「ベスト エキスパート 2025」グランプリ受賞者(C)モデルプレス

Yahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2025」授賞式 2度目の開催で受賞者10人表彰

2025.02.26 16:09

2月26日、LINEヤフー株式会社が運営するインターネットニュース配信サービス・Yahoo!ニュースによる「ベスト エキスパート 2025」授賞式が都内にて開催。10人の受賞者が表彰された。

  

Yahoo!ニュース主催「ベスト エキスパート 2025」

2回目の開催となる本授賞式では「Yahoo!ニュース エキスパート」の世界観を体現し、気づきや思考のヒント、行動の変化を促す記事やコメントを発信したエキスパートを表彰。情報が氾濫する現代において、信頼性の高い専門知識は社会にとっては必要不可欠となっており、確かな知識や深い洞察力によって価値のある情報を提供できるエキスパートの存在は、ますます重要となっている。

授賞式では、「Yahoo!ニュース エキスパート」に参加する約700人のオーサーと約300人のコメンテーター、約1800人のクリエイターを対象に、2024年に配信された約133,000本の記事と約37,000本のコメントの中から、最も優れた記事・コメント、エキスパート総勢10人を表彰した。

「オーサー部門」グランプリを受賞した池上正樹氏(C)モデルプレス
「オーサー部門」からは、様々な分野の専門家やジャーナリストなど、深い知見や経験を踏まえた専門性や執筆実績を持つオーサーが発信した記事の中から「発見と言論が社会の課題を解決する」あるいは「文化の発展に寄与する」ことを体現した記事を選出。グランプリを受賞した心と街を追うジャーナリスト・池上正樹氏は「社会から見えないこのようなテーマで、まさかグランプリをいただけるとは思いもしませんでした」と驚きの声を上げながら「ただ、受賞できたのは私ではなく、この当事者の男性の方だと思っています」とし「当事者の男性は、25年にわたってひきこもっていて、部屋から出ない、親とも話ができない、そういう方が支援を受けることもなく、医療の診療を受けることもなく、自らの意思で社会につながることができたことがまさに実証された事例だったと思います。そのことを伝えることで、希望の道筋みたいなものを、今もひきこもっている当事者たちに伝えることができたのではないかなと思っています」と思いを馳せた。

「コメント部門」グランプリを受賞した梅原淳氏(C)モデルプレス
Yahoo!ニュースの記事に対して専門家の視点からコメントを投稿するコメンテーターやオーサーが発信したコメンテーターコメントの中から「ニュースに対する新しい視点や気づきが得られる」「社会の課題を伝え、議論を喚起し、解決を促進している」コメントを選出した「コメント部門」よりグランプリを受賞した鉄道ジャーナリスト・梅原淳氏は感謝の言葉とともに、選考委員を務めたニュースキャスター・安藤優子について、情報の受け取り手となる視聴者が知りたい情報を素早く判断し臨機応変に伝える仕事ぶりを絶賛し、影響を受けたことを明かした。

「趣味・生活領域クリエイター部門」グランプリを受賞したkurataba氏(C)モデルプレス
続く「趣味・生活領域クリエイター部門」では、ユーザーの身近な生活や趣味に関連するジャンルに精通したクリエイターが発信した記事の中から、ユーザーの日々の生活を豊かにする、優れた「新しい気づきや行動につながる、考えるヒントとなる」記事を選出。グランプリのお弁当パパ・kurataba氏は「お弁当なんか作ったことなかったので、最初のうちは本当に行き当たりばかりで、時間が非常にかかると。でもやっぱり娘が食べるお弁当ですから、義務感に駆られてやるっていうのが嫌で、楽しみながら作りたいということで、インスタ(Instagram)とかそういったものを見て、上手な人のお弁当をちょっとずつ真似しながらここまでやってきました」と回顧し、「時間がかかった時は、1日に4~5時間かかったようなこともあって、家族には非常に呆れられて『いつまでやってんだ?』っていう風によく言われてたんですけど、そういうことの積み重ねがこういうことになって、報われた思いです」と喜びを語った。

