長谷川博己/映画「碧朱」より(C)2018 The Japan Foundation, All Rights Reserved

長谷川博己、新たな主演作 ヒロインはミャンマーで発掘の美人大学生“ナンダーミャットアン”

2018.07.31 19:00

俳優の長谷川博己が、松永大司監督による映画「碧朱」(へきしゅ)で主演を務めることが分かった。今作はオムニバス映画「アジア三面鏡2018:Journey」(11月9日公開)として上映される。

  

「アジア三面鏡」シリーズ第2弾「アジア三面鏡2018:Journey」

日本を含むアジアの気鋭監督3人が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。

シリーズ第1弾「アジア三面鏡2016:リフレクションズ」(10月12日公開)に続き、第2弾となる今作では、松永監督(日本)、エドウィン監督(インドネシア)、デグナー監督(中国)が「旅」をテーマに、他国のスタッフ・キャストとともに、若手監督らしい瑞々しい感性を発揮したオムニバス作品を製作する。

長谷川博己主演「碧朱」 ヒロインは現役大学生

長谷川博己(提供写真)
松永大司監督(提供写真)
松永監督作品「碧朱」で、長谷川が演じる主人公の商社マンは、ミャンマー・ヤンゴン市内の鉄道整備事業に従事。民主化して間もない街の進化と喪失、現地の人々との交流、彼が抱いた心の機微を色彩豊かな映像で描写している。

ヒロインは現地で発掘ナンダーミャットアン

ナンダーミャットアン(提供写真)
また、ヒロイン役の新人・ナンダーミャットアンは、監督が現地で発掘した現役大学生。ナンダーミャットアンは、「『アジア三面鏡』は、私にとって初めての外国映画への参加となり、映画製作において多くを学びました。現場のみなさんは時間を厳守し、また撮影前の企画段階からきちんと取り組まれるので、大変感心いたしました」とコメントした。

なおナンダーミャットアンは、ミャンマー北西部ラカイン州のサンドウェー生まれ。演技の勉強をしようと単身でヤンゴンへ渡り、ミャンマー国立文化芸術大学映画演劇学科に入学したが、大学2年目で演出科に転向し、授業の一環で様々な学生プロジェクトに参加、短編も複数監督している。

デグナー監督作品「海」

デグナー監督(提供写真)
また、デグナー監督作品の「海」は、全く性格の違う母娘が中国・北京から海を目指し旅するロードムービー。喧嘩しながら旅を続ける母娘を通して、普遍的な親子の問題、現代中国特有の人間模様が浮き彫りになる。

ゴン・チェ、チェン・ジン/映画「海」より(C)2018 The Japan Foundation, All Rights Reserved
デグナー監督自身の経験や境遇が大きく反映された渾身の物語。主演は高い演技力に定評のあるベテラン女優のチェン・ジンと実力派若手女優のゴン・チェ。

チェンは「アジア中の秀でた監督や俳優と協力する機会を得、試行錯誤し、観客によりたくさんの秀作をお届けできることを願います」と語り、ゴンは「敬愛する監督や俳優たちと知り合うことができただけでなく、家族関係というものをもっと大人の目線から理解できるようになり、家族愛の大切さをさらに深く感じるようになりました」と明かした。

チェン・ジン (提供写真)
ゴン・チェ(提供写真)

エドウィン監督作品「第三の変数」

エドウィン監督(提供写真)
そして、シュールレアリストとして知られるエドウィン監督が描く「第三の変数」は、インドネシア人夫婦の物語。旅先の東京で、民泊を営む傍らコンサルタントを自称する不思議な男性から、奇妙で官能的なアドバイスを受ける。

主演は、3作品共通キャストでもあるインドネシアの国民的俳優ニコラス・サプットゥラとインドネシアの人気女優アグニ・プラティスタ。さらに、日本・インドネシア合作映画「Killers」(2014年)で北村一輝との共演経験もある実力派俳優オカ・アンタラが務める。

オカ・アンタラ、アグニ・プラティスタ、ニコラス・サプットゥラ/映画「第三の変数」より(C)2018 The Japan Foundation, All Rights Reserved
ニコラスは、「様々な監督とご一緒出来るだけでなく、アジア各国の役者、スタッフ、制作会社の皆さんのことを知ることができ、とても素晴らしい経験となりました」と明かし、アグニは「様々な課題が立ちはだかりましたが、100%の力を込め、お互いに支え合うことのできる完璧なチームと仕事ができました」と回顧。

ニコラス・サプットゥラ(提供写真)
アグニ・プラティスタ(提供写真)
オカ・アンタラ(提供写真)
また、オカは「作品は異色のストーリーゆえ、今までにないレベルのチャレンジとなりましたが、他国のスタッフ・キャストを交えた多言語の現場は常に楽しいものです。この作品に参加できたことを誇りに思っています」と語った。(modelpress編集部)

出演者コメント

【ナンダーミャットアン】

「アジア三面鏡」は、私にとって初めての外国映画への参加となり、映画製作において多くを学びました。現場のみなさんは時間を厳守し、また撮影前の企画段階からきちんと取り組まれるので、大変感心いたしました。

【チェン・ジン】

近年、中国映画やアジア映画は目覚しい発展を遂げてまいりました。アジア各国からの製作陣が集まり合作が数多く作られていますが、このような国を跨いだ共同制作は参加者が直接コミュニケーションを取り合い、協力し合うことでお互いを補完し、それが各国作品のレベルアップに還元されます。

女優としては今後、アジア中の秀でた監督や俳優と協力する機会を得、試行錯誤し、観客によりたくさんの秀作をお届けできることを願います。最後に「アジア三面鏡」が東京国際映画祭で輝かしいプレミアを迎えられるようお祈りいたします!

