ローラが号泣「いつか私も素敵な人の前で」 ロマンチックな夢明かす<『アリー/ スター誕生』インタビュー>
2018.12.21 19:30
モデルのローラが、レディー・ガガ初主演としても話題の映画『アリ―/ スター誕生』のスペシャルサポータに就任。華やかなショービジネスの世界を舞台に描かれるシンデレラストーリーに「ドキドキしちゃった!」とローラも絶賛。ローラ自身、日本で活動を続けながらもハリウッドデビューを果たした。英語をイチから学び、新しい舞台に挑戦し続けるローラは本作を観てどう感じたのか。たっぷり語ってもらった。
レディー・ガガ初主演で話題の『アリ―/ スター誕生』
本作の主人公・アリ―をレディー・ガガが演じ、監督・主演をアカデミー賞受賞『アメリカン・スナイパー』(14)のブラッドリー・クーパーが務めた。アリ―のドラマチックな人生は、かつてNYのクラブでダンサーを経験し、才能を見出され一躍スターダムにのし上がったガガの半生と重なる。自ら曲を描き下ろし、自身を投影したかのような役どころを体当たりで熱演する。また、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイヴ・チャペル、サム・エリオットなど実力派俳優が脇を固める。
世界的ミュージシャンのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)と出会ったアリ―(レディー・ガガ)は、その奇跡の歌声で夢まで押し上げていく。しかし人生を変えた恋には思いもよらない運命が待ち受けていた。そしてラストステージの圧巻のパフォーマンスは、スクリーンをエモーショナルに染め上げる。世界が心震わせる歌に出会う、ミュージカルドラマの幕を開ける。
ローラ「いつか私も素敵な人の前で歌ってみたい」
― 先日、Instagramにも『アリー/ スター誕生』を観に行ったと投稿されていましたね。ご覧になっていかがでしたか?ローラ:映画の中で何度か歌唱シーンがあるんだけど、心に響く曲が多くてボロボロ泣いちゃった。ガガさんの歌が本当に素敵で、ティッシュを持っていってよかったなって思う!ブラッドリー・クーパーさんも歌うんだけど、「なんでこんなに上手なんだろう」って驚いちゃったんだ!本当に本人か疑っちゃったよ。ふふ(笑)。あとで本人に聞いてみようと思ってるんだ(※1)。それにガガさんの演技にもビックリ。すごいナチュラルだよね。ますます好きになっちゃった!
(※1)ジャパンプレミアの直前にインタビューを実施。ジャパンプレミアでは全て本人が歌っていることにローラも驚きの様子だった。
― 確かに主演二人の演技と歌にはすごく惹きつけられましたね。ローラさんが特にグッときたシーンは?
ローラ:ジャクソンとアリーはバーで出会うんだけど、その後の2人の微妙な距離感とかロマンチックなやり取りにドキドキしちゃった!それにジャクソンと同じステージでアリーがピアノを弾きながら歌うシーンはすごく引き込まれたの。すごく感動しちゃった!あのシーンはみんな心に響いたんじゃないかなって思う。
― 素敵なシーンでしたね。
ローラ:そうだよね。普通に喋ってるんだけど自然と歌っちゃうガガさんにもグサッときちゃったんだ。一人で「うわ~」ってなって泣いちゃった。
― ローラさんも普段から歌を歌っているイメージがあります。
ローラ:そう。結構ロマンチストだから、なんか突然歌ってことあるの。朝からオペラを歌ったりしてるんだ!でもあんな風にロマンチックに歌うことないから、いつか私も素敵な人の前で歌ってみたいなって。あはは!真似してみよーっと。
ローラが常にハッピーでいられる秘訣は?
― 現在、海外でも活躍されているローラさんとアリーは似ている部分を多く感じました。共感できる部分などはありましたか?ローラ:うん、あった!アリーが本人らしくない歌を歌わされているのを観ていて、「やっぱり心に響かないな」って思ったの。自分があんまり好きじゃないことをやっても、響かないんだなって。私は“ハッピー”なのが好きだからいつも「自分らしさ」を忘れないようにしてる。だからセリフが決まっている時もあるけど、お願いして自分っぽいセリフに変えてもらうようにしてるんだ。
― 「自分らしさ」がハッピーでいる秘訣だったんですね。
ローラ:時々あくびとかしちゃうけど。ふふ(笑)。もし私がアリーと同じシチュエーションになったら、変な感じになっちゃいそう。すごいスベっちゃうと思う。
― (笑)。容姿にコンプレックスを持ちながら、スターダムにのし上がっていくシンデレラストーリーも魅力的でした。
ローラ:そう!私も身長が小さいことを気にしてたんだけど、パーフェクトってつまらないじゃんって思う。コンプレックスがある人は強くなれる気がするの。
― 欠点が逆に自分を強くするような?