「地域クリエイター部門」グランプリを受賞したデヤブロウ氏(C)モデルプレス
地域に密着し、独自の取材や活動をもとに地元ユーザーに向けた情報を投稿するクリエイターが発信した記事の中で、優れた「新しい気づきや行動につながる、考えるヒントとなる」記事を選出した「地域クリエイター部門」のグランプリは、街歩きWebライター(東京都台東区)・デヤブロウ氏が輝き、「企業の取材っていうのは個人的に初めてだということもあったんですけど、こうした『花火』ですから、すごい大輪の花火のようなグランプリを取らせていただいたということですごく嬉しいというのも正直驚いております」と率直な心境を打ち明けつつ周囲の支えに感謝を寄せた。

「ドキュメンタリークリエイター部門」グランプリを受賞した山田裕一郎氏(C)モデルプレス
そして「『正解』がない時代に、あなたの生きるチカラになる」をコンセプトにしたドキュメンタリークリエイターの作品の中から、優れた映像表現で心を動かし「新しい発見や気づき」「考えるきっかけ」をユーザーに与える作品を選出した「ドキュメンタリークリエイター部門」グランプリ受賞のフィルムメーカー・山田裕一郎氏はYahoo!ニュースのドキュメンタリーチームへ「日本の中でドキュメンタリーを自由な気持ちで作るという環境がない中で、すごく大きな環境を与えてくれた。僕は前から“神様がくれたおもちゃ”だと思って、必死で楽しく全力で遊ぼうという気持ちでいっぱいです」と礼を述べ、「優しい気持ちになれるようなドキュメンタリーをこれからもずっと作り続けていけたらなと思っています」と目を輝かせた。(modelpress編集部)

「ベスト エキスパート2025」受賞者一覧

「オーサー部門」グランプリ
受賞者:池上正樹氏(心と街を追うジャーナリスト)

受賞記事:ひきこもり25年 認知症の母親を持つ50代男性は、なぜ1歩を踏み出すことができたのか?

選出理由: いわゆる「8050問題」の課題を浮き彫りにしながら、一人の引きこもりから脱した男性が抜け出すきっかけとなった偶然のめぐり合わせを追った記事。当事者の想いを丁寧に記すことで、救いの可能性を提示するとともに、周囲も当事者も引きこもりの実態を把握することがいかに困難であるか、重要な指摘を投げかけている。

「オーサー部門」特別賞
受賞者:前田恒彦氏(元特捜部主任検事)

代表記事:きょうから刑事手続で性犯罪被害者の氏名を「秘匿」可能に 制度の内容と問題点

選出理由:MVA(※Most Valuable Article/オーサー記事が目指す世界観「発見と言論が社会の課題を解決する」「文化の発展に寄与する」ことを体現している記事を、毎月Yahoo!ニュース エキスパート オーサー編集部が複数本選出している)を受賞した性犯罪被害者氏名に関する記事をはじめ、社会的関心を集めたニュースに対し、迅速に法的解説を提供。そのスピード感とニュースへの感度により「Yahoo!ニュース トピックス」に多く掲載され、ユーザーのニーズに広く応える貢献をしている。さらに、法的な内容をわかりやすく解説する筆致で頻繁に情報を発信し、多くのユーザーに新たな気づきを促した。

「コメント部門」グランプリ
受賞者:梅原淳氏(鉄道ジャーナリスト)

受賞コメント:『自動改札機に通す「紙のきっぷ」が消える?東武鉄道が驚きの方針「磁気乗車券の全廃」打ち出す』の記事へのコメント

選出理由:身近でありながらも視点を持ちづらい「磁気乗車券の廃止」の報道に対し、専門家の視点から過不足なく背景知識が補足され、新たな視点が得られるコメント。ともすると情緒的になりがちな「何かの廃止」という事象に、効率化だけではない時代の要請があることを気づかせる付加価値の高い解説だった。

「コメント部門」特別賞

受賞者:米重克洋氏(JX通信社 代表取締役)

代表コメント:『辞職表明の直前に後継打診「やってくれますか」 静岡・川勝知事、立民県連の重鎮に』へのコメント

選出理由:東京都知事選、衆議院選、兵庫県知事選と話題の選挙が相次いだ「選挙イヤー」において、データに基づく客観的な分析・論評を継続的に投稿。また、MVC(※Most Valuable Comment/専門家ならではの解説・補足により、「ニュースに対する新しい視点や気付きが得られる」「社会の課題を伝え、議論を喚起し、解決を促進している」コメントを、毎月Yahoo!ニュース コメンテーター編集部が複数本選出している)を受賞したコメントでは、静岡県知事選の選挙区事情を解説。SNSと選挙が大きくクローズアップされた2024年において、ユーザーのニュース理解につながる発信をした。

