「HERO」人気の秘密は“変わらなさ”と“座長・木村拓哉”/写真左から:北川景子、杉本哲太、八嶋智人、吉田羊、正名僕蔵【モデルプレス】

「HERO」人気の秘密は“変わらなさ”と“座長・木村拓哉”

2015.07.06 13:45

SMAPの木村拓哉が主演する映画『HERO』(7月18日公開)の完成報告会見が5日、東京・霞ヶ関の法務省で行われた。2001年1月期のTVドラマより伝説が始まった『HERO』は、06年にSPドラマ化、07年に映画化され、昨年夏、レギュラーメンバーを一部リニューアルしてドラマ第2シリーズを放送。それから1年、今度は8年ぶりにスクリーンに帰ってくる。ドラマ第1シリーズから14年、木村演じるスーツを着ない型破りな検事・久利生公平は、時を重ねても“何も変わらない”。

  
木村は「久利生公平という男は、雨宮舞子という事務官に出会ったり、地方に行ったり、いろんな時間を過ごしてきましたが、きっと彼のスタンス通りにこの月日を過ごしてきただけなんだと思います」と今作でもキャラクターの変わらなさを強調。ドラマ第2シリーズよりヒロインを務める北川景子もまた「(ドラマ第2シリーズから)1年経ちましたが、城西支部はいつも変わらないです。キャラクターが安定しているところ、チームプレーの絆が強固なところ。事件が大きかろうが小さかろうが、正義感を持って全員で一丸になって立ち向かっていきます。時間が経っても、人が変わっても、『HERO』の世界観は変わらないです」と続いた。

同作は久利生を中心に、東京地検城西支部で働く検事とそのサポート役である検察事務官らの活躍を描く群像劇。久利生だけではなく、個性豊かな城西支部の面々も人気を後押ししている。

ドラマ第1シリーズから出演する八嶋智人は「皆さん『HERO』の世界が変わらないって言いますが、細かいところで言うと小日向(文世)さんの毛が薄くなったり、私のウザさが増したりとか、(正名)僕蔵さんがドラマ第1シリーズの時、警備員役を演じながら、夜は本当に警備員のバイトをして生活していたのに、今やこんなに忙しい俳優さんになったりしています」と劇中さながらに話題を提供すると、小日向も「今日は毛の話は止めようと思っていましたが、第1シリーズの時に比べたら確かに(毛は)減ったんですよ(笑)」と参戦。会場を爆笑の渦に巻き込み、大量にカメラのフラッシュを浴びていた。そんな脇役のキャラクターもブレずに確立され、それぞれにファンがいることもまた『HERO』が長く愛され続ける理由の一つだ。

“座長”木村拓哉の存在感

「HERO」完成報告会見/左から:角野卓造、松重豊、小日向文世、濱田岳、佐藤浩市
もちろんそれは“座長”木村の存在感があってこそ。今作から参加となる佐藤は「ドラマを観ていてもチーム力を感じたので、そこに入るのは大変ですし、ものすごく緊張しました」と振り返り、さらに木村とのメインシーン撮影当日に「あまりに緊張しすぎたのか、朝起きたらアレルギーで、顔が12回戦ボクシングで戦った後みたいになっちゃって…かなりのピンチでした」と告白。現場の誰もが撮影を諦めかけていたが、木村にとある大学病院を紹介され「点滴と注射を打ったら顔の腫れがおさまりまして、なんとか無事に撮影できました。皆さんに迷惑をかけずにすんだ。座長のおかげございます」とお礼を言う一幕もあった。

木村と『HERO』という作品を通して14年間もの月日を共に過ごしてきた小日向は「改めてドラマ第1シリーズを観て、僕も出演していながら感動してしまいました。久利生公平がキラキラ光っている。当時はたいして思わなかったんですが、2001年を観返すと、久利生公平が愛おしくなる。息子のように感じる。確かに木村拓哉さんも歳をとりましたが、あの時のキラキラ感はまったく失われていない」と木村を絶賛していた。

公開まで約2週間。変わらない久利生公平、変わらない城西支部、変わらない世界観…『HERO』の“変わらなさ”が新たな伝説を創り上げる。

映画史上初めての試み

なお、法務省で映画のイベントが行われるのはこの日が初めて。検事が主人公、そして映画の撮影も行われている同作だからこそ実現したイベントに木村は「作品の中でも法務省で撮影をさせていただいています。実際に弁護士や検察官になられる方が、ここを通過して世の中に羽ばたいていく、そのような場所で今回この発表ができたことをすごく光栄に思います」と感無量の様子で語っていた。このほかイベントには杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、角野卓造、鈴木雅之監督も出席。(modelpress編集部)

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