「デスノート 2016」に出演する戸田恵梨香(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

“ミサミサ”戸田恵梨香「デスノート」続編に再臨 「恐怖の方が強かった」<本人コメント>

2016.03.09 05:00

女優の戸田恵梨香が、映画「デスノート 2016」に出演することが9日分かった。既に東出昌大・池松壮亮・菅田将暉らの参加が明かされている同作。新たなキャスト・戸田の発表とともに、公開日も10月29日(土)に決定した。

  

「デスノート」誕生から10年、究極の頭脳戦再び

2003年、「週刊少年ジャンプ」にて読み切りが掲載、同年12月から2006年5月まで連載され日本国内累計発行部数3000万部を誇る人気コミック「デスノート」は、名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月(ヤガミ・ライト)と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描いた作品。2006年には藤原竜也、松山ケンイチらを迎えた実写映画「DEATH NOTE」、「DEATH NOTE the Last name」が二部作で公開。2015年には窪田正孝、山崎賢人らが主要キャラクターを演じ、連続ドラマ化された。

今作の舞台は、月とLの死から10年を経た世界。原作に存在しながらも未だ使われていなかった“人間界で同時に存在していいノートは6冊まで”という「6冊ルール」を採用して「デスノート」をめぐる究極の頭脳戦を繰り広げる。

“ミサミサ”戸田恵梨香が鍵に

スクリーンデビューとなった映画「DEATH NOTE」ほか「DEATH NOTE the Last name」「L change the WorLd」に、トップアイドルでありながら死神に魅入られデスノート保持者となった“ミサミサ”こと弥海砂役で出演した戸田。愛する夜神月(藤原)のために自らの残りの寿命の半分を差し出し“死神の目”を契約した“第二のキラ”となり、月に対する一途な愛と、デスノートによる抹殺を遂行する過激さを見事に演じきった。

本作では、10年前にデスノートの所有権を放棄したことによりデスノートに関する記憶を失っているが、月への想いは持ち続けたまま女優として活動する海砂。しかし、月とLの戦いを知る海砂の“記憶”が、新たなデスノートをめぐる戦いの鍵となる。

戸田恵梨香「とても悩みました」

海砂として「デスノート」の世界に戻ってくることに対し、「恐怖の方が強かったです」と心境を打ち明けた戸田は、「スクリーンデビューさせていただいた作品なので、思い入れは強くて。10年前の『デスノート』のときはまだまだ新人で、役者を始めて1年も経っていないのにとても大きな作品に参加させていただいたので、芝居もままならない状態でした」と当時を回顧。そのため、前作を観ると恥ずかしくて仕方ないとも語ったが、「今回はその当時に戻れるのか、戻っていいのか?戻るべきなのか、進むべきなのか?いまの自分だったら、海砂をどう演じられるのだろうか?というところでとても悩みました」と率直な想いを明かした。

再登場は「必ず実現させたいこと」

戸田演じる海砂の再登場について佐藤信介監督は「物語の1つの柱となり、そしてこの続編に、デスノートの息吹をふき込みました」と重要性を説き、佐藤貴博プロデューサーも「10年後の『デスノート』を企画するにあたり、必ず実現させたいと思っていたこと」と思い入れの強さをコメント。続けて佐藤プロデューサーは「美しく魅力的な『10年後の弥海砂』を作り上げるために、衣装やメイク、脚本にも沢山のアイデアを提供してくれました」と戸田とのエピソードを明かし、「新キャラクターとの絡み合いとともに、物語の重要なカギを握る弥海砂にご期待ください」と呼びかけた。(modelpress編集部)

戸田恵梨香コメント

嘘でしょ!と思いました。本当ですか?って(笑)。10年前の作品で月とLも亡くなっているし、当時も10年後の物語を作ることはないだろうと思っていたので本当に驚きました。

今回の参加は恐怖の方が強かったです。スクリーンデビューさせていただいた作品なので、思い入れは強くて。10年前の『デスノート』のときはまだまだ新人で、役者を始めて1年も経っていないのにとても大きな作品に参加させていただいたので、芝居もままならない状態でした。だから前作を観ると恥ずかしくて仕方がないんですけど、今回はその当時に戻れるのか、戻っていいのか? 戻るべきなのか、進むべきなのか? いまの自分だったら、海砂をどう演じられるのだろうか? というところでとても悩みました。

10年経ったいま、『デスノート』を通してまた改めて伝えられるメッセージがあるのかもしれないなと思います。
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