桐谷美玲、涙の裏には“120%全力”の頑張り 「ヒロイン失格」で初めて見せた姿
2015.09.21 07:00
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幸田もも子氏の人気コミックを実写映画化した『ヒロイン失格』が公開された。主人公の女子高生・松崎はとりを演じた桐谷美玲は、「笑って、泣けて、キュンとする、今までに誰も観たことないような恋愛映画ができた」と自信と熱い想いを語り、初日舞台挨拶では涙を見せる場面も。桐谷自身が原作の大ファンであり、“はとり”という魅力的なヒロインを演じたい、という強い想いが実った瞬間だった。
監督からの念押し「120%すべてを出して」
はとりは何に対しても一生懸命で、“喜怒哀楽”全ての感情をさらけ出してしまう女の子。クールな幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)と、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)との三角関係に揺れる中で、変顔連発、坊主頭、さらには“池ポチャ”…と、従来のヒロイン像を打ち砕く、まさに“ヒロイン失格”な暴走ぶりで恋にぶつかっていく。妄想して喜んだり、嫉妬して怒ったり、哀しくて落ち込んだり、無邪気に楽しんだりと、とにかくどんなことに対しても全力疾走。そんなわかりやすく、正直なところが何よりも可愛くて、とても魅力的だと桐谷は語る。クランクイン前の顔合わせの席では、はとりならではの大胆な表現力をスクリーンでも実現させるため、英勉監督から「はとりの“変顔”はCGに頼らず120%すべてを出してください」と念押しの一言。それに「もちろん喜んで!」と胸を張って答えた桐谷は、映画化以前からはとりの変顔を練習していたとあって、その成果を“120%”の全力で披露。これまでの作品では見せたことのない表情が満載となっている。
過酷な“池ポチャ”シーンも…
また“池ポチャ”シーンは、まだ寒さの残る3月上旬、子供達からさんざん水鉄砲を浴びた上、池に落とされるという過酷な撮影に。桐谷も「実際に落ちたら、体ってこんなに寒さで動かなくなるんだと思いました(笑)。あと10秒入っていたら危なかったと思います」と振り返るほどだったが、実際の映像では、寒さなど微塵も感じさせない真夏の画に仕上がっている。はとりを取り合う2人のイケメンも「ものすごく変顔してるのに、ものすごくキュートなんです。メンチきってるシーンがすごく面白いんですよ。マンガで見た変顔にオリジナルが加わってさらに面白くなってる」(山崎)、「100%の力を自分の為に出してくれる人って魅力的に感じます。逆にはかない感じもして、守ってあげたくなる。はとりは大好きです」(坂口)と桐谷演じるはとりを絶賛。桐谷がはとりという役柄を通じて伝えてくれたのは、「とにかくまっすぐに、全力で頑張る」という単純だけれど、忘れがちな気持ち。“頑張り度120%”のヒロインが、恋に臆病になってしまった全ての人々の背中を押してくれるはずだ。(modelpress編集部)
「ヒロイン失格」モデルプレスインタビュー
桐谷美玲×山崎賢人http://mdpr.jp/interview/1521814
坂口健太郎
http://mdpr.jp/interview/1523864
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