マイナス3℃の極寒の中、泥まみれで雨に打たれ叫ぶ/映画『ラ』で主演をつとめる桜田通(提供写真)

桜田通、ずぶ濡れ・泥まみれの過酷撮影 主演映画「ラ」劇中バンドで作詞・生演奏も

2018.03.09 10:00

俳優の桜田通が映画『ラ』(監督・脚本:高橋朋広)で主演をつとめることがわかった。

  

元バンドマン役…再結成のため動き出す

「始まり」「生まれ変わること」をテーマに、葛藤・喜び・苦悩といった人間の本質的な弱さと強さを丁寧に描く青春映画。タイトルは世界中の赤ん坊の産声が「ラ」の音であることから発想を得たもので、桜田は彼女の家でヒモ生活をする元バンドマン・岡浜慎平を演じる。

慎平は1年前にとある理由で解散したバンド「LACTIC ACID」再結成のため動き出すが、そんな慎平の身に様々な出来事が降りかかる。マイナス3℃の極寒の中、総量15トンもの雨に打たれながら泥まみれでの芝居に初挑戦した桜田。3時間もの間冷たい雨に打たれ、濡れた髪がすぐさま凍りつく過酷な環境の中、低体温症寸前になりながらも役者人生を賭して芝居に打ち込んだ。

ライブシーン撮影に観客200人 劇中歌は桜田通が作詞

桜田通/LACTIC ACIDのライブカット(提供写真)
また先日、ライブシーンの撮影が渋谷のクラブ・WOMBで行われ、実際にバンド活動を行う桜田が劇中バンドを引っ張り、当て振り吹き替え一切無しの生演奏収録に挑戦。観客を200人呼び、実際に演奏で観客を盛り上げていく様はまさにライブそのもの。劇中歌は桜田自ら作詞。作曲はロックバンド・SILENT SIRENの音楽プロデューサー、クボナオキ氏が担当した。

桜田通/LACTIC ACIDのライブカット(提供写真)
桜田通/LACTIC ACIDのライブカット(提供写真)
同作のビジュアルとして、桜田の人生初となる泥まみれのショットとLACTIC ACIDのライブカットが公開。桜田は「どんな作品として完成するのか、自分でも想像がつかないほどその日々に没頭していました。音楽面では作詞をして演奏をして歌い、芝居面では感情の全てを引きずり出されるような、自分のキャパを越えなければ終わりが来ないような途方もない撮影でしたが、だからこそ今まで出会ったことのない時間や自分を経験することができました」と振り返っている。

慎平にお金を貢ぐ便利な彼女・加瀬ゆかり役を福田麻由子、物語のキーマンである慎平の元親友でLACTIC ACIDの元リーダー“黒やん”こと黒須彰太役に笠松将。笠松はベース初心者ながら猛練習に励み、役柄通りの名ベースプレイヤーを演じている。

映画『ラ』は2018年秋以降公開予定。(modelpress編集部)

主人公・岡浜慎平役:桜田通コメント

『過酷な撮影だった』と語られる作品はよく目にしますが、この『ラ』の撮影もそう表現されそうですが、本気で作品を作るためなら今回行われた撮影の過程は大変なことではなく、当たり前なんだと思えるほど現場の熱量が凄まじく、絶望に立ち向かう意味を身を持って納得させられるような作品でした。僕はただ慎平という1人の男の子の人生を寒くても、苦しくても、痛くても、責任を持って生き抜くということだけを挑み続けた日々でした。どんな作品として完成するのか、自分でも想像がつかないほどその日々に没頭していました。音楽面では作詞をして演奏をして歌い、芝居面では感情の全てを引きずり出されるような、自分のキャパを越えなければ終わりが来ないような途方もない撮影でしたが、だからこそ今まで出会ったことのない時間や自分を経験することができました。

『ラ』という始まりの音がテーマの映画になっていますが、僕にとってもこの作品が新しい自分の『始まりの音』を予感することができました…と誰もが思いつきそうな言葉を今伝える前に、この綺麗事だけでは語り切れない僕にとって異色な作品となった映画『ラ』をとにかく見て欲しいです。そしてそれぞれの『始まりの音』を感じて貰えたら、きっと慎平も報われます。どうぞよろしくお願い致します。そしてこの作品の監督をし、脚本を書き下ろした高橋監督には撮影期間中、よくもあんな苦しい思いをさせてくれて、本当にありがとうございました、とこの文章を通して感謝を伝えたいです。

加瀬ゆかり役:福田麻由子コメント

今までにない経験をたくさんできた刺激的な現場でした。私が演じたゆかりという女性は、私とは正反対の女性でした。撮影前のリハーサルのときには、慎平くんへの愛情のかたちを理解できなくて、ゆかりのことが嫌いでした。でも、今ではゆかりを愛しています。ゆかりを好きになっていくぶん、自分のことを嫌いになっていく、不思議な2カ月でした。不器用で歪んだ登場人物たちを笑いながら、最後には自分のことも笑い飛ばしたくなるような、そんな映画になればいいなと思います。

黒須彰太役(黒やん):笠松将コメント

いま出来る限りの全てを注ぎました。些細なシーンにも拘りを持ち、スタッフ、キャストとたくさん会話をしました。そして悩みや不安を一つずつ解決し作り上げた作品です。
【Not Sponsored 記事】

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