有村架純、感涙小説実写映画化で主演 健太郎・波瑠・石田ゆり子…豪華キャスト揃う<コーヒーが冷めないうちに>
2018.03.09 05:00
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「本屋大賞2017」にノミネートされ、SNS上では「4回泣ける!」と評判の感涙小説「コーヒーが冷めないうちに」が主演に有村架純を迎え、実写映画化されることが決定した。
感涙小説「コーヒーが冷めないうちに」有村架純主演で映画化
原作は、脚本家・演出家として活躍している川口俊和氏の同名小説「コーヒーが冷めないうちに」。川口自身が主催する劇団で舞台化され、その後演劇界で話題になり、第10回杉並演劇祭大賞を受賞し、2015年に小説化(川口氏は本作で小説家デビュー)。古き良き昭和の時代から続く喫茶店を舞台に、“過去に戻れる喫茶店”で起こる4つの心温まる奇跡を描く同作。そこに集う人々が巡り合う奇跡を描き、2017年に刊行された続刊「この嘘がばれないうちに」を含めたシリーズ累計発行部数は、現在84万部を突破するベストセラーとなった。
有村架純「繊細に紡いでいければ…」
主演は、昨年NHK連続テレビ小説「ひよっこ」のみね子役で老若男女、日本中の人々を魅了し、近年では『ストロボ・エッジ』(2015)、『映画ビリギャル』(2015)、『関ヶ原』、『ナラタージュ』(ともに2017)と幅広い作品に出演し、人気、実力ともに兼ね備えた有村。従兄が経営する喫茶店「フニクリフニクラ」で働く心優しい時田数(ときた・かず)を演じる。今回の出演に、「自分が淹れるコーヒーで、人を過去に戻すことができる。自分にしかできない自分の仕事を、彼女はどう感じているのか、人々の人生に触れるたび、自問自答しながら彼女の瞳の奥にあるものが見えるように、繊細に紡いでいければいいなと思います。素晴らしい役者の皆さんと影響し合い、素敵な作品となるよう、頑張ります」と意気込みを語った。
有村架純の起用理由は?
また、本作の制作陣は、有村について「新しいタイプの、そして少々チャレンジな要素を秘めた作品に取り掛かろうとするとき、必ず、有村さんの姿が頭をよぎります。『ビリギャル』の時もそうでした。あの柔らかくも繊細な女優さんから突然放射される熱く心にしっかり突き刺さってくるお芝居の力と彼女にしかない女優力でいろいろな感情を掻き立てワクワクさせてくれるエンタテイメント力には常に魅せられてきました」とコメント。起用の理由を「彼女はきっと大人の世代にも若い世代にも、この作品に込められた様々な想いを楽しく増幅して届けてくれると思い、この役をお願いしました」と説明している。
健太郎、波瑠、石田ゆり子…豪華キャスト集結
キャストには有村のほか、健太郎、波瑠、林遣都、深水元基、松本若菜の若手実力派から薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子ら演技派俳優陣まで豪華集結。健太郎は、「フニクリフニクラ」近くの大学に通う美術大学生・新谷亮介役。数に想いを寄せる。波瑠は、三十路前のキャリアウーマン・清川二美子役。「フニクリフニクラ」の常連で吾郎の幼馴染。五郎の留学話を聞き、悩む。林は、女性には奥手だが、優秀なエンジニア・賀田多五郎役。留学と二美子の狭間で悩む。深水は、数の従兄で喫茶店「フニクリフニクラ」の店主・時田流役。
薬師丸は、若年性健忘症の高竹佳代役。昔のなじみから「フニクリフニクラ」に居ついている。松重は、高竹の夫で看護師・房木康徳役。「フニクリフニクラ」に通いつめる妻を見守る。
吉田は、実家が旅館を経営している平井八絵子役。長女だが、家を出て自分の店を経営。松本演じる妹・久美に実家のことを任せきりでいる。そして、石田は喫茶店「フニクリフニクラ」に現れる謎の女性を演じる。
監督は「アンナチュラル」の塚原あゆ子氏
監督を務めるのは、現在放送中のドラマ「アンナチュラル」のほか、「夜行観覧車」(2013)、「リバース」(2017)、「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」(2016)、「重版出来!」(2016)など数多くのヒットドラマの演出を手掛けてきた塚原あゆ子氏。満を持して、本作で映画監督デビューを飾る。塚原氏は「映像ならではのエンタメと個性豊かなキャストの笑いと涙を、丁寧に詰め込 みたいと思います」、原作の川口氏は「22歳から舞台の演出家として活動してきた僕にとって、自分の作品が映画になることは、夢ではありましたが、まさか現実になるとは思いもよりませんでした。この小説を愛してくださった読者の皆様と、本を店頭に並べていただいた全国の書店員の皆様の熱い想いのおかげだと思っています」とそれぞれコメントを寄せている。
撮影は、関東近辺、都内スタジオを中心に3月10日にクランクインし、4月中旬にクランクアップ予定。6月中旬完成予定、9月21日より公開となる。(modelpress編集部)
有村架純コメント
ある喫茶店に勤める、普通にしてどこか孤独な掴みどころのない女性を演じます。自分が淹れるコーヒーで、人を過去に戻すことができる。自分にしかできない自分の仕事を、彼女はどう感じているのか、人々の人生に触れるたび、自問自答しながら彼女の瞳の奥にあるものが見えるように、繊細に紡いでいければいいなと思います。素晴らしい役者の皆さんと影響し合い、素敵な作品となるよう、頑張ります。塚原あゆ子氏コメント
-1杯のコーヒーが冷めるまでの、ほんの短い時間でも、人生は変わる-恋人、夫婦、姉妹、親子。誰もが共感できる、優しい人間ドラマが詰まった原作です。更に映像ならではのエンタメと個性豊かなキャストの笑いと涙を、丁寧に詰め込 みたいと思います。ぜひ、大切な人と観に来て下さい。
川口俊和氏コメント
22歳から舞台の演出家として活動してきた僕にとって、自分の作品が映画になることは、夢ではありましたが、まさか現実になるとは思いもよりませんでした。この小説を愛してくださった読者の皆様と、本を店頭に並べていただいた全国の書店員の皆様の熱い想いのおかげだと思っています。でも、もしこれが「夢」なのだとしたら、せめて銀幕で流れるエンディングを見届けるまで冷めないでほしいです。
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