影に向けての意気込み

土井監督とも5年ぶりにご一緒するので、この時間をしかと焼き付けたいと思います。濃い日々になりすぎて胸焼けすることを期待して、皆さんと同じ方向を目指して頑張ります。

菅田将暉コメント

数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に想いをぶつけた事がありました。

待って、待って、待ち焦がれた本。自分の大事にしてきたものや好きなものを共有できた時の心の喘ぎ。そこから始まる繊細すぎるというと肥大し過ぎですが、現代人のナイーブな部分がリアルに描かれていて、すごく好きな脚本です。

同じ関西人の有村さんには馴染みやすさと柔らかさとクレバーな幹の太さを感じています。土井監督のもと、有村さんと始まる僕らの物語。今はただ楽しみです。

浮かれず1つ1つ丁寧に作っていけたらと思います。

脚本・坂元裕二コメント

憧れでもなく、懐かしむのでもなく、今を生きる人のための、今のラブストーリーを作りたいという思いでいます。22歳で出会った2人の恋の5年間に噓が混ざらないようにと、ただただ真っ直ぐに映し出しました。

それこそが何よりせつなくもあり、コミカルでもあり、美しく、心を震わせてくれるものと信じています。主人公2人がただ恋をするだけの映画です。お楽しみに。
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