中村倫也「誰かいい人いないですか？」“恋のキューピッド監督”と共演で期待＜長いお別れ＞

今作は『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野監督が、直木賞作家・中島京子氏の同名小説を映画化した最新作。中村は、東家の次女・芙美を演じた蒼井優の同級生であり恋人の磐田道彦役。

先日恋人役の蒼井が結婚したことについて「おめでたい」と祝福した中村は、自身の理想の夫婦像を問われると「グリーンカレーを作ってもらえたら。カレーが出てくるんですよ（笑）」と劇中に登場するグリーンカレーについてふれつつ、「自分の両親を見て育ってるので…うちの両親は真面目な父親とちょっと天然な母親なんですけど、そういうのがいいんですかねぇ。誰かいい人いないですか？」とコメント。

蒼井のほか、宮沢りえ、竹内結子と、中野監督の作品に携わった女優陣が続々と結婚しているため“キューピッド説”があるようで、中村は「監督は？ご結婚されてるんですか？」と質問。中野監督が「してます」と首を縦に振ると、中村は「そうなんですね。…あ、狙ってないですよ？」と返して笑わせた。

中村倫也の第一印象は悪かった？中野量太監督が明かす

また、2人の出会いは今作ではなく、5～6年前に品川の高層マンションの最上階で行われたパーティー会場だったとのこと。「やばいやつじゃないですよ？健全なパーティー」と念を押す中村について、中野監督は「膝を抱えて座って、『俺に触るな。俺に触ったら火傷するぞ』みたいな顔をしていた。その時はまだ中村さんの存在を知らなくて、なんだこの人は、と思った（笑）。だから結局話しかけなかった」と第一印象が悪かったことを回顧。

強烈なインパクトが残っていたという中野監督だが、中村は覚えていなかったようで「パーティーとかいうものに全然慣れないタイプの人間で、キラキラしたものに抗う精神があるので」と釈明。中野監督が「完全に抗ってましたよ。『こんなとこに馴染んでたまるか！』みたいな。じゃあ何で来たの？（笑）」と素朴な疑問を投げかけると、中村は「かまってほしかったんですかね」と笑った。

軽快なトークで会場を終始笑わせていた中村。今作について「認知症というものが作品のテーマにあるんですけど、自分と同世代や若い方たちに観てもらいたい」と呼びかけながら、客席を見渡し「若い子が多いね！…若くない人もいるね」とジョークも絶好調だった。（modelpress編集部）