(左から時計回りに)中谷美紀、菊池風磨、池内博之、馬場ふみか、斉藤由貴、吉沢悠、深川麻衣「連続ドラマW ギバーテイカー」(C)WOWOW

Sexy Zone菊池風磨・深川麻衣・馬場ふみから「ライフ2 ギバーテイカー」出演決定 放送・配信日も解禁

2022.11.07 12:00

女優の中谷美紀が主演を務める「連続ドラマW ギバーテイカー」(全5話)の新キャストが解禁。合わせて、2023年1月22日からWOWOWプライムにて放送・WOWOWオンデマンドにて配信されることが決定した。


漫画「ライフ2 ギバーテイカー」連続ドラマ化

本作は娘を殺された刑事・倉澤樹(くらさわ・いつき)と、その娘を殺した猟奇的殺人犯・貴志ルオト(きし・るおと)が繰り広げる死闘を描いた本格クライムサスペンス。

原作の「ライフ2 ギバーテイカー」は、累計発行部数1000万部越えのメガヒット漫画「ライフ」にて社会現象を巻き起こしたすえのぶけいこの初の青年誌連載作品。連載開始前から注目を集め、迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと独特な心理描写が「ライフ」に次ぐ、“第2の衝撃作”と話題を呼んだ。

今回、そんな話題作を“連続ドラマW”としてドラマ化するにあたって、原作とキャラクターの魅力を最大限に活かし、作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更。そして、主演に迎えたのが来年、女優デビュー30周年を迎える中谷だ。中谷の連続ドラマ主演は「ハル~総合商社の女~」(TX・2019)以来、WOWOWのドラマへの出演は主演作「連続ドラマW 東野圭吾 片想い」(2017)以来の2度目となる。

監督は、WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW 沈まぬ太陽」(2016)、「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」(2022)、「連続ドラマW シャイロックの子供たち」(2022)の鈴木浩介、脚本は「連続ドラマW 黒鳥の湖」(2021)、「ドクターホワイト」(CX・2022)などを手掛けた小峯裕之が務めた。

菊池風磨・池内博之ら物語の要の人物として登場

猟奇殺人犯の貴志ルオト役を演じるのは、人気アイドルとしての活動のみならず、映画・ドラマ・舞台と、俳優としての活躍も目覚ましい菊池風磨(Sexy Zone)。WOWOW初出演、中谷との共演も初となる。美しい容姿からは計り知れぬ“狂気”を宿すルオトは、医療少年院にて更生したとされるが「幸せは奪うもの」という異常な価値観と、倉澤への執着は変わらず…。“天使のような美少年”といわれた少年期の面影が残る独特な雰囲気を身にまといながら、内に秘めた無邪気な狂気を密かに醸し出す役柄。巧みな演技力と人を惹きつけるカリスマ性が求められた難役を菊池が怪演する。

菊池は「台本を読みながら、ルオトは自分が演じる役柄ではありますが、樹先生に『とにかく早く捕まえて、裁いて欲しい』と思わずにはいられませんでした」とコメント。「ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターです。当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました」と自身の役柄について分析し「今まで出演したことのあるジャンルの作品、多く演じてきた明るい役とは真逆なので、全部が新鮮で楽しかったです」と撮影を振り返った。

倉澤が所属する神奈川県都筑中央署の刑事・今井要役には池内博之。今井は、被害者遺族としての気持ちが勝り、時に危険を顧みずに行動してしまう倉澤に、初めは苦言を呈し対立していたが、次第に信頼を築き、唯一の理解者となっていく。池内は、多彩な役柄でキャリアを積み、近年では海外でも活躍。国際的にも高い評価を受ける池内が、倉澤と共に事件を追う重要な役どころを熱演。「がむしゃらに事件を追う倉澤樹を冷静に見守り、バディとして共に行動する今井を演じさせていただきました。時には厳しく時には樹を支え、またある時はチャーミングな一面をみせたり、後押ししてあげたりと魅力的な役柄でした」とコメントを寄せた。

深川麻衣・馬場ふみからも出演決定

倉澤の警察学校の同期で、親友の椿理子役には深川麻衣。椿は倉澤と今井が勤める都筑中央署の生活安全課少年係に所属している。新たに起きた事件へのルオトの関与を強く疑い、単独捜査を行おうとする倉澤を心配し、自身もルオトについて調べるが、純粋な性格が仇となり、ルオトに利用され事件に巻き込まれてしまう。2016年に乃木坂46を卒業、同年に本格的な女優活動を開始し躍進を続ける深川が、犯罪歴を持つ少年少女の更生を信じる実直で逞しい椿を体現する。

深川は「私が演じる理子は、生活安全課少年係の巡査部長であり、正義感に溢れた強く優しい女性です」と役柄についてコメント。「中谷美紀さん演じる樹さんとは同期で、強い絆のある2人ですが、貴志ルオトの一件から2人の間にも亀裂が入り始めます。それぞれにとっての正義と悪について、深く考えさせられる作品でした」と明かした。

医療少年院を退院後、ルオトが就職するパン屋「幸せの穂」の従業員・津山聡美役には馬場ふみか。聡美は中学生の時に、父親が母親を殺害した罪で逮捕され、児童養護施設で生活していた。施設に出入りしていた「幸せの穂」の店主と出会い、養子になる。養父との間に問題を抱え、その苦悩と身の上を打ち明けたことをきっかけに、ルオトに心酔し洗脳状態に陥っていく。話題作への出演が続き、主演作も相次ぐ若手注目女優の馬場が、ルオトに影響され狂気に目覚めていくその様を見事に演じきった。

