2024上半期「JC・JK流行語大賞」(提供写真)

2024上半期「JC・JK流行語大賞」発表 ILLIT・ME:I・氷タンフル・平成女児・ファンタジースプリングスなど【ヒト・モノ・バショ・コトバ部門】

2024.07.01 11:59

Z世代向けのマーケティング支援などを手がける株式会社AMF(本社:東京都港区、代表取締役:椎木里佳)は、トレンドのリサーチが得意な全国の女子中高生からなるマーケティング集団“JC・JK調査隊”の精鋭メンバーの選考結果をもとに、2024年1月~6月までのトレンドをまとめた「2024年上半期の流行語大賞」を、「ヒト・モノ・バショ・コトバ」の4部門に分けて発表した。

  

ILLIT・Creepy nutsらヒト部門でランクイン

ヒト部門の1位は5人組ガールグループ・ILLIT(アイリット)。サバイバルオーディション番組「R U Next?」によって誕生した韓国の5人組ガールズグループで、特にデビュー曲「Magnetic」を楽曲に使用した動画はTikTokとInstagram合わせて200万回以上投稿されており、「動画がかわいく見える」とビジュアルだけではなく楽曲も同世代の女子中高生から支持されている。

YouTubeで1.8億回以上再生されている“Bling-Bang-Bang-Born”の快進撃が止まらないCreepy Nutsが2位にランクイン。MVでキャラクター達が踊るBBBBダンスは「家族みんなで踊れる」と女子中高生の枠を飛び越えて人気を集めた。

本流行語大賞でモノ部門4位にて選出されたしなこワールドの火付け役となった、インフルエンサーのしなこがヒト部門3位にランクイン。ASMR動画などで人気を博していた原宿系インフルエンサーだが、振り付けしたダンスが「真似すると怪我するくらい激しい」と話題になり多くの女子中高生が練習した。

JC・JK流行語大賞2021でヒト部門1位にランクインしたINI(アイエヌアイ)の妹分にあたるME:I(ミーアイ)が4位を獲得いたしました。出演したイベントの様子をまとめた動画では6000万回以上再生されるなど同世代の女子中高生から驚異的な人気ぶりを示している。

「今日好き」シリーズに3回出演している女子高生インフルエンサーの中島結音が5位に。TikTokでは100万回以上再生される動画を連発しており、女子中高生の憧れインフルエンサーとしての地位を築いている。

バレエコア・氷タンフル…モノ部門発表

バレエの要素を取り入れたファッションであるバレエコアが見事1位を獲得。LE SSERAFIM(ルセラフィム)を始めとした人気韓国アイドルグループが衣装として着用しており、女子中高生に人気のSHEINなどのプチプラブランドからも多くのデザインが発売され、真似のしやすさからも人気を集めている。

TikTok上でテーマに沿った質問の回答を選択するだけで気軽にゲーム感覚を味わえる選択ゲームが2位にランクイン。「あなたは今日から魔法学校の生徒です」や「あなたは平成の女子高生です」など架空の設定の元、好きな外見やファッションなどを選んでいくことで、「別の人生があったらと思うとワクワクする」と女子中高生の間で話題となっている。

学校生活をテーマにしたSNSアカウントであるあの日の放課後が3位にランクイン。自習で大騒ぎしてたら担任にバレたというタイトルの動画は1000万回以上再生されており、ダンスの真似をする高校生が急増した。特に、実在する高校で撮影されていることから「全投稿あるあるすぎる」と女子中高生で話題となっている。

本流行語大賞でヒト部門3位にて選出されたしなこがリリースした楽曲が4位に。JO1(ジェイオーワン)や辻希美など芸能人も踊ってみた動画を投稿するほど高い注目を集め、練習動画としてよく見られているしなこの動画は1200万回以上再生され、話題となっている。

韓国語でフルーツ飴を表すタンフルをアレンジした新感覚スイーツ氷タンフルが5位にランクイン。冷凍フルーツを氷水の中で混ぜるだけで自宅ででき、「ダイエット中でも食べられるスイーツ」と女子中高生の間で人気を集めている。

ファンタジースプリングスなど、女子中高生が訪れたい場所続々ランクイン

東京ディズニーシーに新規オープンしたエリア・ファンタジースプリングスが見事1位。アトラクションだけではなく「待機列もかわいすぎる」と話題となり、早く訪れたいという女子中高生の声も多く寄せられている。

