松岡茉優のセンスに脱帽「頭がくらくら」
2016.08.10 16:00
女優の松岡茉優が、映画「聲の形」(9月17日公開)で、主人公・石田将也の小学生時代の声を担当。この度アフレコに臨んだ松岡に対して、山田尚子監督は「普段、声だけで芝居をすることはあまりされていないと思うので、いろいろと窮屈だったりしたと思うのですが、そのようなことを全く感じさせないようなものすごい感性とセンスを目の当たりにして、頭がくらくらしてしまいました…」と脱帽していた。
松岡茉優「かけがえのない少年になりました」
同作は、「このマンガがすごい!2015」でオトコ編第1位に選ばれ、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞受賞を受賞した大今良時氏の同名漫画が原作。まっすぐに「いま」と向き合う少年少女の姿を等身大に描く。松岡は、「自分自身にとっても新しい試みで、はじめは声だけに演技を乗せるのがこんなに大変なのかとすごく悔しかったですが、 声優と俳優というお仕事に繋がる架け橋の兆しが見えた気がして、本当に光栄です」とコメント。「将也君は私にとってかけがえのない少年になりました」と振り返った。
小学生の将也役に松岡を起用した理由について、「松岡さんが演じられていた役でとても大好きな役がありまして、小学生将也のことを考えたときに、その子のことがふあっと浮かびました」と振り返った山田尚子監督は、「きっとこの時に自分の中では松岡さんの将也と握手していたのだな、と思います。彼女の中にあるたくさんの感受性のどんな部分から将也が生まれてくるのか、とても知りたくなってお願いしました」と紹介した。
特に魅力的なのは「怒鳴った時の声」
一方原作の大今良時氏も、「とても自然な演技だと思いました。投げ出すような感じというか、放り投げるような感じというか、本物の小学六年生のような喋り方が、私のイメージする子供時代の将也そのものでした」と絶賛。特に「特に怒鳴った時の声」が魅力的だと明かした。(modelpress編集部)
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