【入社直前 新人アナウンサー】友廣南実さん、気象予報士試験合格・就活・ミスコンGP…“アナウンサーの夢を軸に行動した”学生時代で得たもの<学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載>
2024.03.02 20:00
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2021年の第1回より毎年行われ、今年4回目が開催される、次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト「学生アナウンス大賞」。モデルプレスでは第2回のファイナリストにインタビューを行い、当時の思いや「学生アナウンス大賞」の経験について語ってもらった。
第4回は同志社大学4年、4月よりテレビ局のアナウンサー職に就く友廣南実(ともひろ・みなみ)さん。
友廣南実さん、学生時代はアナウンサー軸に行動
― アナウンサーやメディアに出演する職業に憧れはありましたか?また、そのために何かしていたことはありますか?私は小学4年生の時にアナウンサーを目指しはじめました。母の知り合いがアナウンサーとしてテレビに出ていたことがきっかけです。普段遊んでくれている時よりもキラキラ輝いていて、彼女を中心に番組が盛り上がっていく様子に釘付けになりました。少しでもアナウンサーに近づけるようにと、高校生の時から気象予報士の勉強を始め、8回目の受験でなんとか合格。大学ではミスコンに参加しグランプリをいただきました。振り返ってみると、アナウンサーという夢を軸に行動した学生時代でした。
― 「学生アナウンス大賞」はどうやって知りましたか?応募を決めたきっかけや募集期間のエピソードなどあれば教えてください。
アナウンススクールの先輩が「学生アナウンス大賞」について教えてくださったのがきっかけです。それからコンテストについて調べてみると、ファイナリストに残っている半数以上の方がアナウンサーの夢を叶えてたので、参加する以外の選択肢はありませんでした。このコンテストに応募すると決めてからは、エントリーシートの書き方や原稿読みなどの練習により現実味が増して、今まで以上に力が入るようになりました。まだエントリーシートの結果が出ていないなかでも、友達とzoomを繋いで練習していたのも懐かしい思い出です。
友廣南実さん、就職活動に活きた経験
― コンテストから2年近く経ちました。いま振り返ってみて「学⽣アナウンス⼤賞」の選考や経験は⾃分にとってどのような経験になったと思いますか?アナウンサー就活、またアナウンサーという仕事について、より詳しく知る機会になりました。アナウンサーの就職活動は、カメラの前で自己PRを披露したり、原稿読みなどのスキルテストがあったりと、アナウンサーの実践的な試験が多く、一般的な企業の就活とは異なる部分が多くあります。ですので、就職活動が始まる前に似た様な経験ができる機会はなかなかありませんでした。ただ、この「学生アナウンス大賞」では、実際にめざましテレビで使われているスタジオでカメラを前にして、原稿読みやフリートークなどを経験することができました。この独特な緊張感のなかでアナウンサーの方々は話していて、このカメラを通して全国の方に情報を届けているんだと、カメラの奥の視聴者が見えた瞬間でもありました。この経験は、数ヶ月後始まる就職活動にも活きたと思います。
― 「学⽣アナウンス⼤賞」の経験が役に立ったことや、参加前後で変化したことはありましたか?
これまでアナウンサーの夢を叶えるために行ってきたことが間違えていなかった!という自信に繋がりました。私は小さい頃からアナウンサーを目指してきた分、気象予報士やミスコン経験、アナウンススクールでの学習などとにかく目標に向かって走り続けてきました。ただ、それが実際に夢に繋がっているという感覚があまりなく、「これでいいのかな?」と確信の持てないまま過ごしていました。しかし「学生アナウンス大賞」でカメラの前で自己prや原稿読みなど、人前で堂々と話せるようになっている自分をみて、さらにはファイナリストに選んでもらい、これまでやってきた事は無駄ではなく、しっかり夢に繋がる成長ができていたんだと感じることができました。
― 『きっかけは、ここにある』という「学生アナウンス大賞」のキャッチコピー通り、自分の「きっかけ」となったと思いますか?
