「三度目の殺人」最優秀作品賞で最多6冠 広瀬すず「お腹が痛いです」<第41回日本アカデミー賞>
2018.03.02 22:50
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2日、「第41回日本アカデミー賞」授賞式が都内で行われ、最優秀作品賞を是枝裕和監督の『三度目の殺人』が受賞。同作からは、最優秀助演男優賞の役所広司、最優秀助演女優賞の広瀬すずなど、今アワード最多となる6部門が最優秀賞に選ばれた。
「三度目の殺人」が7冠
是枝監督と『そして父になる』以来の再タッグとなる福山雅治を主演に、是枝組初参加となる役所を迎えた本作は、監督が近年描いてきたホームドラマから一転し、かねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした心理サスペンス。最優秀作品賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞のほか、是枝監督が最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を受賞し、6冠となった。
広瀬すず「お腹が痛いです」
最優秀作品賞に選ばれ、是枝監督、役所らとともにステージに登壇した広瀬は、緊張からか快挙に「お腹が痛いです」と初々しいコメントをしつつ、「本当に素敵な景色を見させていただきました。ありがとうございます」と感謝。また、是枝監督は「チャレンジの連続だったものがこういう形で評価をいただいて、嬉しく思っております。映画はまだまだ分からないなというのが、撮り終わったときの正直な気持ちだったので、この受賞を糧にしてまだまた頑張っていきたいと思います」と気を引き締めていた。
ほか、最優秀賞は美術賞を倉田智子氏(『花戦さ』)、撮影賞を柴主高秀氏(『関ヶ原』)、照明賞を宮西孝明氏(『関ヶ原』)、録音賞を矢野正人氏(『関ヶ原』)、音楽賞を鈴木慶一氏(『アウトレイジ 最終章』)、主演女優賞を蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)、主演男優賞を菅田将暉(『あゝ、荒野 前篇』)。外国作品賞は『ラ・ラ・ランド』、アニメーション作品賞は『夜は短し歩けよ乙女』だった。
「第41回日本アカデミー賞」
「第41回日本アカデミー賞」は、2016年12月16日から2017年12月15日までに東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画及びアニメーション作品を表彰。司会は第37回より5年連続18度目となる俳優の西田と、『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回最優秀主演女優賞を受賞した宮沢りえが務めた。(modelpress編集部)
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