新川優愛、天然発言に劇団ひとりがツッコミ<ジョーカー>
2019.09.30 14:12
モデルで女優に新川優愛が30日、都内で行われた映画「ジョーカー」(10月4日公開)の公開直前イベントに、お笑いタレントの劇団ひとり、アメコミ映画ライターの杉山すぴ豊氏とともに出席した。
新川優愛&劇団ひとりが称賛
本作は、孤独だが心優しかった男、アーサー・フレックが“悪のカリスマ”に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテイメント。第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、今年1番の拍手喝采と『ブラボー』の嵐とともに8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こり、最高賞となる金獅子賞を受賞した。『ジョーカー』ファン代表として出席したひとりと新川は、本作を見ての感想を求められるとひとりは「めちゃくちゃ面白かったですね。生々しくて、途中で実話をもとにしているんじゃないかと錯覚しちゃうくらい、どこかにジョーカーがいるのではないかと思うくらいのめり込んじゃいました」と目を輝かせ、この日、観客とともに2回目を見たそうで「2回目もさらに面白くて、2回目だし取材もあるからメモをとって見ようと思ったんですけど、見入ってしまってメモがとれなかったですね。おそらく3回目も見るんじゃないかなというくらい、すごく好きな作品です」と称賛。
新川は「見終わった後に言葉が出なくて、いろんな感情が自分の中で湧いてきて、エンドロールが終わって明るくなったときに“はあぁ…”って気持ちでいっぱいだったんですけど、オリジナルストーリーのフィクションだとわかっていても、どこかリアリティーがあって、世界を反映しているんじゃないかなと思うような作品だと感じました」としみじみと語り、映画を見た前後でジョーカーに対するイメージがどう変わったか尋ねられると「エピソード0のような、ジョーカーになるまでを描いている中で、もちろんジョーカーになってからしてしまっていることは大賛成とは言いづらい部分もあるのかなと思うんですけど、それまでの経緯だったり、ジョーカー、アーサーも人間なんだなという生々しいところが見られたなと思いました」と熱弁すると、ひとりも「(ジョーカーは)人を殺しているんだけど、“よかったね、アーサー”って気持ちになるじゃないですか。アーサーの中のぐちゃぐちゃしていたものが浄化されていく感じに共感しちゃうところがありますよね」と同調した。
新川優愛、天然発言?
また、本作は全米でも話題作となり、アカデミー賞の有力候補となっていることにちなみ、自身が本作に賞をあげるとしたらなんという賞をあげたいか質問されると、ひとりは「この映画を『面白いよ』と言うと“こいつわかってるな”と思われるで賞」といい、「『好きな映画は?』って言われて『ジョーカーが好きなんだよね』って言うと、“こいついいね!”って僕は思います。今まではずっと『トレインスポッティング』だと思っていたんですけど、こいつとはいっぱい酒を飲んで映画の話をしたいなと思わせますね」とコメント。同じ質問に、新川は「ジョーカーのメイク時間は何時間で賞」と答えると、ひとりから「クイズになっちゃったから(笑)。賞をあげるんでしょ!」と突っ込まれて笑いを誘い、新川は「こういうときもそうですけど、もちろんお化粧をさせていただいている中で、(アーサーは)ピエロの白塗りだったり、だけど素肌でナチュラルなときもありますし、これは(メイク)チャンジだったりいろんなことに時間をかけて作られたんだろうなと思うと、メイク時間何時間だったでしょうって思いました」と説明。
これにひとりは「このメイク、そんなに時間かかるかなあ。そんなにかからないんじゃない?それは(新川が)日本の時間のない現場ばかり経験してるから。たぶんハリウッドはメイクをチェンジする時間くらいちゃんと取ってくれてると思うよ」と指摘すると、新川は「日本のドラマはお昼時間も短いですからね(笑)」と苦笑した。
新川優愛、24キロ減量のホアキン・フェニックスの現在の姿に「安心しました」
このほか、イベントではひとりが用意した質問をトッド・フィリップス監督が、新川が用意した質問を主演のホアキン・フェニックスが答えたインタビュー映像が上映される一幕もあり、本作の撮影のために24キロ痩せたというホアキンのインタビュー映像を見た新川は「すごく嬉しかったですし、少し丸くなられていたので、体重が少し戻ったのかなと思って安心しました(笑)」と笑顔を見せ、「自分がお芝居をさせていただくと、“この役はこう見てほしい”って自我が出てしまう部分があるんですけど、それを見る人に委ねてくれるので、見るほうものめり込めるし、楽しめる作品だなと思いました」と語った。(modelpress編集部)
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