奈良県にある絶景スポットとして話題の曽爾高原が2位にランクイン。日本一美しい緑として紹介されたTikTok動画が650万回以上再生されており、本流行語大賞コトバ部門1位にランクインした自然界隈のジャンルを好む女子中高生から「行ってみたい」との意見があがった。

没入型のエンターテイメント施設として話題の施設が3位にランクイン。そのリアルすぎる体験型アトラクションが面白いと人気YouTuberたちが続々と訪れており、女子中高生の注目も集めている。

長野県にある美ヶ原高原が4位に。2位にランクインした曽爾高原と同様に、自然界隈ジャンルを好む女子中高生に注目されており、免許を持てない女子中高生からは「家族に連れて行ってもらった」など工夫して訪れているよう。

ANAクラウンプラザホテル大阪内のレストランメゾンタテルヨシノが5位にランクイン。アニバーサリーコースで予約すると独特のコーラス付きで店員が祝ってくれる動画が300万回以上再生されたことで話題となり、女子中高生からは価格的に行けないけれど「友達の誕生日を祝うバースデーソングとして歌う新定番」となったようだ。

◯◯界隈・平成女児などランクイン

従来は特定のコミュニティを指す言葉として使用されていた言葉「◯◯界隈」が動画のジャンル名としてTikTokで認知されるようになり、堂々の1位を獲得。◯◯界隈の例としては、自然豊かな場所に行った時に付ける「自然界隈」やコーディネートを回りながら紹介する「回転界隈」などが代表として挙げられる。◯◯界隈が発信する情報を見て、真似して行ってみたという女子中高生の意見も多くあった。

SNSにおいてネタとして広がる写真や動画を指す言葉ミームが2位にランクイン。特に、世代を超えて広がった「猫ミーム」はシリアスな話題や歴史の話など「興味がないことでも最後まで見られる」と女子中高生から高い評価を得ている。

平成に小学生だったZ世代が20代となり、過去を回顧するコンテンツ「平成女児」が3位に。特に、チョコを流し込むだけの「平成女児チョコ」が今年のバレンタインを象徴する手作りスイーツとなり平成レトロに憧れを持つ現在の女子中高生からも「作ってみた」との意見が多く寄せられた。

ラッパーの千葉雄喜がリリースした楽曲が4位にランクイン。楽曲として日本だけではなく台湾や韓国でもリミックスバージョンが配信されているだけではなく、女子中高生の間では「プリの落書きに書く」や「連帯感が生まれる」と友人との関係を深めていくには欠かせない言葉となったようだ。

インフルエンサーのともぴが火付け役のコトバが5位にランクイン。語尾にちゃーんを付けるだけでなく、顔の横で手招きするように動かすことがポイント。「ただの挨拶がちょっと面白くなる」と友人同士で使用する女子中高生が多いよう。

今回の発表を受けて、「JC・JK流行語大賞」総合プロデューサーの椎木里佳氏より「2024年上半期の流行をふり返ると、『選択ゲーム』や『自然界隈』など日常から離れたところに憧れを持つ“非現実欲求”に多くの女子中高生が熱狂していることが分かります。また『ミーム』からは猫ミームや水原ミームなどバズ動画を元に、AIを活用するなどしてミームがミームを生み出していく“なんでもミーム現象”も多く見られました」と総評コメントを寄せた。(modelpress編集部)

2024上半期「JC・JK流行語大賞」

【ヒト部門】

1位:ILLIT(アーティスト)
2位:Creepy Nuts(アーティスト)
3位:しなこ(インフルエンサー)
4位:ME:I(アーティスト)
5位:中島結音(インフルエンサー)

【モノ部門】

1位:バレエコア
2位:選択ゲーム
3位:あの日の放課後
4位:しなこワールド
5位:氷タンフル

【バショ部門】

1位:ファンタジースプリングス
2位:曽爾高原
3位:イマーシブ・フォート東京
4位:美ヶ原高原
5位:ANAクラウンプラザホテル大阪(メゾンタテルヨシノ)

【コトバ部門】

1位:◯◯界隈
2位:ミーム
3位:平成女児
4位:チーム友達
5位:ちゃーん
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