はい。漠然とした夢から、絶対この職業に就きたいという強い思いに変わるきっかけとなりました。もちろん小さい頃からの夢で、もしかすると他の方に比べてアナウンサーという職業をよく見て育ったかもしれません。ただそれでも、届くか届かないか分からない夢であって、小学生からの漠然とした夢といった感覚は変わっていなかったように感じます。ただ、この「学生アナウンス大賞」での経験を通して、よりアナウンサーの職業について調べる様になりましたし、アナウンサーの言葉ひとつひとつがこれまで以上に胸に刺さる様になりました。自分がアナウンサーになるために必要なことを知れて、もっと自分から具体的に動ける様になったと思います。夢に向けて大きく近づくきっかけとなりました。
友廣南実さんが悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。やはり7回落ちた気象予報士試験が1番辛くて悲しかったです。高校1年生から週1の通学で勉強していましたが、部活動の両立が難しく、中途半端な状態で受験するのがとても苦しかったです。大学入学前に新型コロナウイルスが蔓延し、大学の授業のほとんどがオンデマンド型だったので、自分の時間が確保できました。ですので大学1年生の時は、ほとんど自分の部屋から出ず、朝から晩まで勉強していました。緊急事態宣言が出ていたこともあり、「今勉強しなさい」と神様から言われている様な感覚でした。不合格通知が届くたびに落胆すると言う日々の繰り返しでしたが、引きづるのはその日まで!と決めていたので、翌日からはまた徹底的に勉強しました。私の場合は、気象予報士試験を受けようと思ったきっかけが、アナウンサーの夢に少しでも近づけるかもしれないという思いからだったので、諦めると言う選択肢はありませんでした。
それでもしんどい時は、気象予報士試験に合格することが目標ではないこと、その先のアナウンサーという職業に就いたときに必ずこの勉強や経験は自分を支えてくれると思う様にしていました。合格する事がゴールではなく、その先を見ていたことが、この悲しみや苦しみを乗り越えられた大きな力だったと思います。この経験は就職活動の時も自分を支えてくれましたし、これからの人生でも必ず私を支えてくれると思います。近くのゴールではなく、もうひとつ先のゴールを見つけてみてもいいかもしれません。
友廣南実さんの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、友廣さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。現状維持で満足しないことが大切だと思っています。私も出来ているか分からないですが、モットーとして持っています。毎日基礎練習をして衰えない様にすることも大切だと思いますが、まだ学生の私たちにとっては上を目指そうと思えば上は目指せる環境です。基礎練習をして現状維持をすることに加えて、プラスで何か挑戦してみることが必要だなと思います。その挑戦が成功に繋がるといいですが、たとえ失敗してしまっても、挑戦したことは自信になり、のちに自身の成長に繋がると思っています。こんな事を言っていますが、私もこれは失敗から学んだ事です。就職活動と学生お天気リポーターを両立するにあたって、忙しさを理由に「このくらいでいいか」とどこかで思ってしまってしまったのか、いつの間にか現状維持を目標にしてしまっていました。ですので、その考えがあった数ヶ月は、後から考えると全く成長が見られない期間でした。
そんな自分に気づいてからは、毎日本当に小さな事にでも挑戦する様になりました。分からないものを分からないままにしない事、なんとなくの感覚で終わらせない事など、今失敗を恐れてはいけないんだという考え方に変わっていきました。まだ私も夢のスタートラインに立てたところです。4月から社会人としての生活が始まり、環境の変化に戸惑うかと思いますが、現状維持ではなく日々成長できる様に頑張っていきます。ですので皆さんも、沢山挑戦して失敗して、一緒に成長していきましょう!
友廣南実さんからメッセージ
― これから“夢を叶えよう”と「学⽣アナウンス⼤賞」や様々な活動に挑戦しようとしている⽅に⼀⾔お願いします。どんな挑戦も夢への第一歩!一瞬の勇気が自分の一生を変えてくれるかもしれません。悩むくらいなら挑戦すると私は決めています。なぜなら、成長を感じられた瞬間が一番嬉しいからです。私は春から社会人生活が始まりますが、どんどん挑戦して成長できる日々を送れるように頑張ります!皆さんも一緒に頑張りましょう!!
― ありがとうございました。
第4回「学生アナウンス大賞」概要
表彰式:2024年3月22日(金)※予定参加条件:2024年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催:第4回学生アナウンス大賞実行委員会
「学生アナウンス大賞」は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE(https://line.me/R/ti/p/%40677earei)を友だち追加するだけ。
その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。(modelpress編集部)
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