【入社直前 テレビ局新人社員】成實陽菜さん、夢への挑戦で人生一変 “今の自分”形成した経験とは<学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載>
2024.03.01 20:00
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2021年の第1回より毎年行われ、今年4回目が開催される、次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト「学生アナウンス大賞」。モデルプレスでは第2回のファイナリストにインタビューを行い、当時の思いや「学生アナウンス大賞」の経験について語ってもらった。
第2回は中央大学4年、4月よりテレビ局の総合職に就く成實陽菜(なるみ・ひな)さん。
成實陽菜さん「学⽣アナウンス⼤賞」で人生一変
― アナウンサーやメディアに出演する職業に憧れはありましたか?中高生の時から、アナウンサーという職業に憧れを抱いていました。しかし、それは漠然とした感情で、何かやってみようと行動したことはありませんでした。新型コロナウイルスが蔓延し、大学生活のスタートが思うようにならなかった時、大学生活、そして自分の将来に対して不安を抱くようになりました。将来のためにも自分自身を変えたいと思い、この「学生アナウンス大賞」に挑戦しました。
― 「学生アナウンス大賞」はどうやって知りましたか?応募を決めたきっかけや募集期間のエピソードなどあれば教えてください。
Instagramのストーリーに流れてきた広告をみて応募しました(笑)。“抱いていた夢に繋げるチャンス!”とまでは、その時まだ思っておらず、就活を始めるためにもまずは何か行動してみようと思って応募してみた、というような感じです。ただ、締切ギリギリまで応募することを悩んでいたため、締切の1分前とかに滑り込みで出しました(笑)。ESも右も左も分からない素人だったので、すごく適当な写真で出してしまいましたが、写真よりも熱意が伝わったのかな?と後から思いました。しかし本当に、自分の人生がここで応募してからものすごい勢いで変わっていったこと、今でも信じられません。
成實陽菜さん“今の自分”を形成した経験
― コンテストから2年近く経ちました。今振り返ってみて「学⽣アナウンス⼤賞」の選考や経験は⾃分にとってどのような経験になったと思いますか?私にとって、詳しく知らなかった世界に飛び込んだことは、かなりの挑戦でした。それでも、周りに夢を実現しようとする熱い仲間がおり、そしてそれを応援してくださる運営の方々がおり、私も自分の夢に向き合いたいと強く思いました。毎回の選考はとても緊張し、周りの熱意に圧倒されることもたくさんありましたが、「自分は自分らしく」とありのままで挑むことの大切さにも気がつくことができました。
― 「学⽣アナウンス⼤賞」の経験が役に立ったことや、参加前後で変化したことはありましたか?
「学⽣アナウンス⼤賞」での経験は、私のアナウンサーに対する漠然とした憧れを明確にしたきっかけでもあり、夢を実現するためにやるべきことをクリアにもしてくれました。まずは、アナウンス技術。グランプリ受賞後、アナトレに通い、発音など基礎的なことを学びました。就職活動への不安や悩みも、講師の現役アナウンサーに答えてもらい、大変参考になりました。そして「学⽣アナウンス⼤賞」の表彰スピーチを経験してからは、どんなところでも堂々と自分の思いを話すことができるようになりました。その後の就職活動においても、私にとってとても重要な機会であったように感じます。
― 『きっかけは、ここにある』という「学生アナウンス大賞」のキャッチコピー通り、自分の「きっかけ」となったと思いますか?
間違いなく「きっかけ」となったと思います。私の人生がここから変わったと言っても過言ではないと思います。自らの夢への気持ちを再認識し、アナウンサーを目指して全力で挑戦するきっかけとなりました。そして全力でチャレンジしていくことで、メディアのもつコンテンツ力や報道することの責任に対して、関心をもち、志望するようになりました。「学⽣アナウンス⼤賞」でグランプリをいただいたことも、BSフジの学生キャスターとして生放送で原稿を読ませていただいたことも、今の自分をつくっており、この活動が今後の仕事にも活きていくと思っています。
成實陽菜さんが悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。私は「学⽣アナウンス⼤賞」後の、春のインターンで悉く落ち続けました。アナトレに通い始めてからすぐ、各局のインターンがあり、ESの書き方や写真もままならないながらも自分なりに出した結果、惨敗でした。落ち続け、結果が実らないことにとても落胆し、このままアナウンサーを目指していくことが怖くなりました。しかし、ただ悲しいという気持ちで次に進むのではなく、この気持ちをバネにし、様々な人にアドバイスをもらったり、ESを見てもらったりと自分にできることをやるようになりました。絶対に諦めないという強い気持ちを持ち、行動することで選考でも結果を残せるようになっていきました。悲しみを悲しみとして消化せず、次に繋げることで悲しみを喜びに変えることができるということを学びました。自分の気持ちと向き合い続けることは決して簡単なことではないと思います。だからこそ、悲しみを乗り越えていくことで、気持ちや想いが強くなると信じています。
成實陽菜さんの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、成實さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。夢を叶える秘訣は、「まずは飛び込んでみること」だと思います。Instagramの広告を見て興味をもち、応募してみて今がある。私の経験が良い例な気がします(笑)。なかなか勇気を出して踏み込むことは怖いですが、恐れず真剣に向き合っていくことで、新たにチャレンジしたいことや、夢へと繋がることが舞い込んでくると思います。夢を明確にもっている人は、何かその夢につながりそうなことや、その夢が広がる世界を覗いてみることが大切。漠然な夢でも勇気を持って飛び込んでみると、思いのよらぬ出会いや気づき、発見が待っていると思います!夢を持てなくて悩みや焦りを感じている人も多いと思います。自分が興味を持っていることや気になることを深堀していくと、意外と知らない職業や発見があると思います。まずは飛び込んでみること!そして夢への気持ちを強く持ち続けること!これだけで格段に夢が現実に近づくと私は信じています。応援しています。
成實陽菜さんからメッセージ
― これから“夢を叶えよう”と「学⽣アナウンス⼤賞」や様々な活動に挑戦しようとしている⽅に⼀⾔お願いします。どんな困難にぶつかっても、自分の可能性を信じ続けてください。挫折も失敗もあるかもしれません。ですが、それは必ず今後の自分に繋がってきます。自分の夢に向かって前進することで、きっと新しい自分に出会えるはずです。応援しています!
― ありがとうございました。
第4回「学生アナウンス大賞」概要
表彰式:2024年3月22日(金)※予定参加条件:2024年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催:第4回学生アナウンス大賞実行委員会
「学生アナウンス大賞」は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE(https://line.me/R/ti/p/%40677earei)を友だち追加するだけ。
その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。(modelpress編集部)
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