草なぎ剛「役者魂です」撮影秘話に会場沸く 元気の源は「ステージに立つこと」<まく子>
2019.03.16 13:28
views
草なぎ剛が16日、都内で行われた公開中の映画『まく子』の公開記念舞台あいさつに、主演の山崎光(※「崎」は正式には「たつさき」)、共演の新音(にのん)、須藤理彩、鶴岡慧子監督とともに出席した。
草なぎ剛の“役者魂”のぞく撮影秘話
14歳(※現15歳)で初主演を務めた山崎演じるサトシの父親役を演じた草なぎ。撮影を振り返り、“前貼り”トークで盛り上がる一幕もあり、「前貼りもしてなかったんですけど後ろから見えちゃって。いろんなテクニックを使って見えないようにした」と秘話を明かすと、須藤も「裏で(山崎と)2人ですごいミーティングしてましたよね。『山崎くんどうしてるの?』って」と2人の様子を回顧。草なぎは「山崎くんはかろうじて前貼りをしてたんですけど、僕はしないパターンで。初めてしてみたら形が合わなくて。…あるんですね、前貼りの形って」とぶっちゃけトークで笑わせた。さらに須藤が「最初から潔くきましたよね。ギリギリまで隠したりもしなかった」と草なぎの役者魂を語ると、「思い切りはいいほうなので。役者魂です。“役者魂、前貼り隠し”でいきました」と抜群のネーミングセンスで会場を笑いに包んだ。
きのう15日に中学校を卒業した山崎。「この1年は大事な1年になりました。主演やらせていただくことで、これからの俳優人生の糧になったんじゃないかなと思います」と堂々と語り、草なぎも「立派だね」と笑顔で見守っていた。そして「卒業おめでとう。僕も山崎くんと演技ができて、僕のほうが全然年上なんですけど、山崎くんから学ぶことがいっぱいあった」と賛辞を送った。
西加奈子原作 映画『まく子』
映画は、西加奈子が第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後、一作目として書き下ろした同名小説が原作。小学5年生のサトシが、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、今まで見てきた世界-日常-が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく――。誰しも成長の中で経験してきた、思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を描いた物語。草なぎが「これから先、人生の終わりが近づいていっても、ただ朽ち果てていくんじゃなくて、どこか再生しながら生きていきたい。サトシとコズエの2人のフィルターを通して大人が気づく、気づいただけでも生まれ変わって再生してるのかなと思わせてくれる、いい映画です」と語って拍手を浴びると、須藤が「トークの振り幅がすごいですね。いい話から下ネタまで」とツッコミをいれるなど、夫婦さながらのチームワークで会場をわかせた。
そして、作品にちなんで「元気や笑いを“まいて”いきたい」と宣言した草なぎは、元気の秘訣を聞かれ、「舞台の上に立つこと。やっぱり刺激になりますからね。ステージに立つのが元気の源です」と笑顔で語った。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】