(上段左から)内田理央、原田泰造、立川談春(下段左から)真飛聖、しゅはまはるみ、紺野まひる、佐戸井けん太、忍成修吾、藤井美菜、逢沢りな(C)テレビ朝日

内田理央、刑事役で原田泰造のバディに「コンビネーションはバッチリ」<はぐれ刑事三世>

2020.10.06 05:00

お笑いトリオ・ネプチューンの原田泰造が主演を務める15日放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル『はぐれ刑事三世』(よる8時~)の追加キャストが発表され、モデルで女優の内田理央らが出演することがわかった。内田は原田のバディ役を演じる。


内田理央、原田泰造と新生バディに

同作は、重度の方向音痴と、伝説の刑事・安浦吉之助に名前が似ていることから“はぐれ刑事三世”のあだ名をつけられた捜査一課・刑事、浦安吉之(原田)が主人公のドラマスペシャル。

内田が演じるのは、浦安とコンビを組む相棒役の女性刑事・仁城華子役。華子は正義に対して強いこだわりを持ち、捜査のためなら政治家である父親の名を躊躇なく使う“捜査ファースト”の刑事。その一方で浦安に負けず劣らず方向音痴で、どこか愛嬌のある女性役となっている。

そして、浦安と華子の勝手な捜査の尻拭いで、年中胃薬が欠かせない警視庁捜査一課河辺班の班長・河辺一成役を演じるのは立川談春。

また事件関係者には、美しすぎるIT社長役に紺野まひる、総合商社社長役に佐戸井けん太、その秘書役に逢沢りな、同社取締役で創業者一族の御曹司役に忍成修吾、殺人事件の第一発見者役に藤井美菜。

さらに中堅刑事・真島志乃役にしゅはまはるみ、占い師の言うことをすぐに信用する浦安の妻役に真飛聖が決定している。

内田理央、撮影現場の様子明かす「笑顔が絶えませんでした」

今回の出演について内田は「“はぐれ刑事三世”ことやっさん(浦安吉之)は、とてもチャーミングです。人情を大切に捜査する一方、方向音痴だから“はぐれ刑事”というコミカルな部分も加わっているので、ドラマを楽しんでご覧いただけると思います」とコメント。

また「刑事ドラマの撮影はどうしても緊張するところがありますが、(原田)泰造さんが穏やかで優しい方なので、現場は笑顔が絶えませんでした」と回顧。

そして「やっさんと華子のコンビ感をできるだけ早く出したいと思い、泰造さんと撮影前にしっかりと相談しました。実際、2人とも方向音痴ということがわかる場面を撮影したとき、自然とやっさんに華子がどんな風に話をしているのかを演じられて、最初からコンビネーションはバッチリでした!」と振り返った。

内田理央、役柄への思い語る

さらに「華子はクールで、見た目も派手です。政治の世界を子どもの頃から見てきたので、感情に流されないところもあります。でも根はまじめで、政治家の娘ですからお嬢様だと思うのですが、自分から積極的に動き、やっさんへも遠慮なくツッコミを入れます」と紹介。

続けて「それでいて、自分も方向音痴というところが、華子にも“はぐれ感”があると思っています(笑)」と明かした。

そして「河辺班のやりとりも何とも不思議な味わいがあり、私は“シュールでおもしろいな”と感じています(笑)。『はぐれ刑事』ファンの皆さんはもちろんのこと、“『はぐれ刑事』は再放送で見た”という私と同世代の方や、さらに若い皆さんまで、幅広い方々に楽しんでいただけると思います!」とアピールした。(modelpress編集部)

立川談春(河辺一成役)コメント

幸せに向かって一直線に向かうヤツのことを昭和の時代には“要領がいい”と言ったと思います。

令和の時代は回り道をせず、最短距離で行くヤツを“頭がいい”と言うようになりました。でも一直線に行くのがいいことなのか?そもそも幸せは一直線で行けるものなのか?“はぐれる”とは、そのアンチテーゼだと僕は思います。はぐれること、すなわち回り道をすることを美化するつもりはありませんが、回り道に価値がない、無能だから回り道をしている、そんなことではないんですよ。なぜ令和のいま、『はぐれ刑事』を作るのか、そんなところに多少の意味があるのでしょうし、作り手の“使命”を受け止めつつ、河辺を演じています。

以前、捜査一課の課長という方にお会いしたことがあります。もう、目つきが“堅気”じゃない。河辺を演じる上で、立場が立場だけに、事件のことをある程度、見えているものがあるでしょう。それをどこまで表現すればいいのか、さじ加減が難しかったです。とはいえ、河辺が登場する場面は楽しい
やりとりが多いので、プっと吹いてもらえたら幸いです。

今回は1作目なので、まずは作品の世界感を味わってください。パート2、パート3になると、滂沱の涙が出るようなドラマになりますので(笑)、温かく見守っていただきたいです。
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