西田敏行

Hey! Say! JUMP山田涼介“東野圭吾史上最も泣ける作品”で映画主演 初共演・西田敏行から太鼓判

2016.12.03 08:00

作家・東野圭吾氏の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(角川文庫刊)が実写映画化されることが決定。Hey! Say! JUMP山田涼介が主演を務めることが分かった。

  
西田敏行
東野圭吾著「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(角川文庫刊)書影

原作は「東野圭吾史上最も泣ける感動作」

謎めいたストーリーと、ファンタジックな展開の最後に訪れる深い感動が話題を呼び、「東野圭吾史上最も泣ける感動作」として高い支持を得ている同作。全世界で500万部を誇るベストセラーで、中国での映画化も決定している。

物語は、かつて 悩み相談を受けることで知られていた古い雑貨店「ナミヤ雑貨店」に、悪事を働いた敦也と幼馴染の3人の青年が逃げだことからスタート。朝まで過ごすことにした敦也は、雑貨店に宛てた悩み相談の手紙に対し戸惑いながらも返事を書きはじめ、いつしか人を思いやる心に気付くとともに、ナミヤ雑貨店の秘密と、そこに集まる人々をつなぐ運命も明らかになっていく。

山田涼介×西田敏行が初共演

山田が演じるのは、主人公の敦也。そして、ナミヤ雑貨店の店主で人々からの悩みにこたえる浪矢雄治役には西田敏行が起用された。

2人は同作が初共演。「西田敏行さんは第一線を走り続けている尊敬する大先輩なので、共演できることはものすごく光栄なことですし、足を引っ張らないように頑張りつつ、吸収できるものは吸収していきたいです」(山田)、「山田涼介君は才ある俳優の1人。特に今回の役は彼にぴったりだと思います。そんな山田君と私を、泣かせ名人という印象のある廣木監督がうまく料理してくださると思うので、今から仕上がりがとても楽しみです」(西田)とそれぞれ期待に胸を躍らせた。

「映像化は難しい」

メガホンを取るのは、「余命1カ月の花嫁」、「PとJK」などを手がけた廣木隆一監督。脚本は「余命1カ月の花嫁」「娚の一生」でも廣木監督と組んだ斉藤ひろし氏が担当する。

原作・東野氏からは「小説では可能でも映像化は難しいのではないか、というのが本音です」とのコメントが寄せられており、廣木監督も「どこまでファンタジーかつリアルに描けるか僕なりに挑戦だと思っています」と映画化への率直な心境を吐露。しかし、期待に応えるべく「初、東野原作ですがファンの期待を裏切らない、また時代を超えて楽しめる作品にしたいと思っています」と意気込みを語った。

なお、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は2017年秋の全国公開を予定している。(modelpress編集部)

山田涼介コメント

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は時空を超えて手紙を送り合うという、ありえないような話ではありますが、すごく真実味を帯びていて、リアルな部分とそうじゃない部分において気持ちの作り方が難しそうだなと思うと同時に、やりがいを感じています。特に、今回初めてご一緒させていただく西田敏行さんは第一線を走り続けている尊敬する大先輩なので、共演できることはものすごく光栄なことですし、足を引っ張らないように頑張りつつ、吸収できるものは吸収していきたいです。

この作品は1人ひとりの心情…悩み、苦しみ、喜びなど喜怒哀楽を表した映画になると思うので、観客のみなさんには、ぜひ振り回されてほしいです。

西田敏行コメント

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は東野圭吾さんの作品の中でも、少し毛色が違う作品なので、その作品が映像になるのはすごく楽しみです。そして共演の山田涼介君は才ある俳優の1人。特に今回の役は彼にぴったりだと思います。そんな山田君と私を、泣かせ名人という印象のある廣木監督がうまく料理してくださると思うので、今から仕上がりがとても楽しみです。

喜怒哀楽という人間の感情の中で、笑うことと泣くことは生きてく上でとても大切な時間。お客さんにこの映画で心の浄化をしていただきたいし、その役を担うことができたら非常に幸せだと思います。俳優としてのこれまでの自分のキャリアをぶつけて演じたいと感じています。

原作・東野圭吾氏コメント

この物語の構造は複雑で、いくつかのエピソードが時間と空間を隔てて絡み合っています。小説では可能でも映像化は難しいのではないか、というのが本音です。あの不思議な出来事は、あの登場人物たちは、そして彼等の「悩み」はどう描かれるのか、今からとても楽しみです。

廣木隆一監督コメント

原作の奇蹟をどこまでファンタジーかつリアルに描けるか僕なりに挑戦だと思っています。初、東野原作ですがファンの期待を裏切らない、また時代を超えて楽しめる作品にしたいと思っています。初役者陣も楽しみです。

KADOKAWAプロデューサーコメント

東野さんが描くファンタジーには、必ず人生の苦み(にがみ)が描かれます。この奇蹟の物語に登場する主人公たちは、寄る辺もない孤独な人々です。そんな人々の切なる「思い」が綴られた“手紙”が時空を超えて、人の縁を作っていく…というストーリーを、「漂泊する人間の孤独」を詩情豊かに描き続けた廣木監督に是非撮って貰いたい、と思いました。

主演として山田涼介くん演じる「敦也」は、現代で迷いながら生きる孤独な青年。そして、西田さんが演じる「浪矢雄治」は、古き良き日本にいた、人情味溢れる老人です。違う時代に生き、会うはずのない2人が交わる時、廣木監督がきっと素敵でビタースイートな感動ファンタジーを作り上げてくれると信じています。
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