ローラ:うん。私は英語を3年前くらいから習い始めたんだけど、それまでまったく喋れなくて。何回も挫折しそうになったの。「あれ?言葉が出てこない…」って。まだパーフェクトには喋れないけど、そういう時は日本語で言っちゃう!ふふ。それでも意外と伝わるんだ。度胸が大事なのかなって感じるし、自信を持つことは大きなパワーに繋がると思う。でも見えない所では、しっかり勉強を頑張ることも大事。
― 本当にそうですね。努力を続け、覚悟を決めたアリーのラストステージは圧巻でしたね。
ローラ:うん。最後のステージに立った時に、アリーが本当の自分を取り戻した気がしたんだ。やっぱり歌の力はすごいなって。私がオペラが好きなのは歌っている時にその歌の世界に入ったような気がするからなんだ。いつかイタリアの夕日をバックにボートの横でオペラを歌えたらいいなって。そんな夢をひっそりと持ってるんだよ!
― 素敵な夢ですね!ローラさんが歌う光景が目に浮かぶようです。
ローラ:ふふ。そう?歌のパワーって言葉に表せないけど、すごくロマンチックなんだよね。
ローラのロマンチックなクリスマスの過ごし方
― 現在、日本とアメリカで活動していますが今後チャレンジしてみたいことはありますか?ローラ:実は来年色々とお話があったりもしていて。演技をもっと集中的に頑張っていきたいと思ってるの。
― 環境問題や保護活動にも取り組んでいますが、それも続けながら?
ローラ:うん。環境問題とか保護活動もちゃんとやりたいなって思ってる。例えばファンの方が行動に移せるようなキッカケを私が作って、一緒に何か出来ればいいなって気持ちがすごいあるの。私が出来ることは頑張ってやっていきたい。
― お仕事以外のことをやるのは大変じゃないですか?
ローラ:自分のことだけに集中するのは、“自分じゃない”ような感じがするの。自分だけじゃなくて周りの人も元気にしたいって気持ちは昔からずっとあって、今はそれがすごく出来てる!
― 今はローラさんの好きなことが100%出来ている?
ローラ:うん、やりすぎ!ふふ。だから来年がすごく楽しみ。
― 新しいことにチャレンジする上で大切にしていることはありますか?
ローラ:やっぱり自分らしさを忘れないことかな。楽しくないと続かないし、なんて言えばいいのかな…。とにかく「楽しく頑張る」ことを大切にしてる。
― 自分らしくいるのはなかなか難しかもしれないですね。
ローラ:そうなんだよね。昔は自分のことをクレイジーだなって思っていたこともあったの。「みんなと違う。大丈夫かな」って。喋り方もいやだったし、見た目もどこの国だか分からない感じだし。でも、みんな違うのは当たり前で、それが個性なんだって。自分を貫き通すことが大事だなって思ったの。
― 自分を受け入れてあげるような?
ローラ:そう。そうすると自分がやろうとしていることがすごく楽しく感じるし、それが周りにも広がる感じがするんだ。褒められるともっと嬉しくなるしね!
― すごく素敵な考え方ですね。それでは最後に『アリー/ スター誕生』はどんな方におすすめの映画か教えてください。
ローラ:ロマンチックなクリスマスを過ごしたいなって人におすすめ!カップルで観に行くのもいいし、お友達同士で観に行くのもいいと思う。あとは「自分の夢ってなんだっけ」って思うことあるでしょ?そういう人にも良い刺激になるんじゃないかなって。それにレディー・ガガさんとブラッドリー・クーパーさんの演技を観ていて、ものすごく努力したんだなって感じたの。「彼らはあんなに頑張ってる!じゃあ私も頑張ろう」って気持ちになる人は増えるんじゃないかなって思うよ。
― ありがとうございました。
日本とアメリカの両国で活動を続けるローラ。自分の楽しい気持ちが「周りにも広がる感じがする」と語るように、ローラの周りでは常に笑顔が絶えない。アリー同様、コンプレックスを抱えていた過去を明かしてくれたが、ガガの歌に心を動かされたローラの姿に迷いは感じない。辛く大変なことがあっても、自分を信じ夢を追う覚悟を決めたアリーとローラの姿が重なるインタビューとなった。(modelpress編集部)[PR]提供元:ワーナー・ブラザース
『アリ―/ スター誕生』(2018年12月21日公開)
父とふたりで暮らすアリ―(レディー・ガガ)のたった一つの夢―それは歌手になること。昼はウェイトレスとして働き、夜は小さなバーで歌う日々。自分に自信がなく、夢を諦めていた彼女は、ある日1人の男性と出会う。それは世界的ミュージシャンのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)だった。「アリ―、あの歌を聴かせてくれ。」
歌にほれ込んだジャクソンに導かれるように、瞬く間にスターダムに駆け上がっていくアリ―。2人は激しく恋に落ちるが…。
ラストステージ―ジャクソンの愛が、アリ―の覚悟が、そして2人のうたが、見るものすべての心を震わせる感動のエンターテイメント。