佐々木蔵之介(中央)、深田恭子(右)らが再集結する(C)2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会【モデルプレス】

佐々木蔵之介・深田恭子・知念侑李ら再集結「前より過酷です」

2015.09.28 05:00

俳優・佐々木蔵之介や、女優の深田恭子らが再集結する。

  
第57回ブルーリボン賞・作品賞を受賞した映画「超高速!参勤交代」の続編タイトルが「超高速!参勤交代 リターンズ」(2016年公開)に決定した。金も時間も人手もない中“とんでもない”知恵を使って見事、「参勤」を実現し、藩の取り潰しを免れた前作だが、帰りの「交代」までが「参勤交代」。今作では、最後の力を振り絞り超高速で「交代」し、なんとか湯長谷藩に帰るが、自分たちの城がないというピンチに見舞われる。

キャスト・スタッフも前作でお馴染みの面々が集結。佐々木、深田ほか、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔知念侑李Hey! Say! JUMP)、柄本時生、六角精児、市川猿之助、石橋蓮司、陣内孝則、西村雅彦が出演する。

念願叶い、いわき市で撮影敢行(C)2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

念願のロケも敢行

前作では叶わなかった、かつて湯長谷藩があった福島県いわき市でのロケが実現。本木克英監督の念願でもあった同撮影には、いわき市長・清水敏男氏や地元の青年団らも参加した。同作の代名詞とも言える“走り”のシーンは、いわきの小浜海水浴場で敢行。村人に扮した総勢150名の地元エキストラも参加した、いわきの伝統芸能である“じゃんがら念仏踊り”に、佐々木演じる湯長谷藩・藩主の内藤政醇と深田演じる姫のお咲が、加わっていくクライマックスシーンも撮影された。

ロケの様子(C)2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

「帰りがあるのは知らなかった」

今作について佐々木は「行って帰るのが参勤交代で、帰り(交代)があるのを知らなかった。話をいただいたときは、やるの?またやるの?どうせまた走るんでしょ(笑)と話していましたが、結局前作の倍以上走ることになりまして、前より過酷です(笑)」と正直な想いを告白しつつ、「前作の仲間達と出会う事が出来て、今はとても幸せです」と満足。深田は「“じゃんがら踊り”を青年団やボランティアの皆様と躍らせていただいて、皆様からとても力をいただきました」と撮影の感想を語った。

本木監督は「前作より面白いものが作れるか不安」と話すも、「悪役などの登場人物も増えて名前のあるキャストが80人近くいるが、一人ひとりが活かされる役作りをしていきたい」と意気込み。まだ撮影は残っているそうだが「思いっきりやるだけです!一生懸命頑張っているのが美しく、可笑しくて、愛しい人々なので、ただただそれを演じていきたい」(佐々木)、「前作もすごく面白かったですが、今回も台本を読んで皆さんの絵がすぐ浮かんできてとても面白かった。是非楽しみにしていただきたい」(深田)とそれぞれアピールした。(modelpress編集部)

「超高速!参勤交代 リターンズ」あらすじ

金山奪略を狙う老中・松平信祝(陣内孝則)によって無理難題を吹っ掛けられた弱小の湯長谷藩。金も時間も人手もない中、藩主の内藤政醇(佐々木蔵之介)を筆頭に精鋭6名で“とんでもない”知恵を使って見事、「参勤」を実現し、藩の取り潰しの危機を免れた前作。行きの「参勤」でお金も体力も使い果たした政醇たちだったが、帰りの「交代」までが「参勤交代」。最後の力を振り絞り「交代」をはじめた一行は、その道中、故郷・湯長谷で農民一揆が起きたことを耳にする。政醇たちに打ち負かされ復讐に燃えた老中・松平信祝が、さらに大きな権力と最強の刺客を手に入れ、湯長谷藩を壊滅させようと逆襲をはじめたのだった。それを阻止するために、さらに「超高速」で走り抜け、なんとか藩に帰るのだが…自分たちの城がない!?ふたたび大ピンチに見舞われた湯長谷藩は、今度はいったいどんな奇策を使ってこの無理難題に挑むのか!?

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