窪田正孝、実写版「東京喰種」主演にプレッシャーと本音 原作・石田スイ氏に「救われた」
2017.06.02 20:27
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2日、東京・六本木ヒルズにある「YouTube Space Tokyo」にて映画『東京喰種 トーキョーグール』(7月29日公開)のキックオフイベントが行われ、主演の窪田正孝らが登壇した。
大役抜てきに「たくさんプレッシャーもある」
石田スイ氏の人気コミックを実写化する同作。イベントには、萩原健太郎監督、松竹の大角正常務取締役映像本部長、永江智大プロデューサーも登壇し、石田氏がテキストで参加。映画化について石田氏は、「主演のカネキを窪田さんにお願いできるのであれば、観てみたいなと思いました。初めて窪田さんを拝見したとき、実写化はやるつもりがないけど、万が一実写化するのなら、この人がいいなと感じたので、そこが自分の中で映画化する意味だったのかなと思います」とコメント。
一方、窪田はオファーを受けた際の心境を「サプライズ!」と英語で答え、「生みの親である先生に直々にオファーをいただけるというのは本当に光栄です。(映画化発表時に)コメントを出したときも書いたんですけど、ビビっていて。でも、先生がああいうコメントを出してくれたからこそ救われた部分がたくさんありました」と大作で主演をつとめる本音を吐露。
さらに、「彼(=カネキ)にとっては悲劇だけれども、コミックだったり引いて見れば、人の悲劇って喜劇になるって瞬間を感じられて。人間の美しさもそうだし、正当化する心もそうだし、人間って綺麗に生きることを許されてるんだなと。現実世界に突き詰めた問題をエンタテインメントという形にしているメッセージがあったので、ぜひやらせてもらうからには、その部分を誠心誠意、責任を持ってやりたいと思いました」と意気込む場面や、「大役ですから、たくさんプレッシャーもありますけど、スタッフの方々が作った2時間の集大成を皆さんにお届けできるよう、これからたくさん頑張っていきたいなと思っています」とアピールする場面もあるなど、並々ならぬ気合いを見せていた。
「カネキそのものの姿がそこにあった」
また、窪田の演技については、萩原監督も「ギリギリリアリティを保つラインのバランスが、すごく上手い。見ていていつも想像を超えてくる。こういう風にくるんだって。それが見ていて楽しいし、それだけでもずっと見ていられるお芝居をしてくださいました」と絶賛。「(クランクインで)喋り方、声のトーン、間合い含めて、カネキそのものの姿がそこにあって、正直びっくりしました」とべた褒めだった。
海外ファンと交流
今回のイベントは、実写映画プロジェクトの全容を、世界の「東京喰種」ファンに向けて報告するため、全世界に発信。初公開となる実写版「東京喰種」の「スペシャル映像」が公開されたほか、野田洋次郎(RADWIMPS)のソロプロジェクト・illion(イリオン)が描き下ろした「BANKA」が主題歌に決定したことや、配給国、スタッフ等が発表された。また、ロサンゼルス、韓国などの「トーキョーグールサポーターズ」が、世界のファン代表として登壇者たちに質問するコーナーも。窪田は、手を振ったり、「OK?」と合図を出したりと世界中の「東京喰種」ファンとの交流を楽しんでいた。
実写版「東京喰種」
原作は2011年から週刊ヤングジャンプにて連載され、累計2200万部を記録。人を喰らう怪人“喰種”が跋扈する東京を舞台に、喰種に半分変化してしまったカネキ(窪田)が悲しみや葛藤を抱きながら、あるべき世界を模索する姿が描かれる。窪田のほか清水富美加、鈴木伸之、蒼井優、大泉洋らが出演する。(modelpress編集部)
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