佐藤勝利(提供写真)

Sexy Zone佐藤勝利、初の単独主演舞台決定 共演者も発表<ブライトン・ビーチ回顧録>

2021.07.07 04:00

Sexy Zoneの佐藤勝利の初単独主演舞台、PARCO PRODUCE『ブライトン・ビーチ回顧録』が、9月18日~10月3日に東京芸術劇場・プレイハウス、10月7日~13日に京都劇場で上演されることが決定した。


佐藤勝利主演舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」

1980年代に上演されたPARCO劇場の代表作ともいわれるアメリカ・ブロードウェイの大御所コメディ作家ニール・サイモンの三部作、『ブライトン・ビーチ回顧録』『ビロクシー・ブルース』『ブロードウェイ・バウンド』。B・B三部作と呼ばれるこれらの作品は、ニール・サイモン自身を思わせるユージンを中心に描かれる青春成長物語で、ニール・サイモンの新境地を開いたといわれる作品。

その三部作の1作目となる『ブライトン・ビーチ回顧録』は、サイモンの少年時代を描いたとされ、貧しくもたくましく生きるユダヤ人一家と思春期のユージンの成長を描いた名作。ブロードウェイでの上演が実に1306回を数える大ヒット作で、83年の初演でユージンを演じたマシュー・ブロデリックはその年のトニー賞を受賞、85年にはPARCO劇場にて日本初演され、大好評を博した。

佐藤勝利、ユダヤ人一家の次男ユージン役

磨かれたセンスあふれる台詞が躍動し、細やかな人物の動きがキッチリと織りなされていく今作の演出を務めるのは、ドイツ(ハンブルク)出身、2017年に『チック』にて小田島雄志・翻訳戯曲賞、2018年に読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞、劇団四季の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』でも話題で今、乗りに乗っている演出家小山ゆうな。

主演は、16-17年の『JOHNNYS’ ALL STARS IsLAND』以来の舞台出演で、今作が舞台初単独主演となる佐藤。ドラマや映画など多くの作品に出演し、コミカルな役からシリアスな役まで等身大に演じてきた佐藤が、今作の主人公であるユダヤ人一家の次男ユージンを演じる。

そして、ユージンの母ケイトは、確かな演技力と柔らかな佇まいで映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する松下由樹が務める。ユージンの兄スタンリーには、ドラマや舞台のほか、声優としても活躍している入野自由、さらに父親のジャック役は、様々な役を硬軟自在に演じ分けるオールラウンダー、神保悟志が務めるなど、多彩な実力派が揃う。

今作で描かれるのは、いつの時代も変わらない、家族の物語。家族の大切さ、しかしそこから自立して自分の物語を作っていこうとする青春の甘くて苦い旅立ちを、ユーモアを交えて描き出す。小山の登場人物への確かな洞察と繊細な演出、佐藤の誠実な演技力で現代に甦る、おかしくも温かい青春物語となる。 (modelpress編集部)

ストーリー

第二次大戦前夜、野球、セックス、勉強…揺れ動く多感な少年期の想い出と家族愛を謳った心温まるニール・サイモンの自伝世界。

ニューヨークのブルックリン地区の南、中流の下の収入の人々が暮すブライトン・ビーチ。時は1937年9月。人々は、深刻な不況と近づいてくる戦争の足音に、不安な日々を送っていた。思春期を迎えたユダヤ人の少年ユージンは父ジャック、母ケイト、兄スタンリーの4人家族。ケイトの妹ブランチが夫に先立たれ二人の娘を連れて居候している。

野球選手か作家になるのが夢で、毎日秘密の回顧録を書いているユージン。ケイトは身を粉にして働いてはいるが生活は苦しく、いつヒステリーが爆発してもおかしくない状態。従姉のノーラは、ブロードウェイの演出家に呼び出されて女優になると言い出し、ローリーは病気がちで本を読んでいるばかり。その上、スタンリーは正義感から同僚をかばい、この不況の中で失職しそうになる。ジャックは家族の問題を解決しようとするのだが…。

性に目覚め、戸惑いながらも成長してゆくユージンの目を通し、家族の姿がユーモラスに温かに描かれていく。時におかしく、時に真剣に、困難な時代に喧嘩や失敗を重ねながらも「自分」と「家族」を見出していく物語。

演出:小山ゆうなコメント

1983年のニューヨーク初演から2年後、パルコ劇場で早くも上演された『ブライトン・ビーチ回顧録』の話は諸先輩方より度々聞いていました。まさか、この伝説の作品を、日本初演を手掛けられた故青井陽治さんの翻訳で演出できるとは想像もしていなかったので、驚きと共にとても嬉しく思っています。青井さんが翻訳された言葉は生き生きと躍動していて、登場人物たちにあっという間に魅了されました。

Sexy Zoneのメンバーとして大活躍されている佐藤勝利さんは、初めてのストレートプレイ出演とのことですが、先日お目にかかった際、すでに台本を深く読みこんでいらして戯曲についての話がたくさんできました。コメディでありながら深い人生の趣を感じさせる作品を担うユージンという役に佐藤さんがどのようにアプローチされるか、稽古が始まるのが楽しみです。ニール・サイモンと佐藤さんはじめ現代に生きる俳優たちの感性が出会う事により2021年の『ブライトン・ビーチ回顧録』が生まれる予感がしております。まだまだ大変な状況が続きますが、お客様に見てよかったと思って頂ける作品にすべく稽古していきたいと思います。

佐藤勝利コメント

舞台はとても好きで、よく観に行きます。舞台に挑戦したい、とずっと思っていました。念願の初ストレートプレイ、とても嬉しいです!脚本を読ませていただいて、キラキラした魅力のある作品だと感じました。

