“超絶美少女”中条あやみが清水尋也に平手打ち&逆壁ドン!佐野勇斗は“一味違う”オタク男子に 映画「3D彼女 リアルガール」撮影現場レポ
2018.03.22 07:00
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那波マオ氏の人気コミックを実写化し今秋公開する映画『3D彼女 リアルガール』の撮影現場がメディアに公開された。「第41回日本アカデミー賞」新人俳優賞の獲得が記憶に新しい中条あやみ(21)が学園イチの“リア充完璧超絶美少女”役で主演、ボーカルダンスユニット・M!LKとしても活躍する佐野勇斗(さのはやと/19)演じるオタク男子との純愛を描く同作。映画『ヒロイン失格』の英勉監督のもと、次世代を担う注目俳優が集結した現場は和やかな笑いに満ち溢れていた。
“超絶美少女”中条あやみが清水尋也に平手打ち&逆壁ドン!
昨年7月、栃木県内の緑豊かな高校で行われた撮影。ストライプ柄のミニスカートに白いカーディガンとリボンを合わせ、足元はスラリと伸びる美脚を強調するニーハイソックス、さらさらのロングヘアをパールのバレッタでハーフアップにまとめた“五十嵐色葉(いろは)バージョン”の中条は、間違いなく全ての同級生から羨望の眼差しを浴びるであろう“超絶美少女”のオーラを放つ。そんな可憐な見た目とは裏腹に、この日は色葉がイケメン同級生・高梨ミツヤ(清水尋也)に平手打ちをかまし、さらには“逆壁ドン”に強烈な捨てぜりふまでをもお見舞いするという衝撃シーンを撮影。教室でぼっ発した大事件である。アニメやゲームをこよなく愛する生粋のオタク男子、“つっつん”こと筒井光(つついひかり/佐野)はある日突然、色葉から告白を受けて付き合うことに。どう見ても釣り合わない2人が気に食わないミツヤは、筒井を「底辺」とバカにし、そのイラつきが頂点に達したところで大げんかに発展してしまう。「ふざけんな!」とキレたミツヤにグーで殴られ、吹っ飛ぶ筒井。そこに駆けつけた色葉が報復とばかりに大きく振りかぶり、ミツヤの頬をひっぱたく。声を荒らげるミツヤに教室の空気が凍るシーンだが、撮影前の段取りでは監督自ら中条に「思いっきり!」とビンタの手本を見せたり、殴られたあとの回転を監督に「うまい、うまい!」と褒められた清水が「イエーイ!」と喜んだりと、笑いが絶えない。「壁ドンやってみたかったの」と好奇心で瞳を輝かせる中条。壁際に追い込まれたミツヤがその凄みにひるんでズルズルと腰を抜かすコミカルなくだりでは、カットがかかると同時に笑いが起き、監督から「(壁ドンされて)嬉しそうじゃん(笑)」とツッコミが入る一幕もあった。
佐野勇斗の“つっつん”は一味違うオタク男子
ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」「トドメの接吻」や映画『ミックス。』『ちはやふる-結び-』など話題作が続く若手注目株の佐野も、普段の明るいオーラを消したメガネ姿に加え、歩き方などの細かいしぐさでオタクのつっつんを好演。いわゆる“コミュ障”ながらもよくしゃべり、色葉のために行動を起こす姿に“ただ暗いだけじゃない”新鮮な魅力がある。この日はミツヤから酷い言われようで、殴られるシーンは教室にマットを敷いた激しいアクションにも及んだが、ひとたびカットがかかれば清水と仲良く男子トーク。現場にあったフルーツのかき氷を「食べてみ!めっちゃウマイよ」(佐野)、「おいしい!」(清水)と食べさせ合ったりと、ワイワイ楽しそうな様子は本当の同級生のようだった。キャスト6人は超仲良し!中条「幸せな出会いになりました」
撮影の合間に行われた会見には共演の恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろうも参加。「中条あやみです。20歳になりました(※撮影当時)」「佐野勇斗です、19歳になりました。M!LKというグループでも活動しています」「清水尋也、18歳です。M!LKには入れなかった人間です(笑)」と続いた自己紹介のノリに、監督が「英勉です。49歳になりました」とオチをつけて爆笑を誘う。撮影現場の雰囲気を聞かれると、中条が「こんな感じです(笑)」とリラックスした様子でほほえみ、佐野も「今回の現場は心から楽しめているというか、いい意味であまりお仕事という感じがなく、アットホーム。6人のバランスがよくて、まだ会って1ヶ月しか経っていないのに昔から仲の良い友達みたいな感覚です」と紹介。「みんな別々の性格なのに心の奥底で同じ空気感が流れて波長が合う。いいメンバーに巡り会えて本当に良かった」(恒松)、「個性のぶつかり合い。賑やかな毎日が本当に楽しい」(上白石)、「控室でも写真を撮り合ったり、ずっと誰かしらコミュニケーションをとっている。かまってちゃんが多いのかな?(笑)」(ゆうたろう)とこぞって仲の良さを伝えるキャスト陣に、監督も「台本に書いているものより数倍面白いものをみんなが出してくれている」と手応えを明かし「修学旅行の先生と生徒みたい。『寝ろよ、お前ら!』『ダメだ女子の部屋入っちゃ!』みたいな、そういう感じです」と頬を緩ませる。
佐野は役作りについて「オタクだけどすごく一生懸命でカッコイイ部分が垣間見える役にしたかった。お芝居というよりは、家で考えてきたネタを監督の前で披露させていただいているようなイメージ。自分の考えていることを全てさらけ出しているので、とにかく楽しいです」といきいき語る。一方、主役でありながら「この中で一番セリフが少ないんじゃないかな」という中条は「つっつんは早口ですごくしゃべるんですけど、私はほぼしゃべらないので、最初はどうしていいか正直わからなかったんです」と苦戦しつつも「色葉ちゃんは等身大の女の子。つっつんに出会ったことで変わっていく、周りの力のすごさを原作を読んで感じたので、セリフ以外での空気感を出していきたいと思いました」と明かす。「だからこそ、みんなが心から楽しくて一生の宝物になるような映画になったらいいなと思いましたし、実際にずっとこの組でやっていきたいくらい幸せな出会いになりました。ただただ周りの皆さんに感謝しかない現場です」と中条。そのスピーチさながらの語りに、監督が「打ち上げの挨拶みたい」とツッコミを入れ、笑いを起こしていた。(modelpress編集部)
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