「趣味・生活領域クリエイター部門」グランプリ
受賞者:kurataba氏(お弁当パパ)

受賞記事:お弁当パパが教える!お弁当の詰め方・盛り付け方《曲げわっぱ6パターン》

選出理由:愛娘へお弁当を作り続けたパパによる「詰め方」の知見を、お手製の作例写真総数42枚とともに伝えた1本。弁当作りの最大の難所といえる詰め方を、子供の嗜好にもあわせたさまざまな創意工夫とともにパターン化。「詰め方」への突き抜けたこだわりは実用性を超えて芸術的な価値を感じさせるもので、弁当の深みを感じさせる記事だ。

「趣味・生活領域クリエイター部門」特別賞
受賞者:植松愛実氏(気象予報士・防災士・野菜ソムリエ)

代表記事:台風、地震、豪雨…避難所で赤ちゃんはどうすればいい?ママ防災士が避難所用ベビーベッドを組み立ててみた

選出理由:気象・災害情報を気象予報士ならではの正確性をもって、丁寧かつ継続的に発信。「南海トラフ巨大地震注意情報」や台風10号、黄砂飛来など、国民的な関心が高まった事象に対する解説をニーズの高いタイミングでタイムリーに発信した機動力が秀逸だった。特に、「南海トラフ」に関する記事は、趣味・生活領域クリエイターとして初めて「Yahoo!ニュース トピックス」に採用され、多くの読者に読まれた。

「地域クリエイター部門」グランプリ
受賞者:デヤブロウ氏(街歩きWebライター/東京都台東区)

受賞記事:東京都台東区/可愛いおもちゃ花火から大輪の打ち上げ花火まで自社製造!浅草橋の花火会社「若松屋」

選出理由:日本人には昔からなじみの深い「花火」産業に関し、丁寧な取材に基づきさまざまな視点を盛り込んで紹介した記事。解説とともに製造会社の方の言葉が折々に挟み込まれ、好奇心を喚起しながら理解を促す構成が俊逸だった。日本が誇る花火文化の未来、そして地場産業の維持や興隆に対するメッセージも含まれ、読者が新たな視点を得られる1本となっている。

「地域クリエイター部門」特別賞
受賞者:博多あや氏(地域情報発信ライター/福岡市)

代表記事:【福岡市】現地レポート!ついにスタートしたクリスマスマーケットin光の街・博多、初日の様子をご紹介♪

選出理由:福岡市在住ユーザーの新しい気付きや行動促進につながるような記事を圧倒的な執筆本数で継続的に投稿。MVAを受賞したクリスマスマーケット記事をはじめ、期間限定イベントや新店オープン時にはいちはやく取材・発信する機動力の高さが評価された。また、店舗の紹介のみならず、福岡市にまつわる文化的な活動も紹介する守備範囲の広さも、地元ユーザーが幅広く有益な情報に触れる機会を創出したとして評価された。

「ドキュメンタリークリエイター部門」グランプリ
受賞者:山田裕一郎氏(フィルムメーカー)

受賞コンテンツ:「消滅」が危ぶまれる町で生活できるか――地方移住したシングルマザーが目指す自立 #令和に働く

選出理由:北海道厚真町へ娘と共に移住したシングルマザーの暮らしを身近な目線から捉え、母と娘、そして祖母、3代の心情を日常の中に浮かび上がらせた作品。ある家族の物語が、地方移住や働き方について考えるきっかけを与えてくれる。

「ドキュメンタリークリエイター部門」特別賞
受賞者:太田信吾氏(映画監督・俳優・演出家)

代表コンテンツ:「秘境駅清掃にハマってる」_JRから感謝状、発達障害男性と母親の人生を変えた掃除とは#ydocs

選出理由:2019年の初作品以来、12本のドキュメンタリーを制作し、毎年コンスタントに配信をしている。その間、幅広いテーマに取り組み、社会の多様な側面を描く力が評価された。また、作品を通じて主人公の視点から社会課題を見つめ、視聴者に新たな視点を提供した。納期を守り、前向きな姿勢で制作に臨むことで、制作チームからも信頼を得ている。今後のさらなる活躍が期待されている。
【Not Sponsored 記事】

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