馬場は「聡美は、とにかく苦しくて辛い日常を生きている女性です。そんな中で、優しく寄り添ってくれるルオトを信頼して拠り所にしてしまうというのは、どこか共感してしまう部分もありました」と回顧。「残酷で悲しいシーンが続く撮影の日々ではありましたが、安心して作品に向き合うことができたのは、キャストの皆さんの空気感がとてもあたたかかったからだと思います。特に、中谷美紀さんとの撮影中に掛けていただいた優しい言葉には、何度も励まされました」と語った。

本作唯一のオリジナルキャラクターである倉澤の元夫・小野塚優一には吉沢悠。倉澤とは12年前の事件をきっかけに離婚。同じ苦しみを抱えながらも、考え方が大きく異なり、彼女のことを心配するが故に、意見を衝突させてしまう。幅広い役柄で新たな魅力を見せ続け、話題を集める吉沢が、本作では苦しみを背負いながらも、歩みを進める被害者遺族の心情を繊細に表現。感情をぶつけ合わせる中谷との共演シーンには注目だ。

ルオトの母親・貴志茉莉絵役には斉藤由貴。茉莉絵は物語の鍵を握るルオトのルーツを知る唯一の人物だが、12年前の事件後、その衝撃的な出来事により、当時の記憶が抜け落ちている。息子であるルオトの存在を認識しているのかも曖昧。あることをきっかけに、事件発生前から、ルオトに恐怖心に抱いていたと思われる。倉澤は新たに起きた事件の捜査にあたる中、茉莉絵と再会する。幅広い世代からの支持を得続け、唯一無二の名優として名高い斉藤が、圧倒的な存在感を放つ茉莉絵役で名演を魅せる。(modelpress編集部)

菊池風磨(貴志ルオト役)コメント

台本を読みながら、ルオトは自分が演じる役柄ではありますが、樹先生に「とにかく早く捕まえて、裁いて欲しい」と思わずにはいられませんでした。残酷な事件をきっかけに始まる物語なので、登場人物の感情に心が苦しくなる部分も多いですが、樹先生がルオトを追い詰めていく姿、そして、ルオトを通して抱えている過去と向き合っていく刑事として、母親としての姿が、とても魅力的だと思いました。

ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターです。当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました。

素敵なキャストの皆さんに囲まれて、のびのびと撮影させていただきました。今まで出演したことのあるジャンルの作品、多く演じてきた明るい役とは真逆なので、全部が新鮮で楽しかったです。是非、色々な視点からお楽しみいただけると嬉しいです。

深川麻衣(椿理子役)コメント

私が演じる理子は、生活安全課少年係の巡査部長であり、正義感に溢れた強く優しい女性です。中谷美紀さん演じる樹さんとは同期で、強い絆のある2人ですが、貴志ルオトの一件から2人の間にも亀裂が入り始めます。それぞれにとっての正義と悪について、深く考えさせられる作品でした。

撮影期間は短い時間でしたが、素晴らしい出演者の皆さま、スタッフの皆さまとご一緒でき、とても濃厚な時間を過ごさせていただきました。息つく間もない展開と心理戦で、エンターテイメントとしても楽しめるお話になっていると思うので、是非お楽しみにしていてください。

馬場ふみか(津山聡美役)コメント

聡美は、とにかく苦しくて辛い日常を生きている女性です。そんな中で、優しく寄り添ってくれるルオトを信頼して拠り所にしてしまうというのは、どこか共感してしまう部分もありました。

残酷で悲しいシーンが続く撮影の日々ではありましたが、安心して作品に向き合うことができたのは、キャストの皆さんの空気感がとてもあたたかかったからだと思います。特に、中谷美紀さんとの撮影中に掛けていただいた優しい言葉には、何度も励まされました。それぞれが自分の過去や人生と向き合いながら戦っていく姿を是非ご覧ください。

吉沢悠(小野塚優一役)コメント

愛する娘を殺人で奪われるって、どんな苦しみなのかという問いから今作の役作りが始まりました。その母親役である中谷美紀さんは、現場で声をかけられないくらいの狂気と絶望感に包まれた凄い状態で撮影されてた姿が、今も目に焼き付いています。

僕の中で「明るく楽しいイメージ」のあった菊池風磨さんの雰囲気は、このドラマではほとんどありませんでした。怖いです。サイコです。ご注意ください。

斉藤由貴(貴志茉莉絵役)コメント

貴志ルオトの母(貴志茉莉絵)を演じました。とても可哀想なお母さんの役でしたが、それ故に繊細で複雑な表現が必要だったのでとてもやり甲斐がありました。中谷美紀さんとは初めてご一緒致しましたが、お芝居に対する真摯で謙虚な姿勢にとても感動しました。

「ギバーテイカー」というタイトル通り、真剣勝負の駆け引きの醍醐味が味わえる作品なのではと思います。どうぞお楽しみください!

池内博之(今井要役)コメント

がむしゃらに事件を追う倉澤樹を冷静に見守り、バディとして共に行動する今井を演じさせていただきました。時には厳しく時には樹を支え、またある時はチャーミングな一面をみせたり、後押ししてあげたりと魅力的な役柄でした。とても緊張感ある作品で、もし自分が倉澤樹の立場だったらどうなってしまうのだろうと思うとこもあります。そんなヘビーな役を演じた中谷さんのお芝居は本当に素晴らしかったです。

原作を読まれた方も読まれてない方にも楽しんでいただける作品だと思います。倉澤樹と貴志ルオトの闘いが非常にスリリングな展開になっていきますので、そこも楽しんでいただけたらと思います。
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