西浦秀樹(提供写真)

バラードシンガー西浦秀樹、安全地帯の名曲カバー

2019.02.27 21:01

バラードシンガーの西浦秀樹が、安全地帯の名曲「悲しみにさよなら」をカバーする。

  
2018年9月、原宿クロコダイルにて、安全地帯フルカバーLIVEを行った際、安全地帯Ba.六土開正がゲストで登場し、同じステージに立つ。LIVE終了後の打ち上げにて六土に、子供の頃から大好きだった安全地帯を尊敬する想いや、共演できた喜び、そして叶わないと思いながらもカバー編曲をお願いした所、快く承諾。編曲には主に安全地帯Gt.武沢侑昂にお願いする事となった。

自身のこれまでの楽曲を聞いてもらい、どの楽曲をカバーするかを打ち合わせ、声質や歌声を踏まえて話し合った結果、満場一致で「悲しみにさよなら」に決定。制作がスタートし、武沢氏のスタジオにてキーやテンポの調整から始まり、“西浦秀樹が歌う「悲しみにさよなら」” という事を大事にして編曲。

ボーカルRECでは武沢がdirectionを担当し、安全地帯Gt.武沢侑昂、Ba.六土開正、西浦秀樹の3人による優しさ溢れる「悲しみにさよなら」が完成した。(modelpress編集部)

西浦秀樹コメント

西浦秀樹、安全地帯のカバー曲「悲しみにさよなら」(提供写真)
レコーディングでは、やはり武沢さんのディレクションは素晴らしかったです。「玉置さんのディレクションも手がけてきたんだよ」とRec直前にマネージャーさんに言われ、相当な覚悟で挑みました。自分がこれと思ったテイクはあまり採用されず、悔しい面もありましたが、武沢さんが選ばれたテイクをまとめて聞いてみると、今までの表現方法とはまた違う新たな一面を引き出して頂いた感覚でした。T.Dではすごく細かい所まで繊細に歌が引き立つよう編集して頂きました。早く皆さんに届けたい。そしてこの感覚を1日でも早く身につけて1日でも早く皆様の前で歌いたいです。

― 安全地帯を好きになったきっかけは?

子供の頃「ワインレッドの心」を聞いて本当に衝撃でした。歌手を目指して以降、玉置さんの歌の素晴らしさがわかってからは目標に変わりました。玉置さん程に自由に表現したいと思いました。(まだ到底追いつけませんが…)ある時期、歌手を辞めようとか、生活そのものに無力感に襲われて、精神的にもおかしいと周りから言われるようになってた時に当時のボイストレーナーに玉置さんの楽曲「サーチライト」を教えてもらいました。帰り道歩きながら聞いてて涙が止まりませんでした。歌詞に「枯れてもいいと思ってたのに ちぎってもちぎってもどうしても枯れなくて」というフレーズがあって、まさに自分の心情でした。伝える言葉に表現が’乗って、これが音楽で人を救うという事なんだと思いました。
 
― 「悲しみにさよなら」を歌うに当たってどんな人に聞いて欲しいか?

悲しい時、落ち込んだ時、一人ではいられない時、そんな時に寄り添ってくれる優しい歌です。この楽曲を歌わせて頂く事が決まってから改めてこの世界に入ると、側に誰かいなくても音楽が支えてくれるんだなと感じました。
この曲がリリースした時、僕はまだ3歳でした。でも僕が音楽を聴く年齢になってもリスナーに愛される曲だから僕も知れて愛せたんだと思います。現在の音楽シーンでは漏れていく名曲が沢山あります。恐れ多いながらも僕が歌わせて頂く事で、これから音楽を知る方達にも愛してもらいたい。聞いた事がある方にももう一度、この曲の深さを知ってもらいたい。いつの時代も一人で抱え込む人達がいて、そんな時にこの曲を聴いてもらいたいと思います。

Gt.武沢侑昂(安全地帯)コメント

どのようにしようかといろいろと考えたのですが、あえて安全地帯の「悲しみにさよなら」のアレンジをあまり変えず、イントロだけ少し西浦くんの感じや世界観を歌えるように、その気持ちに入っていけるように作りました。よく歌ってくれたと思います。いい感じの作品になったな、と。その歌いたいという気持ちを大事に歌ってほしいです。

Ba.六土開正(安全地帯)コメント

この曲が生まれた時には、まだ小さな子供だった西浦君によって、この曲に新たな命が吹き込まれた気がします。これからもずっと長く聴き続けられる出来になったと思います。
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