生田斗真&瑛太、大学にサプライズ登場 「どっちが好きですか?」自ら質問で熱い意見続出<友罪>
2018.05.14 18:29
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俳優の生田斗真と瑛太が14日、明治大学の授業にサプライズ登場した。
生田斗真&瑛太、大学生と議論
映画『友罪』(読み:ゆうざい/5月25日公開)に出演する2人と瀬々敬久監督が、文学部文学科文芸メディア専攻の伊藤氏貴准教授の特別授業「“少年犯罪とその後-映画『友罪』を通して-”」にサプライズゲストとして登壇。公開を前に、「少年犯罪」を学ぶ大学生約100人と、罪を犯した友や家族との向き合い方、友情についてなど、本作が投げかける問いに対して、⽣の意⾒を交わす特別授業を実施した。3人が姿を現すと学生は拍手で出迎えし、生田は「こういう機会は初めてですので、緊張してます」と緊張の面持ちで挨拶。生田は淡い水色のロングコート、瑛太は同じ色合いのジャケット姿だったが、瑛太は「斗真と色が被っちゃったんですけど深い意味はないですね」と開口一番断りを入れ、笑いを誘った。
瑛太、学生に質問「どっちが好きですか?」
学生からの質問に回答した3人。最後に逆に学生への質問を聞かれると、瑛太は「生田斗真と瑛太どっちが好きですか?」と質問し、重いテーマをディスカッションしていた会場の空気は一気にほっこり。「斗真が多いと思うんですけど…」と予想した瑛太だが、瑛太派か生田派か手を挙げさせると瑛太派の方が優勢の結果となり、「斗真、ごめん」と生田に詫びを入れつつも嬉しそうな表情に。
学生の意見を聞くことになり、瑛太には男子学生から「瑛太さんの方がエロいと思います」、女子学生から「メンヘラっぽいところが好きです」と少々変わった意見が寄せられ、伊藤准教授は「文学部の学生なのでちょっと偏っている」とフォロー。対して生田には女子学生から「『花ざかりの君たちへ』や『花男』をみて好きになりました」「顔がカッコいい」と過去の出演作品の名前をあげて熱烈な愛が伝えられ、生田も深々と感謝。フォトセッションの際には真後ろに立った学生に生田が「瑛太派?」と問いかけるなど、学生との交流を楽しんでいた。
生田斗真、転機は高校生のとき
また、就職活動中の学生からどうして今の職業に就こうと思ったか、今はどう思っているか、と質問が寄せられ、小学5年生でジャニーズ事務所に入った生田は「自分の母親がSMAPが大好きで、履歴書を送ってなんとなくずっと部活の延長のような感覚で楽しいなあと思って続けてました」と告白。大学に行くか、仕事1本でいくか高校時代、将来を考えたときに演劇に出会い、俳優として生きていこうと決意。「お客様があっての僕たちの仕事なので少しでも誰かの笑顔を作れたり、揺さぶることができたり、人生のターニングポイント作ることができたりとそういう使命感を持ってお仕事をしています」と現在の思いを語った。
瑛太は学生時代続けていたサッカーの道を高校1年生で挫折。色んなアルバイトをしたそうだが、「1ヵ月給料をもらうと達成感でやめてしまう。だから全てのバイトが1ヵ月しか続かなかった」と明かし、「一番の現実逃避が映画を観ることだったので俳優なんじゃないかなと思ってなんとなく進んでいった感じですね」ときっかけを回顧。
そして、俳優業については「この仕事はどこか中毒性がある」と持論を展開。「休みは家族でのんびりしたりして過ごすんですけど現場でお芝居していないとざわつく思いがあって一番自分が好きな場所というか楽しいことは演じていることなんじゃないかという気がしています」と仕事へ熱中する思いを話した。
“誰かを傷つけた”経験を告白
学生からの質問に答える場面では、映画で演じた役柄にちなんで「誰かを傷つけてしまった経験はあるか?」という質問が寄せられ、生田は「子供の頃、クラスの輪に入れない友達もいたんですけど、『一緒においでよ』と手を差し伸べることを果たしてしてきたのだろうか?と思ったりはします。故意的に誰かを傷つけたっていう記憶は自分の中にはないけど知らず知らずのうちに傷つけてることはあるんだろうなと思ったりはします」と真剣に回答。瑛太も「サッカーをやっていたんですけど同じチームの友達が白髪が生えていたので『石灰がついてるよ』ってからかっていて…いじめですね」と学生時代を反省し、「そしたら一週間後に白髪が生え始めました。今でも白髪を染めてます」とバチが当たったことを明かし、オチのついた話で笑わせた。
また、学生にもアンケートを取ったという「自分の友人が犯罪をかつて犯していたら友達を続けられるか」という問いには、生田は「すっごい難しいですよね~」と頭を悩ませ「友情が芽生えたのであれば続けていきたいという本音だと思うんですけどすごく難しいですよね。自分の力で彼の将来未来が変わってくれるんじゃないかという期待は持ち続けていくんじゃないかと思います」とコメント。
瑛太は「まず距離をとるかもしれないですね。向き合うことはするかもしれないですけど今まで以上と言うかそれまでの仲より警戒心は生まれるし、自分の家には子供がいてそこに入れるっていうのはできなくなるし、もしかしたら少しずつ距離をおいて友達をやめるかもしれないですね」とリアルに想像し答えていた。
極限の友情描く「友罪」
本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞したミステリー界の旗手で、少年犯罪を取り巻く人々を繊細に描き続ける薬丸岳が、2013年に発表したベストセラー小説「友罪」の映画化。隣りで静かに微笑む友が、かつて日本中を震撼させた“あの事件”の犯人だったらー。元ジャーナリストの益田を生田、少年Aだった過去を持つ鈴木を瑛太が演じ、答えのない極限の友情を描いた。(modelpress編集部)
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