佐藤健&土屋太鳳、初のカップル役 感動の実話を映画化
2016.12.07 06:00
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俳優の佐藤健と女優の土屋太鳳が実話を基にした映画「8年越しの花嫁」(2017年冬公開)でW主演をつとめ、カップル役を演じる。
感動の実話を映画化
同作は「YouTube」に投稿された動画をきっかけに、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として一気に話題が広がり、テレビや新聞、ネットなど数々のメディアで取り上げられ、2015年7月に「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」として書籍化もされた、あるカップルに起きた感動の実話を映画化。結婚を約束した一組のカップル、尚志と麻衣は、幸せの絶頂だったが、結婚式の3ヶ月前、突然の病気が麻衣を襲い、一時は心肺停止、その後も長い昏睡状態に。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう他にいい人を見つけたら」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。
その祈りが届いたのか、その後、麻衣は徐々に意識を取り戻すが、記憶障害により尚志の記憶を失っていた。大きなショックを受けながらも、来る日も来る日も麻衣のもとへ通い続ける尚志。そして、8年の年月が経った頃、ついに2人に奇跡が訪れる。
佐藤健&土屋太鳳が「るろ剣」以来の共演
尚志役を佐藤、麻衣役を土屋が演じ、2人の共演は映画「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」(ともに14年)以来、3年ぶり。カップル役は今回が初となる。目を覚まさない婚約者を献身的に支え続け、苦悩しながらもひたむきに彼女を思い続ける、繊細な心情を表現する役に挑む佐藤と、これまで明るく健康的な役柄の多かった土屋が、難病と闘う女性という新たな境地とも言える役にどう挑むのか注目だ。
佐藤は「僕達の作る映画は、尚志さん達が実際に送られた人生の感動には遠く及ばないかもしれません」と断りつつも「この、あるカップルに舞い降りた奇跡の実話を、少しでも多くの方に伝えたいという想いで、この役を引き受けさせて頂きます」と意気込み十分。
土屋は、佐藤に向けて「魂を削り役を生きる背中は、常に私の目標です」とメッセージを送り「全力で、ぶつかります」と誓った。
モデルとなった人物と豪華スタッフ
モデルとなったのは、岡山県在住の中原尚志さん・麻衣さん夫婦。交際から2年目の記念日にプロポーズ、2007年3月の挙式に向けて準備をしていた06年末、麻衣さんを突然原因不明の病が襲う。その後、「抗NMDA受容体脳炎」という、発症率が300万人に1人とされる難病と診断。長い昏睡状態とその後のリハビリを経て、8年後の2014年12月に晴れて挙式。式場の運営会社が撮影したそのときの映像が、2015年2月に「8年越しの結婚式」として「YouTube」に投稿され、瞬く間に口コミで広がり話題となった。メガホンをとるのは「64 ロクヨン前・後編」(16年)など、深い人間ドラマを描くことに定評のある瀬々敬久監督。脚本は、来年のNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の脚本も手がける、岡田惠和氏が担当する。(modelpress編集部)
佐藤健 コメント
このドキュメンタリーを観た時の感動を今でも鮮明に覚えています。もちろん尚志さんと麻衣さんの八年間は、あの映像には収まりきらないほど壮絶で、しかしその中に、普通の人の一生分全部を足しても届かない程の大きな大きな愛があったのだと感じました。現実にこんな人生が有り得るのかと、心が震えました。そして奇跡は起きるものじゃなく起こすものなのだと、お二人に教えていただきました。僕達の作る映画は、尚志さん達が実際に送られた人生の感動には遠く及ばないかもしれません。しかしこの、あるカップルに舞い降りた奇跡の実話を、少しでも多くの方に伝えたいという想いで、この役を引き受けさせて頂きます。
お二人のことをちゃんと見守り続けてくれていた神様と、この作品との出会い、そしてこんなにも眩い生き方を僕達に見せてくれた尚志さん、麻衣さん、お二人のご家族の皆様に心から感謝して、そして敬意を込めて、全身全霊を捧げ撮影に臨みます。
土屋太鳳 コメント
私が出会った一冊の本。愛らしい表紙には、ひまわりのような新郎新婦。でも、その物語に刻まれていたのは、壮絶な奇跡でした。中原尚志さん・麻衣さん御夫妻、そして支えてこられた方々へ。お二人の純粋な愛を伝えて下さって、本当にありがとうございます。心からの感謝と共に、大切な記憶に真摯に向き合い、その日々を生きたいと思います。
佐藤健さんへ。魂を削り役を生きる背中は、常に私の目標です。全力で、ぶつかります。
応援して下さってる方々、この物語を愛していらっしゃる方々へ。貴重な奇跡を私で表現出来るのか御心配かと思います。未熟者ですが、全てを注ぎ全てを捨てて、演じます。どうか見守って下さい。よろしくお願い致します。
監督・瀬々敬久氏 コメント
真実の物語に敬虔な心を忘れることなく、そして臆することなく、果敢に挑戦していきたいと思っています。知性と運動神経を兼ね備えた唯一無二の若手俳優だとずっと思ってきた佐藤健さん、一本ちゃんと線の通った純粋さを持っておられる土屋太鳳さん、二人と共に走っていけたらと思っています。脚本・岡田惠和氏 コメント
尚志さんと麻衣さんの力強い愛の実話を、佐藤健さん土屋太鳳さんという、最強の二人で描くことが出来て幸せでした。観た方が最後に幸せな気持ちになれること間違いなしの映画になると確信しています。ストーリー
かけがえのない人を待ち続けた8年間。これは実際に起きた、奇跡のラブストーリー。尚志と麻衣は結婚を約束した20代のカップル。幸せ絶頂の2人だったが、結婚式の3ヶ月前、麻衣を原因不明の病が襲う。一時は心肺停止、長い昏睡状態で麻衣は寝たきりとなる。
そこから尚志は毎朝出勤前に病院まで通い、麻衣を看病し続けた。しかし、いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう他にいい人を見つけたら」と言われる。それでも尚志は諦めず、麻衣の側で回復を祈り続ける。
その祈りが届いたのか、数年後、麻衣は徐々に意識を取り戻し、言葉を発するようになるが、そこへ更なる試練が。麻衣は、記憶障害により尚志の記憶を失っていたのだった。
その後リハビリを経てようやく外出できるようになった麻衣を、尚志は2人の思い出の場所へ連れ出すのだが、まだ麻衣は尚志のことを思い出せない。尚志も自分が麻衣に負担をかけているのではと感じ、2人は別れてしまう。
しかしその後、麻衣は尚志が挙式予定だった日に毎年式場を予約し続けていたことを知る。尚志の深い愛情に改めて気づいた麻衣は、彼を探し始める。
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