(左から)シム・ウンギョン(C)humanité/松坂桃李(C)秦淳司

松坂桃李“韓国若手トップ女優”シム・ウンギョンとW主演 ベストセラー本を映画化<新聞記者>

2018.12.05 07:00

俳優の松坂桃李と、韓国女優のシム・ウンギョンをW主演に迎え、映画「新聞記者」(2019年公開予定)が製作されることがわかった。

  

「新聞記者」とは

第86回キネマ旬報ベストテンで日本映画第1位を獲得した「かぞくのくに」(12年)、菅田将暉とヤン・イクチュンという日韓の演技派2人が激突し、数多くの映画賞を受賞した「あゝ、荒野(前/後編)」(17年)など、日本映画の境界を揺るがす問題作を世に問い続けている河村光庸プロデューサーの最新作となる同作のテーマは「国家権力と報道メディア」。

望月衣塑子氏のベストセラー「新聞記者」(17年/角川新書)を“原案”に、政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いたオリジナルストーリーとなっている。

松坂桃李、シム・ウンギョンとW主演

主演は「サニー 永遠の仲間たち」(11年)や「怪しい彼女」(14年)など、抜群の演技力で知られる韓国の若手トップ女優・シムと、「娼年」「孤狼の血」(18年)などで新境地を開き、人気実力ともに日本映画トップを走る松坂。監督は、山田孝之プロデュース映画「デイアンドナイト」の公開が2019年1月26日に控える若手注目映像作家・藤井道人氏が務める。

フェイクニュースが社会を揺さぶり、報道の価値が厳しく問われる平成から新年号に変わるメディアの激動期。「たった今。」リアルに人びとに襲いかかる、さまざまな社会問題にダイレクトにリンクする、今までの日本映画になかった全く新しい社会派エンタテインメントとなっている。

河村光庸氏「松坂桃李さんしかいないと思いました」

河村プロデューサーは、主人公の役柄について「物語で、真相を追う女性記者はあえて、複数のバックグラウンドを持つキャラクターという捻った役の設定にしています。ともすれば、内向きになりがちな日本の報道メディアに複眼的な視点を持ち込むため、これは必然的な成り行きでした」と説明。

「演じるのは、韓国映画界でもトップクラスの演技力に定評があるシム・ウンギョンさんです。複数のアイデンティティと、苦悩や葛藤を持つ役柄を言語を超えて表現できるのは、彼女以外のキャスティングは思い付きませんでした」とシム起用の経緯を語った。

一方、「この記者に対峙する若手エリート官僚は、国を動かす正義と個人が信じる正義の“二つの正義”の間で葛藤します。この非常に繊細な心を表現する役には、類い稀なる演技力が必要とされ、これを演じてもらうのは、幅広い役柄にリアリティを与えることに定評がある松坂桃李さんしかいないと思いました」と松坂のキャスティングに関してもコメントした。(modelpress編集部)

河村光庸プロデューサーコメント

昨今、世界的な潮流として、権力者や集団の指導者は同調圧力を使い「個」を分断、対立を促し、孤立化を煽る傾向にあります。そのような状況下、官邸に“不都合な質問”を発し続ける東京新聞・望月さんの登場は、正に「個」が集団に立ち向かう姿を日本中の報道メディアに見せつけたのです。

映画「新聞記者」は、そんな望月さんの姿にインスパイアされ企画した映画です。従って本作は、一個人の新聞記者を美化・礼賛する内容ではなく、報道メディアに関わる全ての人たちにエールを送る映画でもあり、政治サスペンスとしても楽しめるエンタテインメントです。

物語で、真相を追う女性記者はあえて、複数のバックグラウンドを持つキャラクターという捻った役の設定にしています。ともすれば内向きになりがちな日本の報道メディアに複眼的な視点を持ち込むため、これは必然的な成り行きでした。

演じるのは、韓国映画界でもトップクラスの演技力に定評があるシム・ウンギョンさんです。複数のアイデンティティと苦悩や葛藤を持つ役柄を言語を超えて表現できるのは彼女以外のキャスティングは思い付きませんでした。

この記者に対峙する若手エリート官僚は、国を動かす正義と個人が信じる正義の“二つの正義”の間で葛藤します。この非常に繊細な心を表現する役には、類い稀なる演技力が必要とされ、これを演じてもらうのは幅広い役柄にリアリティを与えることに定評がある松坂桃李さんしかいないと思いました。
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