土村芳・堀井新太・古谷呂敏、不倫ドラマが人気な理由を議論「矛盾というものに惹かれてしまうのかも」<インターホンが鳴るとき>
2023.10.10 18:35
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女優の土村芳、俳優の堀井新太、古屋呂敏が10日、都内にて行われた土村が主演を務めるテレビ大阪にて10月より新設されるドラマ枠『DRAMA ADDICT』の新ドラマ『インターホンが鳴るとき』(10月11日スタート/テレビ大阪、毎週水曜深夜24時~/BSテレ東、毎週水曜24時30分~ほか)の制作発表記者会見に出席。不倫ドラマが人気な理由を議論する場面があった。
土村芳主演「インターホンが鳴るとき」
本作は累計600万超PV、マンガ配信アプリ「マンガボックス」で話題のオリジナルマンガを原作とした『インターホンが鳴るとき』。舞台は2026年、「AI」「Chat GPT」などテクノロジーが発達した令和ならではの不倫を描く。スーパーで働く主婦・田中結花を土村、結花の夫で建築デザイナー・田中真治を堀井、古本屋の店主で結花と共に真治の不倫相手を排除する佐伯海斗を古屋が演じる。土村芳・堀井新太・古屋呂敏、撮影エピソード語る
土村は「とても演じていてカロリー消費が高いなと。まだ撮影は続いているのですが、明日から放送されることにドキドキしています」と主演を演じる大変さと喜びを伝えた。堀井は「ここ数年で一番しんどかった役です。毎日毎日心が削られる現場だったので、ある意味すごい作品ができたなと。いいシーンが撮れていると自負していますので、広げていただけたらなと思っています」と土村と同様に大変なシーンが多かったそうだが、作品に関われたことが嬉しかった様子。古屋は「僕自身の役がどう変化していくのか、どういうふうに物語に関わっていくのか見いただけると嬉しいです」と今後の作品の見どころを明かした。改めて本作への出演が決定したときの気持ちと脚本を読んだ印象を聞かれた土村は、「私はまだ結婚もしていないし、子供もいないですけど、自分が信じている日常や世界がある日突然崩れてしまうのは相当のことだと思います。そこから自分では気づいていなかった新たな一面を知って、そういう部分での結花の変化であったり成長であったり、繊細ではあるのですが、全体を通して表現することが結花を演じる上で大切になってくるだろうなと、印象を受けました」という。さらに「結花は私自分では選ばない選択をする女性なので、演じさせてもらううえでは覚悟を持って演じなければいけないなと思いました」と主演を演じることにプレッシャーも感じていた様子だった。
堀井は、5人の女性と不倫をする夫を演じることに「ドロドロした不倫劇だと思ったけど、原作を読んで、本気で取り組まないと僕の役のつらさがみなさんに伝わらないなと。やるんだったらとことん役にどっぷりハマって、みなさんに何かが届いたらいいなと思って演じてます」と現代だからこそSNSを通して本作が話題になってほしいと期待を述べた。
土村芳、演じる上で難しかったこと
土村は、夫に不倫をされてしまう“サレ妻”を演じるうえで難しかったことを聞かれると、「不倫相手と向き合うことで結花が変わっていくんです。これまで細々としていた結花の中の芯にいろんなものがくっついていって、結花の軸がどんどん太くなっていく印象を持ちながら演じさせてもらっています。ただ、(演技が)行きすぎてしまうと結花ではなくなってしまうので、いい塩梅になるよう監督と相談しながら演じてます」と、結花の成長を演じることが難しかったとのこと。一方堀井は、原作のファンだという友達から「あのクズ夫を演じるの?」と連絡が来たそう。それを受け「どうクズに見えるかは人それぞれで、僕はクズ夫だと思って演じてないので(笑)。真治は平然と嘘をつくので、嘘とリアルのセリフの言い方を何回もやり直しました」と。そして古屋さんは「環境によって感情によって変化していくのが見どころですが、前後のシーンとどう芝居の辻褄を合わせるのか考えて進めるのが難しかったです」と明かした。土村芳・堀井新太・古屋呂敏、不倫をテーマにトークを展開
関西出身の古屋にとって、関西出身のスタッフが多い現場も大変だったことのひとつだったそうで、関西弁から標準語に切り替えるのも苦戦したとのこと。さらに、「“不倫”テーマにしたドラマが増えているが、なぜ惹かれてしまうと思いますか?」という記者からの質問に対して、「人との恋愛に対しての在り方というのが、より選択肢が広がってきているのかなと。その中で在り方を改めて考えさせられるテーマかなと思います。私も本作を通して恋愛って男女って人との関係って…と深く考えてしまいました」と結花を演じている中で色々考えさせられたと述べた。それに対し堀井は「壊れていく様が見ていて気持ちがいいからじゃないですかね?ゾクゾクするし、自分ではできないから、おもしろみがあるんじゃないですかね」。古屋は 「“不倫”は絶対悪だけど、今回の作品に関わり、結花含め6人の女性と向き合った際にどこか肯定してしまう部分もありました。そういう矛盾というものに惹かれてしまうのかもですね」と、本作を通じて 3人が“不倫”というテーマと深く向き合った。古屋曰く“答えが出ないテーマである不倫”に対して三者三様の考え方が見え、本作の魅力が強く伝わった記者会見となった。
最後に本作の主演を務める土村から視聴者へ、「テーマがたくさん詰まっている作品で、1話から10話まで通して見ていただいた方がひと言目に何を発するのか興味があります。何かひとつでも残るものがこのドラマであれば嬉しいです」とメッセージを残した。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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