生田斗真“トランスジェンダー”の難役初挑戦 桐谷健太が恋人に<コメント到着>

2016.03.21 05:00

俳優の生田斗真が、映画『彼らが本気で編むときは、』(2017年2月25日公開)で自身初となる“トランスジェンダー”役に挑戦することがわかった。その恋人役は俳優の桐谷健太に決定。映画『かもめ食堂』(2006)などで知られる女性から圧倒的な人気を誇る荻上直子監督が、5年ぶりにメガホンを取る。

  
今作は、2013年にアメリカから帰国した荻上監督が「トランスジェンダーの子どもを持つ母親が子どものためにニセ乳を作る」という心温まるエピソードの新聞記事を見つけ、そこから着想を得て、監督自身で作り上げたオリジナル脚本。トランスジェンダーのリンコ、育児放棄された子どものトモ、リンコの恋人でトモを温かく見守る叔父のマキオが繰り広げる、主人公3人の奇妙な共同生活を描く。

生田斗真&桐谷健太の転機に?「何かが変わる」

トランスジェンダーの主役・リンコには「他は考えられない」という監督たっての希望により生田に決定。そんな生田自身も脚本に惚れ込み、「撮影に入ってみて、難しい役だと改めて実感していますが、こうした役をいただくことはそうないことですし、全力で取り組んでいます」と意欲を見せている。

また、マキオを演じる桐谷については「とても心強いです。僕のことをたくさん褒めてくれるし、大丈夫、大丈夫って背中をポンと押してくれるんです。もともとマキオさんのように器が大きい俳優さんだし、頼りたくなる存在ですね」と信頼関係を明かした。

一方の桐谷は「荻上監督は、自分で本を書いて、自分で監督されているので、説得力が半端じゃないし、演出の指示が的確で、『なるほど、確かにそれがマキオかも!』って思える」と荻上監督を称賛し、「斗真とも『この映画は俺らのターニングポイントになりそうやね』と話しています。自分にとって何かが凄く変わりそうな作品と感じていますし、今までやったことのない人物像なので、自分自身も凄く楽しみだし、肩の力を抜いてマキオとして監督の世界にちゃんと漂えるようにしたいです」と意気込みを語った。

「癒やしてなるものか!」“スローライフ”作品からの変貌に期待

さらに子役には、数回に渡るオーディションで輝く才能を見せ、今作が映画本格デビューとなる柿原りんかが抜擢。現在、撮影は順調に進んでいるようで、荻上監督は「私にとっても、生田さんや桐谷さんにとっても、転機となる作品だと思っています」と確信を見せ、「癒し系、スローライフなどが、私の過去の映画のイメージでした。ならば言いたい。本作『彼らが本気で編むときは、』では、癒やしてなるものか!もはや、生ぬるいものを作る気など一切ありません」と期待が高まる、衝撃のコメントを寄せた。(modelpress編集部)

映画『彼らが本気で編むときは、』

“カタチなんて、あとから合わせればいい”―小学生のトモ(11)は、育児放棄ぎみの母親ヒロミ(40)と二人暮らし。ある日母親が家出をしてしまったため、叔父のマキオ(35)の家に向かう。過去にも同じ経験があったが、今回マキオはリンコ(32)という美しい恋人と暮らしていた。リンコは、元男性でトランスジェンダー。老人ホームで介護士として働いている。リンコの美味しい手料理に、食卓の団らん。母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった。

キャストコメント

・生田斗真(リンコ役/トランスジェンダー、介護士)
荻上監督の最新作ということで、企画書をいただきました。トランスジェンダーの女性を描いていて、荻上監督独特の、かわいくもあるし、優しくもある温かい脚本で、監督の期待に応えたいという思いが湧きました。監督はとてもサバサバした方で、違ったら違う、よかったらよかったと物事をはっきり言ってくださるので、とても信頼しています。

桐谷さんの存在もとても心強いです。僕のことをたくさん褒めてくれるし、大丈夫、大丈夫って背中をポンと押してくれるんです。もともとマキオさん(※)のように器が大きい俳優さんだし、頼りたくなる存在ですね。

撮影に入ってみて、難しい役だと改めて実感していますが、こうした役をいただくことはそうないことですし、全力で取り組んでいます。

・桐谷健太(マキオ役/リンコの恋人)
最初はマネージャーから「すごい良い物語だよ。育児放棄した姉の娘を自分で育てていこうと思う青年役だ」と聞きました。

荻上監督作品は、『めがね』や『かもめ食堂』、『トイレット』などを以前観ていて、ホッとしたのを覚えています。脳みそとか腸とか、内臓が休まる感じのイメージがあって(笑)。荻上監督は、自分で本を書いて、自分で監督されているので、説得力が半端じゃないし、演出の指示が的確で、「なるほど、確かにそれがマキオかも!」って思えるんです。監督の演出によって、俺のマキオは余分なところが削がれ、本物の「小川マキオ」になって、転がり出していく感じです。

斗真とも「この映画は俺らのターニングポイントになりそうやね」と話しています。自分にとって何かが凄く変わりそうな作品と感じていますし、今までやったことのない人物像なので、自分自身も凄く楽しみだし、肩の力を抜いてマキオとして監督の世界にちゃんと漂えるようにしたいです!撮影は映画の現場!って感じで楽しいです!

荻上直子監督コメント

数日前にクランクインしましたが、私にとっても、生田さんや桐谷さんにとっても、転機となる作品だと思っていますし、そうなるように努力しているところです。癒し系、スローライフなどが、私の過去の映画のイメージでした。ならば言いたい。本作『彼らが本気で編むときは、』では、癒やしてなるものか!もはや、生ぬるいものを作る気など一切ありません。この映画は、私の人生においても、映画監督としても、荻上直子、第二部の始まりなのです。
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