僕が演じるのは14歳の男の子の役ですが、ちょうど色々なことを覚えだす時期で、まだ何も知らない純粋な子供らしさを大事に演じられればと思います。僕自身も舞台に関してはまだ分からないことだらけですが、共感できるところもたくさんあって開放的な気持ちを味わっていただける作品なので、どうぞ楽しみにしていただけたらと思います。

松下由樹コメント

ニール・サイモンの作品は20代の時に「パパ、映画に出して!」に出演させていただきました。今回またニール・サイモンの作品に参加できてとても嬉しいです。ユーモア、登場人物の豊かさが溢れている家族愛を描いたこの作品を、今からキャストの皆さんと演じるのが楽しみです。劇場でお待ちしています。是非お越しください。

入野自由コメント

いつか挑戦してみたいと思っていた、ニール・サイモンの戯曲。遂に彼の作品の世界へ飛び込めることを、嬉しく思います。個人的な事で恐縮ですが、子役の時以来、約20年ぶりに東京芸術劇場の舞台に立てることもとても感慨深いです。佐藤勝利さんをはじめとした素敵なキャスト、スタッフと共に作品作りが出来ることを楽しみにしています。劇場でお待ちしています。

神保悟志コメント

舞台を経験する者にとって特別な存在であるニール・サイモン。その洗練されたセリフまわしと細密に描かれたキャラクター。計算し尽くされたストーリー展開。全てが完璧と言える脚本。そんな作品に参加させて頂くことは、役者冥利に尽きる、この上ない幸せです。そして最高の共演者と奏でるハーモニーをどの様に演出の小山ゆうなさんが指揮してくださるか、今からとても楽しみです。是非みなさま、その瞬間を劇場にてご体験くださいませ。
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. Sexy Zone中島健人、佐藤勝利の“キュンとした言葉”とは?<彼女はキレイだった>
    Sexy Zone中島健人、佐藤勝利の“キュンとした言葉”とは?<彼女はキレイだった>
    モデルプレス
  2. 岸優太&佐藤勝利、向井康二&道枝駿佑…グループの垣根を超えた仲良しコンビ【ジャニーズ編/読者アンケート結果】
    岸優太&佐藤勝利、向井康二&道枝駿佑…グループの垣根を超えた仲良しコンビ【ジャニーズ編/読者アンケート結果】
    モデルプレス
  3. Sexy Zone佐藤勝利、“ひとり○○”明かし「勇気ある」「すごい行動力」と反響
    Sexy Zone佐藤勝利、“ひとり○○”明かし「勇気ある」「すごい行動力」と反響
    モデルプレス
  4. Sexy Zone佐藤勝利、恋愛観占いに「割と年下好きだったりするかな」
    Sexy Zone佐藤勝利、恋愛観占いに「割と年下好きだったりするかな」
    モデルプレス
  5. Sexy Zone佐藤勝利、主演ドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」アピール「今までしてこなかったシーンとかも…」
    Sexy Zone佐藤勝利、主演ドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」アピール「今までしてこなかったシーンとかも…」
    モデルプレス
  6. Sexy Zone佐藤勝利・King & Prince岸優太、占いに驚愕「GPS付いてないっすよね?」
    Sexy Zone佐藤勝利・King & Prince岸優太、占いに驚愕「GPS付いてないっすよね?」
    モデルプレス

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 【明日の虎に翼】民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す寅子
    【明日の虎に翼】民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す寅子
    ENTAME next
  2. <明日の虎に翼>司法省で働く伊藤沙莉“寅子”、民法の改正案に対して自分の認識が甘いことに気づく
    <明日の虎に翼>司法省で働く伊藤沙莉“寅子”、民法の改正案に対して自分の認識が甘いことに気づく
    WEBザテレビジョン
  3. 東出昌大&ひろゆきがインカの秘湯で大はしゃぎ、名物料理”パチャマンカ”にも興味津々
    東出昌大&ひろゆきがインカの秘湯で大はしゃぎ、名物料理”パチャマンカ”にも興味津々
    ENTAME next
  4. 大人の色気が“沼すぎる”と話題、『アンメット』岡山天音「湿度まで伝わってくるような生々しさが好き」
    大人の色気が“沼すぎる”と話題、『アンメット』岡山天音「湿度まで伝わってくるような生々しさが好き」
    ENTAME next
  5. くりえみ、ナイトプールで努力の結晶!桃尻披露!!
    くりえみ、ナイトプールで努力の結晶!桃尻披露!!
    WWS channel
  6. 岡山天音「毎話完成品を観て衝撃を受けています」出演作『アンメット』の魅力を明かす
    岡山天音「毎話完成品を観て衝撃を受けています」出演作『アンメット』の魅力を明かす
    WEBザテレビジョン
  7. 藤原丈一郎、高橋恭平&長尾謙杜&大橋和也トリオの“バイブス”上がるMVに「同じB型として尊敬する」
    藤原丈一郎、高橋恭平&長尾謙杜&大橋和也トリオの“バイブス”上がるMVに「同じB型として尊敬する」
    WEBザテレビジョン
  8. 少年忍者、念願の横アリ単独公演で“全員主役”を巧みに体現
    少年忍者、念願の横アリ単独公演で“全員主役”を巧みに体現
    WEBザテレビジョン
  9. 渡辺美優紀、美スタイル際立つティラピスウェア姿に「何着ても何しててもカワイイなぁ」の声
    渡辺美優紀、美スタイル際立つティラピスウェア姿に「何着ても何しててもカワイイなぁ」の声
    ENTAME next

あなたにおすすめの記事