【ゴン・チェ】

この度「アジア三面鏡」に出演する機会を得たことをとても嬉しく思っています。「海」はとても素晴らしい作品で、この映画への出演は私の成長の過程における重要な出来事でした。敬愛する監督や俳優たちと知り合うことができただけでなく、家族関係というものをもっと大人の目線から理解できるようになり、家族愛の大切さをさらに深く感じるようになりました。

本作のような家庭を描く映画が、より広く上映され、より多くの人々に日常の様々な感情を喚起し、理解し考えるきっかけとなることを期待しております。

【ニコラス・サプットゥラ】

「アジア三面鏡2018:Journey」に出演させていただき大変光栄に思います。様々な監督とご一緒出来るだけでなく、アジア各国の役者、スタッフ、制作会社の皆さんのことを知ることができ、とても素晴らしい経験となりました。

【アグニ・プラティスタ】

「第三の変数」への出演は私にとって大変素晴らしい機会となりました。様々な課題が立ちはだかりましたが、100%の力を込め、お互いに支え合うことのできる完璧なチームと仕事ができました。これ以上のことは望めません。

【オカ・アンタラ】

このたび「アジア三面鏡」の皆さんと一緒に仕事できたことに感謝しています。作品は異色のストーリーゆえ、今までにないレベルのチャレンジとなりましたが、他国のスタッフ・キャストを交えた多言語の現場は常に楽しいものです。この作品に参加できたことを誇りに思っています。

ナンダーミャットアンプロフィール

バングラデシュとの国境に接するミャンマー北西部ラカイン州のサンドウェー生まれ。基礎教育修了後、演技の勉強をしようと単身でヤンゴンへ渡り、ミャンマー国立文化芸術大学映画演劇学科に入学したが、大学2年目で演出科に転向した。大学の授業の一環で様々な学生プロジェクトに参加し、短編も複数監督している。この度「アジア三面鏡」への出演に抜擢された。

チェン・ジンプロフィール

中国の女優。1988年に「Out of the Desert」にヒロインのJiao Zhen役で主演し、女優デビューを果たす。1999年に「Roaring Across the Horizon」に出演、同作での演技を評価され、第6回中国電影華表奨最優秀女優賞、第20回金鶏賞最優秀助演女優賞、第5回長春映画祭助演女優賞を受賞した。

その確固たる技術と演技力によりチャン・イーモウ監督の「王妃の紋章」やフォン・シャオガン監督の「唐山大地震」など、名匠による作品へ出演。2015年には出演作「Nezha」が上海国際映画祭New Media Awardを、2016年には出演作「A Noble Spirit」が第16回中国電影華表奨にて優秀少数民族映画賞を受賞している。2017年は出演作「Hold Your Hands」が第25回北京大学生映画祭で組織委員会大賞を受賞している。

ゴン・チェプロフィール

中国の女優、中央美術学院・撮影専攻大学院修士課程修了。2005年に「私たち」で女優デビュー。この映画の出演による映画賞の受賞及びノミネートは多数。その後「大地」「大震撼」「Xidan Street Girl」などの映画に相次いで出演。中国大学生映画祭最優秀新人賞、中国メディア大賞最優秀新人賞など受賞。

ニコラス・サプットゥラプロフィール

1984年インドネシア・ジャカルタ生まれ。インドネシア大学で建築学の学位を取得。 2002年公開当時、最大の興行成績を収めた「ビューティフル・デイズ」(日本公開2005年)の主役で俳優デビュー。本作品はアジアやヨーロッパでも公開された。リリ・リザ監督(「GIE」、第78回アカデミー外国語映画賞インドネシア代表作品)やエドウィン監督(「動物園からのポストカード」、2012年ベルリン国際映画祭コンペティション入選)等、インドネシアの著名な監督作品に出演している。

2007年から2008年には、FOXの音楽番組「Channel V」アジア版のVJも務めた。2017年に、制作会社Tanakhir Filmsを共同設立。現在ドキュメンタリー映画『Semesta』を制作している。

アグニ・プラティスタプロフィール

1987年オーストラリア生まれ、ジャカルタ育ち。2005年にロッテルダム国際映画祭への入選を果たした「Mengejar Matahari」(英題:Chasing the Sun)にヒロイン役で出演している。そのほか「Cinta Tapi Beda」 や「Pinky Promise」でもメインキャストとして出演している。

そのほかChubby Maxというクッキーブランドを立ち上げたり、Ark Motion Imagesを創立したりするなど、起業家としても活躍している。2006年にはPuteri Indonesia(Miss Indonesia Universe)で優勝を果たし、Miss Universe 2007でインドネシア代表として出場した。

オカ・アンタラプロフィール

1980年ジャカルタ生まれ。10代の頃にミュージシャンとして芸能活動を開始したが、間も無くして俳優に転向、次から次へと映画への出演を果たし、次第に大きな役を得るようになった。「三日月」への出演で2010年インドネシア映画賞助演男優賞を受賞している。主な出演作には「Sang Penari」「V/H/S ネクストレベル」「ザ・レイド GOKUDO」がある。サイコスリラー作品として初の日本・インドネシア合作となった「KILLERS/キラーズ」では北村一輝とともに主演している。
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