桜・稲垣早希、EVAネタ封印で“不平等”を訴えるイラスト芸を披露<京都国際映画祭2017>
2017.10.14 02:55
お笑い芸人の桜・稲垣早希が13日、京都で開催中の映画祭「京都国際映画祭2017」で行われたお笑いコンテスト「SDGs-1グランプリ」に出場。稲垣がモノマネすることで知られる「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレーの格好をしつつも、この日は“EVAネタ”を封印して新たなイラストネタを披露した。
稲垣早希、イラスト使用ネタがおもしろい
コンテストでは、挑戦者が国連サミットで採択した“持続可能な17の目標”の内の3項目を盛り込んだオリジナルのお笑いステージを披露して勝敗を決めた。SDGsの17項目には世界で目指していかなければならない目標が設定されており、稲垣はそのうちの“すべての人に保健と福祉を”、“人や国の不平等をなくそう”、“平和と公正をすべての人に”を選択し、イラストを使った渾身の新ネタを披露。
自身が貧乳であるということから巨乳の女性との“不平等”を表現。羨望もありつつあらゆるケースでの“貧乳は得するが巨乳は損をする”ということを次々と説明した。
例えば、ジブリ作品の「天空の城ラピュタ」のヒロイン・シータが巨乳だった場合、名シーンであるシータが空から降ってきた際にパズーが救いきれないというものや、アニメ「ドラえもん」に登場するしずかちゃんが巨乳の場合、除き見のシーンが過激になってしまう可能性があることなどを力説した。
優勝はNON STYLEだったが、手の込んだネタだっただけに敗因について稲垣は、この日の審査員で国連広報センターの根本かおる所長が巨乳であったことを指摘。
ここでも巨乳の女性との不平等性を訴えていた。
コンテストはそのほかにダイアン、コロコロチキチキペッパーズ、フースーヤが出場した。
SDGs(持続可能な開発目標)
目標は以下の17項目。貧困をなくそう
飢餓をゼロに
すべての人に保健と福祉を
質の高い教育をみんなに
ジェンダー平等を実現しよう
安全な水とトイレを世界中に
エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤をつくろう
人や国の不平等をなくそう
住み続けられるまちづくりを
つくる責任つかう責任
気候変動に具体的な対策を
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう
平和と公正をすべての人に
パートナーシップで目標を達成しよう
4回目の京都国際映画祭
京都国際映画祭は、2014年に創設された京都市で開催される映画祭。「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎ、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに持つ。4回目を迎えた今回は、『京都三泊四日。』をキャッチコピーに京都市内の「よしもと祇園花月」「元・立誠小学校」「岡崎公園」など多数の会場で行われる。
映画上映やアート展示のほか、図書館を利用した芸人おすすめ本の展示、エンタメステージ、ブース出展なども行われる。
今年の同映画祭のオープニングセレモニーは世界遺産・西本願寺内の重要文化財である南能楽堂で開催された。(modelpress編集部)
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