佐藤健、宮崎あおいに絶妙フォロー “消えてしまっても構わないもの”を明かす
2016.05.01 18:31
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俳優の佐藤健が1日、都内で行われた映画「世界から猫が消えたなら」(5月14日より全国公開)のイベント試写会に、女優の宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)、新人アーティストのHARUHIとともに登壇。イベントでは言葉をど忘れした宮崎を佐藤がすかさずフォローする一幕があった。
佐藤健の言葉をど忘れ?宮崎あおい「なんて言ったんでしたっけ?」
同作は、脳腫瘍で余命わずかと宣告された郵便配達員の“僕”が、自分そっくりな“悪魔”から「大切なものをひとつ消すことと引き換えに1日の命を与える」という取引をもちかけられ、自分の大切なものが失われていく中で、元恋人や親友、疎遠となった父や亡くなった母との思いに触れていく中である決断をするというヒューマンドラマ。佐藤が余命わずかと宣告された郵便配達員の“僕”と“悪魔”の2役を演じ、宮崎はかつて“僕”が愛した女性“彼女”を演じる。
直接、観客から同映画を見た感想を聞いた宮崎は「よく佐藤君が、この映画を見て主人公が映画である。自分を投影してというか…なんて言ったんでしたっけ?(笑)」とど忘れ。
「すごいいいことを言っていたので、ちゃんと言わないといけないと思ったら、自分の言葉では出てこなかった」と佐藤に目を向けると、それを受け佐藤は「僕や宮崎さんの役には名前がないんですけど、それには深い意味があって、僕たちが意図していたことは、僕たちの物語で感動するのではなくて、僕たちを通して、皆さん自身の人生を思い浮かべてもらって、皆さん自身の人生に感動してほしかった」と代わりに説明。宮崎は「ということをいつもおっしゃっていたので(笑)、(観客が)そういう風に見てくださっているということを聞いて、この映画にとっても嬉しいことだなと思います」と笑顔を見せた。
“世界から消えてしまっても構わないもの”は?
さらに、観客からストーリーにかけて「世界から消えてしまっても構わないもの」を聞かれると、佐藤は「毛虫。卵からすぐ蝶になってほしいですね。毛虫嫌いなんです。もし好きな人がいたらすみません」、HARUHIは「ゴキブリ。高校生は宿題とか試験ですかね。来週試験なんです…」とそれぞれ回答。一方、宮崎はじっくりと考え込んだ後「ちょっとパスしてもいいですか?」と言い、「今日、ダメですね…」と肩を落とすと、佐藤は「そんなことないですよ」と優しくフォロー。「でも(同じ質問を)取材で聞かれることあるよね」と声をかけると、宮崎は「そうなんです。いつもは花粉症って(答える)」とコメントし、佐藤から「それを言えばよくない?(笑)」とツッコミ。宮崎は「来てくださっている方が、もしかしたら(その記事を)見てくれているかも知れないと思って、新しいものを出そうと思ったら何にも出てこなくて、一番悪い状況になっちゃった」と明かし、真面目な一面を覗かせていた。(modelpress編集部)
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