最優秀女優賞を獲得した宮沢りえ【モデルプレス】

宮沢りえが最優秀女優賞「言葉に表せないほど美しい」<第27回東京国際映画祭>

2014.11.01 15:28

女優の宮沢りえが、第27回東京国際映画祭で最優秀女優賞を獲得した。

  
10月31日、都内にて同映画祭のクロージングセレモニーが行われ、邦画で唯一コンペティション部門にノミネートされた映画「紙の月」(11月15日公開)に、観客賞と最優秀女優賞(宮沢りえ)を授与。宮沢は驚きと喜びで言葉に詰まりながらも「震えています。おみくじで大吉を引いたときの『ヤッター』という気持ちと自分をひきしめなきゃという気持ちに似ています」と率直な気持ちを語り、「7年ぶりの映画主演ということで不安もありましたが、吉田監督の粘り強い、厳しい、愛のこもった演出により、主人公の梅澤梨花という手ごわい役を乗り越えられたと思っています。このトロフィーを半分に分けることができるなら、その半分を最優秀演出賞として、私から監督にあげたいくらいです」と吉田大八監督への感謝を述べた。

宮沢りえ/「第27回東京国際映画祭」オープニングセレモニー
宮沢りえ/「第27回東京国際映画祭」オープニングセレモニー
宮沢の受賞は、審査員満場一致で決定したそうで、審査員のイ・ジェハン氏は「意味深い、奥深い演技。卓越した精神。繊細な脆さの表現。表情だけですべてを語る演技力。彼女の芸術貢献に感謝します。そして言葉に表せないほど美しい方」と評価。日本人女優の受賞は、第16回(2003年)映画「ヴァイブレータ」の寺島しのぶ以来11年ぶりの快挙となる。

同作はバブル崩壊後の1994年が舞台。宮沢演じる銀行の契約社員で主婦の梅沢梨花が起こした、巨額横領事件を描いた作品。宮沢は同作で7年ぶりに映画主演を果たしている。(modelpress編集部)

■第27回東京国際映画祭 受賞作品・受賞者
【コンペティション部門】
東京グランプリ:「神様なんかくそくらえ」
審査員特別賞:「ザ・レッスン/授業の代償」
最優秀監督賞:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ/「神様なんかくそくらえ」
最優秀女優賞:宮沢りえ/「紙の月」
最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ/「マイティ・エンジェル」
最優秀芸術貢献賞:「草原の実験」
観客賞:「紙の月」
WOWOW賞:「草原の実験」
【アジアの未来】
作品賞:「ゼロ地帯の子どもたち」
国際交流基金特別賞:「遺されたフィルム」
【日本映画スプラッシュ】
作品賞:「百円の恋」
スペシャル・メンション:「滝を見にいく」
【SAMURAI(サムライ)賞】
北野武、ティム・バートン
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