柔道・阿部詩選手「パリ五輪」敗退後に兄・一二三選手の前に現れなかった理由
2024.09.30 11:16
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柔道日本代表の阿部一二三選手と阿部詩選手が、29日放送のMBS/TBS系「日曜日の初耳学」(毎週日曜よる10時~)に出演。パリオリンピックを振り返った。
阿部一二三選手、阿部詩選手敗退に衝撃
パリオリンピック柔道女子52キロ級で2回戦敗退という結果になってしまった詩選手。その時のことを尋ねられた一二三選手は「10秒くらい時間止まったんじゃないですか?たぶん僕の中では」と妹である詩選手のまさかの敗退に心底驚いたと振り返った。一方詩選手は「私はまだ試合の映像だったりをまじまじと見て振り返るってことを、まだちょっとできてない」とショックのあまり映像を確認することがまだできていないと告白。しかし試合時には「投げられる隙だったり相手がすごいタイミングがうまくて、投げられたなっていう感覚はあった」と当時の状況を振り返った。
阿部一二三選手&詩選手、兄妹の絆
兄である一二三選手にとっても詩選手の敗退は大きな衝撃だったようで、一二三選手は「自分の試合終わってもコーチとかに、まず試合終わって帰り『詩大丈夫ですかね?』みたいな」と自分の試合のことよりも詩選手を心配していたという。「『ご飯食べてた』というのを聞いて、ご飯食べれるんだったら大丈夫なのかなって」と詩選手がおにぎりを食べていたことを聞いて安心したとも口に。さらに一二三選手は「一日中(詩選手のことを)考えてたんじゃないですかね。アップ会場にいても、『いないな』みたいな」とウォーミングアップをする会場にいつもいるはずの詩選手の姿がないことが気になっていたと話した。
一方、詩選手は兄の「アップとかも見て『頑張って』って一言でも言おうかと思ったんですけど、なんかこの状態の私が目の前に現れるのは良くないなと思って、全部避けて通っていました」と兄を思って姿を見せないようにしていたと回顧。また、一二三選手が優勝した時のことを詩選手は「2連覇するだろうという風に見ていた部分と自分もあの舞台に立ちたかったなっていう思いが大きかった」と兄妹揃っての優勝とならなかった悔しさをにじませた。(modelpress編集部)
情報:MBS/TBS
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