城田優、大先輩からの信頼と絶賛の言葉に喜び 意気込みも語る「向上心を持ち続け全うして」【ダンス オブ ヴァンパイア】
2025.05.12 04:30
俳優の城田優が10日、都内で開催されたミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』初日記念会見に出席。共演する山口祐一郎から絶賛される場面があった。
城田優、共演者からの言葉に喜び
本作は、ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手がけ、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手がけたミュージカルを、Wキャストで描く。この日はクロロック伯爵役の山口祐一郎、サラ役のフランク莉奈・中村麗乃、アルフレート役の太田基裕、アブロンシウス教授役の石川禅・武田真治も出席していた。クロロック伯爵役の山口は「この作品が、ようやく成人式を迎えて。いい婿が来ないかな~と思っておりましたら、ようやく来ました。本当にこんなに丈夫な息子ができて、わたくし幸せです」と城田とのWキャスト実現に喜びのコメント。一方の城田は「ご紹介いただいたように、20年続いた『ダンス オブ ヴァンパイア』のクロロック伯爵という、この作品のシンボルとも言えるキャラクターを、自分なりに精一杯、日々向上心を持ち続け全うして、最後の最後まで演じきれれば幸いです」と意気込みを語った。
改めてWキャストについて山口は「ずいぶん前からず~っと待っておりました。私、きょうだいとかいっぱいいるんですけど、舞台にいると、こうやって素敵な息子が突然現れるってね。見上げながら我が息子を見て。いいですよ~舞台」と板の上の城田を絶賛。「これでわたくしは次から縁側でお茶を飲める。息子の活躍をゆっくり眺めることができるなと思っております」と頬を緩めた。
一方の城田は「今おっしゃってくださったようなことを稽古場でもずっと、毎日のように伝えてくださって。それが励みになりましたし、印象深いお話で言うと、ずっとシングルで20年間やられてこられたからこそ、僕がお芝居をしたときに、面白い発見があったと。客観的に自分が演じている役を初めて見たから、すごく面白い発見がいろいろあった、ありがとうっていう風におっしゃってくださったんですけど、それは僕としても何かお役に立てたなと、良かったなと思います」と稽古の日々を回想。また「一緒に縁側で、是非お茶を飲みましょう」と笑顔で山口に語りかけていた。
「ダンス オブ ヴァンパイア」6年ぶり6回目の上演
ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手がけ、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手がけた、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』。2006年夏、ミュージカル界で唯一無二の存在感を誇る山口がクロロック伯爵を演じ、ミュージカルのエンタテイメント作品で一流の手腕を発揮する山田氏が演出を務める形で、日本初上陸を果たした。“真っ赤に流れる血がほしい モラルもルールもまっぴら”と、ヴァンパイアたちと観客が一体となって歌い踊るフィナーレは帝劇の100年を越える歴史に刻まれ、2006年の初演以来、2009年、2011年、2015年、2019年そして2025年と、6回も上演を重ねる人気演目となった。2025年現在、帝国劇場は建て替えとなっているが、ヴァンパイアの命は途切れることなく、日本初演以来20年目にあたる2025年5月に、6年ぶり6回目の上演を果たす。(modelpress編集部)
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