他人事じゃない!女性の加齢臭問題
2017.02.04 19:00
views
加齢臭は男性の問題!そう思っている女性の方、多いのではないでしょうか?しかし、実は女性にも加齢臭はあるんです。さらに驚きなのは、なんと30歳くらいの若い女性でも症状が現れるというほど。近い将来、クサイ女にならないために今から予防してみませんか?
●加齢臭の原因
加齢臭はノネナールと呼ばれる成分が原因となって起こると言われています。しかし、ノネナールを除去しても加齢臭を根本から治すことはできません。
ノネナールを発生させる大本の“パルミトレイン酸”を抑えることが必要なのです。
私たちは皮脂腺から汗や皮脂を分泌しています。
パルミトレイン酸はその皮脂に含まれる物質の一種。
皮脂が活性酵素によって酸化することで過酸化脂質に変化し、ノネナールは発生します。
年齢が上がるにつれて、活性酵素の働きを抑える力が弱まり、結果として過酸化脂質も発生しやすくなってしまうのです。
さらに、パルミトオレイン酸の分泌量も、年を重ねるごとに分泌量が増加。
このようにして、加齢臭は起こるのです。
注意してほしいのは、パルミトオレイン酸は若い人でも過剰に分泌されることがあります。
そのため少し臭いが気になるという方は充分に加齢臭予備軍の可能性が高いのです。
●女性特有の原因
加齢臭に男性のイメージが強いのは、前述したように男性のほうが皮脂の分泌量が多く、ノネナールが発生しやすいためです。では、なぜ女性は皮脂の分泌量が少ないのでしょうか。
それは、女性ホルモンによって皮脂が過剰に分泌されるのを抑えているから。
しかし、30代くらいから徐々に女性ホルモンの分泌は減少し、その影響で男性ホルモンの分泌が増加するので、皮脂の分泌量が増え、加齢臭が発生しやすくなってしまうのです。
これに加えて抗酸化作用も弱くなるため、加齢臭が起こりやすくなるのです。
●食事に注意
毎日の食事をを少し変えるだけで加齢臭対策になります。加齢臭対策になるだけではなく、健康や美容にも良い食生活なので試してみましょう。
まず、肉類の食べ過ぎには注意が必要。
肉に含まれる脂肪分によって、皮脂の分泌量が増加。
加齢臭の原因になるだけではなく、体臭そのものも強くなってしまいます。
洋食は、動物性の脂肪分が多いので和食中心の食生活がオススメですよ。
次に大豆製品を多く取り入れましょう。
大豆製品に含まれている植物性イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをしてくれます。
したがって、加齢によって減少している女性ホルモンの代わりに皮脂の分泌を抑えてくれます。
そして、抗酸化作用のある食品を食べましょう。
抗酸化作用のある食品は、活性酵素の働きを抑えてくれます。
特にレモンやいちごに多く含まれているビタミンCや、アボカドやナッツ類に多く含まれているビタミンE、そして海藻やマンゴーに多く含まれているビタミンAは高い抗酸化作用が期待できる成分です。
抗酸化作用のあるものを食べることで美肌やアンチエイジングにも効果があるのでぜひ積極的に摂取してくださいね。
●身体の外側からの対策
身体の内側から加齢臭の対策をするだけではなく、外側からのケアも加えるとより一層加齢臭の対策が効果的になります。一つ目の対策は、体を過剰に洗わないこと。
肌に必要な皮脂まで落とすと、皮膚が乾燥し、さらに皮脂の分泌量は増えてしまいます。
根本的な解決にはなりませのでゴシゴシこすったり、洗浄力が強いせっけんなどで洗うのは控えましょう。
二つ目は、入浴後はしっかり髪や体を乾かすこと。
体は手の届きにくい背中や足の裏や指の隙間までタオルで丁寧に拭き取りましょう。
また、髪や頭皮に水分が残っていると、雑菌の増殖に繋がり、臭いの原因になりますので入浴後はしっかりドライヤーで頭皮を乾かしてくださいね。
いかがでしたか。
若い女性は加齢臭なんて関係ないと思っていたのではないでしょうか?
体の臭いはなかなか自分では気が付かないもの。
今は臭っていなくても、普段の生活習慣の積み重ねで近い将来、加齢臭に泣くことになるかもしれません!
そうならないためにも、今の生活を見直してみてくださいね。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】