池松壮亮「役と心中しようと」蒼井優・松坂桃李が祝福に駆けつける<第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞>
2019.12.28 14:31
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28日、都内で「第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」授賞式が開催され、主演男優賞を「宮本から君へ」の池松壮亮が受賞。プレゼンターとして同作でヒロインを演じた蒼井優が駆けつけ、同賞の前年受賞者である松坂桃李も登場した。
池松壮亮「何度も絶望した」主演男優賞受賞に感慨
「宮本から君へ」での演技が評価されての受賞となった池松。オファーは7年前にあったといい「何度も頓挫しながら、もうダメじゃないじゃかということがあった。この作品をあきらめて次に進んだほうがいいんじゃないかと思うこともあった」と公開までの苦労を思い返し、「この役と心中しようと決めていた。それくらいじゃないてとやれなかった。何度も絶望を見たけど、信じた分、今日は格別な思いがある」と作品への覚悟と受賞の喜びを語った。来年には30歳という節目を迎えることから「来年30になりますのでいよいよ若手ともいえなくなる。強く、もっと高く、深く、映画、そして出会った人を大切にしていけたら」とさらなる飛躍を宣言。
ヒロインを務めた蒼井が花束を持って登壇すると、笑みを浮かべ、固い握手。同じ福岡出身ということもあって、蒼井について「それはそれは背中を追ってきました。福岡の誇りです」と語ると、蒼井は額を抑えて照れ笑い。続けて「撮っている最中から素晴らしかった。何よりも日本映画界にとってものすごい宝。役者の引き出しが思いっきり開いた作品になったと思う。新しい池松くんの誕生をお祝いできるようで嬉しい」と受賞を祝福した。
松坂は、池松とは「MOZU」で共演。「アクションシーンだけ観ると当時の気持ちが蘇ってくる。そのときは手を骨折していたのに、それを誰にも言わずにやり遂げていた」と池松の俳優魂を紹介するも、本人は「骨折したってわかってなかったんです」と打ち明けて笑いを誘っていた。
池松壮亮・松岡茉優が主演男優・女優賞
今年は、池松が「宮本から君へ」で主演男優賞に、松岡茉優が「蜜蜂と遠雷」で主演女優賞に輝いた。また新人賞は「愛唄 ─約束のナクヒト─」「デイアンドナイト」「いちごの唄」の清原果耶、石原裕次郎新人賞は「チワワちゃん」「翔んで埼玉」「愛がなんだ」「さよならくちびる」「人間失格 太宰治と3人の女たち」の成田凌が受賞した。またプレゼンターとして松坂桃李、安藤サクラ、高橋一生、蒼井優、平手友梨奈、岩田剛典、浜辺美波らが登場した。
「第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」受賞者・作品
作品賞:「新聞記者」 監督:藤井道人監督賞:真利子哲也「宮本から君へ」
主演男優賞:池松壮亮「宮本から君へ」
主演女優賞:松岡茉優「蜜蜂と遠雷」
助演男優賞:渋川清彦「半世界」「WE ARE LITTLE ZOMBIES」「閉鎖病棟─それぞれの朝─」
助演女優賞:市川実日子「初恋 ~お父さん、チビがいなくなりました」「よこがお」
新人賞:清原果耶「愛唄 ─約束のナクヒト─」「デイアンドナイト」「いちごの唄」
外国作品賞:「グリーンブック」
石原裕次郎新人賞:成田凌「チワワちゃん」「翔んで埼玉」「愛がなんだ」「さよならくちびる」「人間失格 太宰治と3人の女たち」
石原裕次郎賞:「アルキメデスの大戦」監督:山崎貴
(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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